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さぁ、私と一緒に眠りましょう?
written by 霜月鷹
  • 寝かしつけ
  • 夢魔
公開日2022年03月20日 12:17 更新日2022年03月20日 12:17
文字数
961文字(約 3分13秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
夢魔
視聴者役柄
疲れ切っているのに眠れない人間
場所
寝室
本編
こんばんは……やっぱり、貴方は今夜も眠れないのですね。
私が貴方を見つけてから半年、貴方はいつも、そうやって眠れない夜を苦しみ続けてる……いい加減、私に頼る気にはなりませんか?
私なら、貴方の事を安らかな眠りに誘ってあげる事が出来ます。
誰にも邪魔されない、何も妨げる物がない安眠……私に一声かけてくだされば、今すぐにでもそれを手に入れる事が出来るんですよ?
夢魔むまなんて信用できない」……はぁ、またそれですか……何度も言いますけど、私は貴方に危害を加えるつもりなんてありません。
だって、私がその気なら会ったその日に貴方を襲っているとは思いませんか?
そうしないのは、私が貴方の事を気に入っているからなんです……いいえ、この際、分からず屋の貴方には本当の事をお教えしましょう。

正直に言ってしまうと、私は貴方の事が好きなんです……一目惚れ、してしまったんです。

不遇にも負けず、ひたむきに頑張り続けている貴方の姿に心を奪われて……だから、辛い思いをし続けている貴方の為に、何かできる事がないかって必死に考えていたんです。
でも、夢魔の私に出来るのは人間を眠らせて、その夢を食べる事くらい……本当はもっと色んな事をしてあげたかったですけど、こうして眠れない夜を過ごす貴方には、私みたいな存在がピッタリだとは思いませんか?
おや、ようやく話を聞いてくれる気になったんですね……これでもまだ無視を決め込まれたら、流石に貴方を襲ってしまうところでした。
「自分の事ずっと見てたのか」……うふふ、さっきもそう言ったでしょう?
私は貴方の頑張りを全て見ていますし、その努力を認めてあげます。
貴方の苦しみを理解する事は出来なくても、それを少しでも和らげてあげたいと……心の底からそう思っています。
ってあぁもう……急に泣き出して、どうしたんですか?
なんだかよく分からないですけど、ひとまず……これで、少しは落ち着きますか?
ぎゅーってされると、なんだか気分も落ち着きますよね。
よしよし、よしよし……もう大丈夫ですよ、安心してください……貴女は充分に頑張りました、もう休んでも良いんですよ。
ほら、力を抜いて……そのまま私に体を預けて、何も考えずに……上手ですよ♪
その微睡まどろみに全てを委ねて、深い深い眠りの世界へ……安らかな時間へ、落ちてください。

大丈夫、私が一緒に居てあげます……だから安心して──おやすみなさい、貴方に幸せな眠りが訪れますように。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
さぁ、私と一緒に眠りましょう?
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
もし宜しければ、使用実績の方もお願いします…!
有償販売利用の条件
有償・無償問わず演者側キャラクターの性別変更、罰ゲーム等への使用は御遠慮願います。
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