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公開日2024年06月23日 19:51
更新日2024年06月23日 19:51
文字数
1425文字(約 4分45秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
面霊気
視聴者役柄
元能役者
場所
祭りの会場
あらすじ
祭りの会場で、貴方はお面屋のお姉さんに声をかけられる。気のいい彼女に勧められるがまま、お面を見ていると、一つ妙に見覚えのあるお面があって…?
本編
(夏祭りの屋台にて)
よぉ、そこのおっちゃん!せっかくの祭りなんだし、うちに寄ってかない?うち、見ての通り、お面屋なんだけどさ。
そう!祭りといえばお面!お面といえばお面屋!どうだい?これだけで見ていく価値があるだろう?
ふふふ…そうこなくっちゃ♪ さぁさ、好きなモン手に取って、感触を味わっていきな!おっちゃんのお眼鏡に叶うやつがいたら、それを持っていきな!
あぁ!どーぞ、ごゆっくり!時間はたっぷりあるし、じっくり見ていきな!
(しばらくお面を見ていた男が、一つのお面を手に取る)
お?それが気になるかい?気になるんなら、あたしとしては、お目が高いといわざるを得ないねぇ。
あぁ。そのお面はねぇ、この店で売られてるお面の中で最も年季の入ったやつさ。しかもそれ、一人の天才能役者に使われたっていう、それはそれは鍛え抜かれたお面でねぇ…
そう。彼が幼少の頃より、苦楽を共にしたお面であり、彼の人生はそのお面と共にあったといっても過言じゃあない。彼が経験した舞台で、多くの人を魅了したもんさ。
もっとも…そのお面も彼が能役者を引退した時に、忘れ去られちまってねぇ…
いや、最初の頃こそ、彼に大切に保管されていたんだが、役者への未練を断ち切りたかった彼に捨てられちまってね…ちょっとばかし不憫なやつなのさ、そのお面は。
ふふふ…どうした?その驚いた顔。何か心当たりでもあるのかい?
ははは…!だろうねぇ!心当たりしかないだろうねぇ!なんせ、そのお面は他ならぬ、アンタの持ち物だったんだから…!
あたしかい?あたしは面霊気(めんれいき)。アンタの役者人生の相方を務めた、お面そのものさ。
あ、ちなみに今アンタが手に持っているそれは、あたしの分身みたいなもんだから。実質、あたしといっても過言じゃあない。
あぁ。ここにあるお面も全部、あたしの分身。これらを売って生計を立てていたんだけどねぇ、まさかこんなところで持ち主様に会えるとは思わなんだ。
(逃げ出そうとする彼の肩を強い力で掴む)
まぁ、待ちなって…別に恨み言を言いにきたわけじゃないんだ。むしろその逆。もう一度、あたしをアンタの所有物として扱ってくれないかい?お代はタダでいいから。
……ふ~ん?あたしを拒否する気かい?昔はよく大切に手入れをしてくれていたのに…お姉さん、悲しいねぇ…
…あぁ、知ってるよ?いくら天才といわれようが、役者であれば挫折がつきもの…アンタはその挫折から立ち直れず、あまつさえ、能楽の世界から逃げ出した。まぁ、それ自体はよくある話だし、悪いことじゃない。でもねぇ…
(彼の肩をガッと抱き込む)
最後の最後で、あたしのことをずいぶん手荒く捨ててくれたじゃないか…挫折の苦しみに苛まれていたとはいえ、かつての舞台の相方を粗末にするなんて…あたしも傷つくんだよ?
ふふ…謝らなくていいさ。これからアンタをどうするか、決心はついた…今度はアンタがあたしの所有物になりな?あたしを所有物にできないってんなら、関係を逆転させるしかないね。
なぁに、心配すんな…アンタのことは大切にしてやるからさ。アンタが朽ち果てるその日まで…ね?
(キスをして、彼をお面へと変化させる)
ふふふ…これで立派なお面の完成さぁ。あたし専用の、大切なお面くん♡
人としての身体を失った気分はどうだい?これが、あたしがお面としてずっと見てきた景色…存外、新鮮でいいものだろう?
