博士に大胆なプロポーズをされた
あの日から博士と同棲を始めたあなた
博士は天才なものの家事等に関しては
てんでダメな人だということに
気が付きます

あ、やっと起きた
おはよう助手君
ゆっくり眠れた？

ん？どうしたの？
なんで抱きついてるのかって？
そりゃ寒いからに決まってるじゃない
こうやって君にギューってしてると
とってもポカポカするの
あったかーい
…もしかして、こうされるのは嫌？
そっか…じゃあまだこうしてる
(と言って抱きしめる)
ギュー…いい匂い…
ふふ…何照れてるの？
も～可愛いな～
(と言って頭をなでる)
よしよし…なでなで…
ほんとにかわいいな～
…ねぇ、なんでいつも甘えてくれないの？
私…知ってるよ？
君が甘えるの我慢してること
なんで知ってるかって？
そりゃ～あんなところに日記を置きっぱなしにしてるからさ～
みちゃったんだよね～
いっぱい書いてたね～
「なでなでされたい」とか「よしよしされたい」とか…
…でも、君はさ普段そんなこと言わないよね
なんでなの？言ってくれたら私はしてあげるのにさ
…はぁ、まあいいや
どうせ口で言っても直るわけないか…

あ、そうだ
君にね～、食べてもらいたいものがあるんだ～
(と言って箱からチョコを取り出す)
じゃ～～ん！私特製の激うまチョコだよ～～！
なんでって…もしかして、今日が何の日かわかってないの？
も～、君は疎いな～
今日は世間一般に言うバレンタインデーだよ？
やっと気づいたの？
そうそう！私の手作りだよ！
…そんな怪訝そうな顔しないで
ちゃんと作り方見ながら作ったから
味は大丈夫…なはず
そ、そんなことはどうでもいいから
早く食べて食べて
はい、あ～～ん
(と言ってチョコを食べさせる)
どう…かな？
ほんと！よかった～～
料理に関してはてんでダメだからさ
成功してよかったよ～

うん？どうしたの？
体が熱い…？
あぁ…それはね～…
この薬入れたんだ～
そうそう！この前私が作った薬！
チョコソースの中に混ぜたんだ～
なんでって…
君が素直になってくれないからだよ
口で言ってもどうせわからないんだろうな～って思って
それなら体に教え込むしかないよね～って考えて
それでこの薬を飲ませて素直にさせようってわけ
わかった？理解できる？
ふふふ…さっすが私の助手だ
理解が早いね～

さてと、そろそろ効果が表れてるんじゃないかな？
ふふ…今にも泣きそうな顔してるね～
かわいいな～…
さてさて～今君は何をしてもらいたいのかな～？

くふふ…へぇ～いじめられたいんだ～
へぇ～…やっぱりそうなんだ～
じゃあ、いっぱいいじめてあげる
(と言って耳をかむ)
ふふ…やっぱり耳弱いんだね～
かわいい、今すっごい可愛いよ～
(と言ってまた噛む)
ふふ…とってもいい声で鳴くね～
ゾクゾクしちゃう…
(と言ってまた噛む)
くふふ…もっとしてって〜…
変態だね～君は
ドМだね～
どんどんいじめたくなっちゃうよ
(と言ってまた噛む)
うん？どうしたの？
…素直になれなくてごめんなさい？
ふふふ…謝らなくてもいいよ～
今日から素直になってくれれば
私は満足だからね～
だから…今日から素直になってくれる？
ふふふ…ありがと～

ん？な〜に？どしたの？
いいよ～いくらでも甘えてね～
大好きだよかわいかわいい彼氏君

・台本（ゆるボイ！）
博士は助手を素直にしたい
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
零音リオリア