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- 暗殺者
- 護衛
- 狂愛
公開日2023年08月08日 12:41
更新日2023年08月08日 12:41
文字数
1104文字(約 3分41秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
執事
視聴者役柄
お嬢様
場所
某所
あらすじ
貴女は見てしまったーー信頼していた執事が人を躊躇なく殺す瞬間を。彼はその理由を、貴女を守るためだと語り始める…
本編
ふぅ…本日もお片付けは完了ですね。お疲れ様です、わたし…
…おっと。ボーッとしてないで、お嬢様のところに戻らねば…
……お嬢、様?なぜこのようなところに…
ははっ…そうですか。見られてしまいましたか。
ならば仕方ありませんね。すべてお話ししましょう。
(壁ドン)
少しだけ我慢してください、お嬢様…このような窮屈な姿勢で申し訳ありませんが…
いえ…まさか。お嬢様を殺すなどととんでもございません。お嬢様は立派な護衛対象ですから。
えぇ…数多の宝石を生み出す力を持つ『宝石族』…その末裔であるお嬢様は、国家指定S級の護衛対象ですから。
国中…いいえ、国外からも多くの刺客がお嬢様を狙っております。お嬢様のそのお力を狙って…
ですから、わたしが雇われたのです。貴女のお祖父様から、執事兼暗殺者として。
お嬢様が宝石を作るためだけの道具として扱われないように、お祖父様がわたしにお嬢様の全てを預けてくださったのです。
はい。そこに転がってるゴミどもは、何が何でもお嬢様を手に入れようと躍起になっていましたから。やむなく殺した次第です。
どうかご理解ください…お嬢様。
お嬢様を金儲けの道具として扱おうとした時点で奴らは有罪。死刑に処すべき存在なのです。
え?いえ、それは何とも…
はい、暗殺など慣れっこですから。
それに…暗殺対象はヒトではなくゴミ。ゴミに対して罪悪感など持ちません。
お嬢様もゴミを処分する時に罪の意識は持たないでしょう?
…?わたしが狂ってる?そうでしょうか?
えぇ。わたしとしては普通の感覚ですので。
…そのように怖がらずとも大丈夫です。決して、お嬢様に危害を加えたりしませんから。
わたしが手を下すのは、お嬢様の身を狙う無粋な輩(やから)だけ…無関係な人々に手をかけたりは致しません。殺しが趣味の殺人鬼ではありませんので。
はい。お嬢様のことは命を賭けてお守りします。
なんせお嬢様はわたし個人にとっても大切なお人ですから。
えぇ…恥ずかしながら、その…お嬢様に一目惚れしてしまったみたいで…
はい…お嬢様の華奢なお身体、つぶらな瞳、艶かしい唇…そのひとつひとつ、すべてが宝石のように…いいえ、宝石などより格段に美しい。
男顔負けの、人前では決して物怖じせぬ堂々とした姿…逆に今のように女の子らしく、わたしに恐れを抱く姿…どのお嬢様もとても素敵です。
護衛として、一人の男として…これからもお嬢様のことを守らせていただけませんか?
ふふ…これではなんだか、わたしがお嬢様を無理やり頷かせてしまっているみたいですね…
いいえ、礼には及びません。わたしは自分の職務を全うしただけですから。
さ、お部屋に戻りましょう。このようなところに長居は無用です。
…えぇ。いつも通り、お嬢様が寝付くまでおそばにおりますから。寝付くまでずっと…ね?
…おっと。ボーッとしてないで、お嬢様のところに戻らねば…
……お嬢、様?なぜこのようなところに…
ははっ…そうですか。見られてしまいましたか。
ならば仕方ありませんね。すべてお話ししましょう。
(壁ドン)
少しだけ我慢してください、お嬢様…このような窮屈な姿勢で申し訳ありませんが…
いえ…まさか。お嬢様を殺すなどととんでもございません。お嬢様は立派な護衛対象ですから。
えぇ…数多の宝石を生み出す力を持つ『宝石族』…その末裔であるお嬢様は、国家指定S級の護衛対象ですから。
国中…いいえ、国外からも多くの刺客がお嬢様を狙っております。お嬢様のそのお力を狙って…
ですから、わたしが雇われたのです。貴女のお祖父様から、執事兼暗殺者として。
お嬢様が宝石を作るためだけの道具として扱われないように、お祖父様がわたしにお嬢様の全てを預けてくださったのです。
はい。そこに転がってるゴミどもは、何が何でもお嬢様を手に入れようと躍起になっていましたから。やむなく殺した次第です。
どうかご理解ください…お嬢様。
お嬢様を金儲けの道具として扱おうとした時点で奴らは有罪。死刑に処すべき存在なのです。
え?いえ、それは何とも…
はい、暗殺など慣れっこですから。
それに…暗殺対象はヒトではなくゴミ。ゴミに対して罪悪感など持ちません。
お嬢様もゴミを処分する時に罪の意識は持たないでしょう?
…?わたしが狂ってる?そうでしょうか?
えぇ。わたしとしては普通の感覚ですので。
…そのように怖がらずとも大丈夫です。決して、お嬢様に危害を加えたりしませんから。
わたしが手を下すのは、お嬢様の身を狙う無粋な輩(やから)だけ…無関係な人々に手をかけたりは致しません。殺しが趣味の殺人鬼ではありませんので。
はい。お嬢様のことは命を賭けてお守りします。
なんせお嬢様はわたし個人にとっても大切なお人ですから。
えぇ…恥ずかしながら、その…お嬢様に一目惚れしてしまったみたいで…
はい…お嬢様の華奢なお身体、つぶらな瞳、艶かしい唇…そのひとつひとつ、すべてが宝石のように…いいえ、宝石などより格段に美しい。
男顔負けの、人前では決して物怖じせぬ堂々とした姿…逆に今のように女の子らしく、わたしに恐れを抱く姿…どのお嬢様もとても素敵です。
護衛として、一人の男として…これからもお嬢様のことを守らせていただけませんか?
ふふ…これではなんだか、わたしがお嬢様を無理やり頷かせてしまっているみたいですね…
いいえ、礼には及びません。わたしは自分の職務を全うしただけですから。
さ、お部屋に戻りましょう。このようなところに長居は無用です。
…えぇ。いつも通り、お嬢様が寝付くまでおそばにおりますから。寝付くまでずっと…ね?
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