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ポンコツメイドはヤンデレになってもポンコツでした
written by 零音リオリア
  • メイド
  • ポンコツ
  • ヤンデレ
  • 拘束
公開日2022年06月23日 20:58 更新日2022年06月23日 20:58
文字数
1407文字(約 4分42秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
メイド
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
あら、お目覚めになったのですね
おはようございます、ご主人様
はい?どうかなさいましたか?
あぁ…ごめんなさい
ご主人様が逃げ出さないように
ロープでぐるぐる巻きにさせていただきました
どうですか?痛くありませんか?
そうですか、ならよかったです
ウフフ…とてもお美しいですよ、ご主人様~
えへへ~…ご主人様~…大好きですよ~~

ふぇ?なんでこんなことしたのかですって?
それはそれはご主人様、お聞きになるのですね
ご自分の胸に手を当てて考えてみてはいかがですか?
…へ?この状態だったら胸に手を当てられないから
ロープをほどいてほしい、ですか?
確かに…言われてみればそうですね…
では、ほどきますね…ってダメですよ!ご主人様ぁ!
ほどいてしまったらご主人様が逃げてしまうじゃないですか!
あ、あぶないあぶない…
またご主人様の巧妙な罠に引っかかるところじゃないですか~!
いくら私がぽんこちゅ…ポンコツだからって
からかうのはやめてください!
もう自分で言います!

私はご主人様のことが大好きなんです!
ご主人様のお父様が私をメイドとして雇ってくださったときのこと
覚えていらっしゃいますか?
初めは緊張して…何をするにしても失敗ばかりで…
お父様に怒られて、泣いている日もありました
でも、そんな何もできない私をご主人様は
優しく慰めてくださりました
幼い時に両親を失い、友達と呼べる親しい人もいなかった
当時16歳の私にとって、ご主人様は初めてのできた友人であり、
まさに天使のような存在でした

だから、私は心に決めたのです
ご主人様にこの身をささげようと…
その気持ちは…今も変わりません…
そして…それと同時に…なにかこう…
ご主人様は私のものだという…
何と言ったらよいのでしょう
執着心…独占欲…と言いましょうか
そういう心が芽生えました
ご主人様に笑顔でいてほしい
ご主人様に見ていてほしい
ご主人様に好きでいてほしい
ご主人様に愛してほしい
そう思うようになりました

だから私は毎日血主人さまに
「大好きです」「愛しています」と
言っているのです

でも…ご主人様は「ありがとう」とおっしゃるだけ…
どうしてなのですか?
私は…私はこんなにもご主人様のことを
お慕いしているのに…愛しているのに…

それに…最近ご主人様は嬉しそうにしていらっしゃいました
他のメイドたちに聞いたところ、ご結婚なさるそうですね
そして…私を辞めさせるとも…
何故なのですか?
私は…ポンコツではありますが…
ご主人様のために働いてきました…
ご主人様に捨てられたら私…どうやって生きていけばいいのか…
生きる理由が…なくなっています…
お願いします…私を…見捨てないでください…

ふぇ?見捨てない?
じゃ、じゃあ…私を辞めさせるというのは…
…え?私ですか?結婚相手が?
ほ、ほんとですか?
えへへへ…やったぁ~~
ご主人様と…結婚だなんて…夢のようです
えへへへへ…うふふふふ…
あ、今ほどきますね

…どうかなさいましたか?
あ…あぁぁ!
ももも、申し訳ございません!
私が勘違いしたばっかりに!
ばば、罰は何でも受けますから…
だから…見捨てないでください…
はいぃ!何でもしますぅ!
わ、わかりました!ここに名前を書けばよいのですね!
(と言って紙に名前を書く)
ど、どうぞ…

へ?次って…まだ何かあるのですか?
行くって…どこにですか?
役所?何故ですか?
さっきの書類を出しに行く?何故です?
そもそもこの書類って何ですか?
…えぇぇ!!こここ、婚姻届け!
ということは…これを出せば…夫婦になることが出来る…
ご主人様!こうしてはいられません!早く出しに行きましょう!
これからはずーーっと一緒ですよ!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ポンコツメイドはヤンデレになってもポンコツでした
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
零音リオリア
ライター情報
 素晴らしい台本を生み出す神々にあこがれて
 この界隈に迷い込んだ凡骨の零音リオリアです
 主にヤンデレ・甘々系を書いています!
 しょーもない台本ですがよろしくお願いします!
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