まぁ、そう絶望しなさんな…あたしはアンタを捨てたりしない。ずっと、ずーっと大切にしてやるよ。
アンタはせいぜい、あたしに愛される幸せをしっかり噛みしめてな?ふふふ…
よぉ、そこのおっちゃん!せっかくの祭りなんだし、うちに寄ってかない?うち、見ての通り、お面屋なんだけどさ。
そう!祭りといえばお面!お面といえばお面屋!どうだい?これだけで見ていく価値があるだろう?
ふふふ…そうこなくっちゃ♪ さぁさ、好きなモン手に取って、感触を味わっていきな!おっちゃんのお眼鏡に叶うやつがいたら、それを持っていきな!
あぁ!どーぞ、ごゆっくり!時間はたっぷりあるし、じっくり見ていきな!
(しばらくお面を見ていた男が、一つのお面を手に取る)
お?それが気になるかい?気になるんなら、あたしとしては、お目が高いといわざるを得ないねぇ。
あぁ。そのお面はねぇ、この店で売られてるお面の中で最も年季の入ったやつさ。しかもそれ、一人の天才能役者に使われたっていう、それはそれは鍛え抜かれたお面でねぇ…
そう。彼が幼少の頃より、苦楽を共にしたお面であり、彼の人生はそのお面と共にあったといっても過言じゃあない。彼が経験した舞台で、多くの人を魅了したもんさ。
もっとも…そのお面も彼が能役者を引退した時に、忘れ去られちまってねぇ…
いや、最初の頃こそ、彼に大切に保管されていたんだが、役者への未練を断ち切りたかった彼に捨てられちまってね…ちょっとばかし不憫なやつなのさ、そのお面は。
ふふふ…どうした?その驚いた顔。何か心当たりでもあるのかい?
ははは…!だろうねぇ!心当たりしかないだろうねぇ!なんせ、そのお面は他ならぬ、アンタの持ち物だったんだから…!
あたしかい?あたしは面霊気(めんれいき)。アンタの役者人生の相方を務めた、お面そのものさ。
あ、ちなみに今アンタが手に持っているそれは、あたしの分身みたいなもんだから。実質、あたしといっても過言じゃあない。
あぁ。ここにあるお面も全部、あたしの分身。これらを売って生計を立てていたんだけどねぇ、まさかこんなところで持ち主様に会えるとは思わなんだ。
(逃げ出そうとする彼の肩を強い力で掴む)
まぁ、待ちなって…別に恨み言を言いにきたわけじゃないんだ。むしろその逆。もう一度、あたしをアンタの所有物として扱ってくれないかい?お代はタダでいいから。
……ふ~ん?あたしを拒否する気かい?昔はよく大切に手入れをしてくれていたのに…お姉さん、悲しいねぇ…
…あぁ、知ってるよ?いくら天才といわれようが、役者であれば挫折がつきもの…アンタはその挫折から立ち直れず、あまつさえ、能楽の世界から逃げ出した。まぁ、それ自体はよくある話だし、悪いことじゃない。でもねぇ…
(彼の肩をガッと抱き込む)
最後の最後で、あたしのことをずいぶん手荒く捨ててくれたじゃないか…挫折の苦しみに苛まれていたとはいえ、かつての舞台の相方を粗末にするなんて…あたしも傷つくんだよ?
ふふ…謝らなくていいさ。これからアンタをどうするか、決心はついた…今度はアンタがあたしの所有物になりな?あたしを所有物にできないってんなら、関係を逆転させるしかないね。
なぁに、心配すんな…アンタのことは大切にしてやるからさ。アンタが朽ち果てるその日まで…ね?
(キスをして、彼をお面へと変化させる)
ふふふ…これで立派なお面の完成さぁ。あたし専用の、大切なお面くん♡
人としての身体を失った気分はどうだい?これが、あたしがお面としてずっと見てきた景色…存外、新鮮でいいものだろう?
まぁ、そう絶望しなさんな…あたしはアンタを捨てたりしない。ずっと、ずーっと大切にしてやるよ。
アンタはせいぜい、あたしに愛される幸せをしっかり噛みしめてな?ふふふ…
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