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- 屋上
公開日2024年07月02日 11:18
更新日2024年07月02日 11:18
文字数
1514文字(約 5分3秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女子生徒
視聴者役柄
???
場所
学校の屋上
あらすじ
夕方、貴方が学校の屋上で黄昏れていると、一人の女子生徒に声をかけられた。親しげに話してくる彼女は怪談が好きらしく、貴方にそのうちの一つを聞かせてくれて…?
本編
あれ?君、こんなとこで何してんの?まさか黄昏てるだけ?
へー…そうなんだぁ。じゃ、ちょっとあたしとお話してく?あたしもちょうど暇だったしね。
ん〜…何の話しよっか?あたしの今履いてるパンツの色の話でもする?
あはは、冗談だよ。あたしも恥ずかしいし、そんな話しないって。
あ、じゃあさ、怪談話でもする?うちの学校の七不思議とかさ。
お、興味ある?じゃあそのうちの一つを紹介するね。今、あたしたちがいるこの屋上の怪談なんだけどさ。
そ。この屋上ね、昔は学校側が解放してたんだって。生徒たちがお昼休みにお弁当食べたり、放課後に駄弁ったりする休憩場所だったみたい。
けど、ある日を境に屋上は閉鎖されることになった…一人の男子生徒が屋上から落ちるっていう事故が発生したおかげでね。
あ、いや、そうじゃないんだ。その男の子の霊が放課後に現れるとか、そんなありきたりのことじゃなくて……屋上から校庭を見下ろす謎の人物が、不定期で現れるんだってさ。本当に、謎の人物。誰も彼の顔を知らないんだって。
さぁ?あたしもその人物に関して、詳しいことは知らない。けど、落ちた男子生徒じゃないことはたしからしいよ。
だって…その人、明らかに成人してる男の人だったからさ。成人してる人が、うちの学校の生徒なわけないでしょ?
あはは…なるほど?教師かー。たしかにそういう線もあるかも。でも、誰も顔を知らない教師なんてあり得る?しかも、こんな夕暮れ時に屋上から校庭をじっと見下ろすなんて…教師もそこまで暇じゃないと思うんだよねー。
だからあたしは一つの仮説を立てた…この屋上の怪異は、屋上そのものの残留思念みたいなものじゃないかって。それなら、誰も顔を知らなくても不思議じゃない?
ちなみに、これもあたしの想像だけどさ…屋上くんは寂しかったんじゃないかなぁ?少し前までは、たくさんの生徒で賑わってたのに、急に閉鎖されて誰も来なくなって…そういう思いが、人としての形を取ったんじゃないかって、あたしはそう思ってる。
ふふ…どうしたの?涙なんか流しちゃって…今の話、そんなに悲しかった?
だよね…知ってた。君が屋上の怪異そのものでしょ?だってあたしも君と初対面だもん。
え?タメ語なのは、ちょっと親しみを持ってもらう的な?そもそも怪異に年上とか年下とか、そういう概念存在しないだろうし。
別にー?怖くないよ?君からは敵意とか害意みたいなのは全く感じないし。ぜーんぜん平気。その証拠に…ほらっ、ギュー。
(抱きつく)
なんだ、普通にさわれるじゃん…怪異っていうから、すり抜けたりするのかと思ってた。
あぁ、あたし?そういえば自己紹介してなかった。心霊研究部一年の〇〇(※演者さんご自身の名前)だよ。よろしくね。
ふふ、まぁね。オカルト的なのを研究するのが好きなんだー。まぁこの部活自体、非公認で、しかも部員はあたし一人だけなんだけど。
そうそう、ちょっとした興味本位でね。まさか本当に怪異そのものと出会えるとは思わなかった。
え?うーん…君にして欲しいこと、ね…
とりあえず、校庭をジッと見下ろすのはやめよっか?普通に考えて、不審者だからね。今の君。
ホントホント。女の子なんか結構怖がってる子多いからさ、やめておいた方がいいと思うな。話し相手なら、わたしがなってあげるからさ。
え?あぁ、屋上の鍵?職員室からそれらしいモノをちょろっと拝借してきた。天才と呼んでくれてもいいよ?
まぁまぁ、細かいことは気にしない。ていうか君、怪異なのにいやに人間臭いね。そーいうとこ、結構面白いかも。また色々研究させて。
(彼の身体から離れる)
じゃ、今日はあたしも鍵返して帰るけど…寂しくても泣いちゃダメだぞ?
ふふふ♪ それならよし。明日もまた会いに来てあげる。それじゃあね?屋上の怪異くん♪
へー…そうなんだぁ。じゃ、ちょっとあたしとお話してく?あたしもちょうど暇だったしね。
ん〜…何の話しよっか?あたしの今履いてるパンツの色の話でもする?
あはは、冗談だよ。あたしも恥ずかしいし、そんな話しないって。
あ、じゃあさ、怪談話でもする?うちの学校の七不思議とかさ。
お、興味ある?じゃあそのうちの一つを紹介するね。今、あたしたちがいるこの屋上の怪談なんだけどさ。
そ。この屋上ね、昔は学校側が解放してたんだって。生徒たちがお昼休みにお弁当食べたり、放課後に駄弁ったりする休憩場所だったみたい。
けど、ある日を境に屋上は閉鎖されることになった…一人の男子生徒が屋上から落ちるっていう事故が発生したおかげでね。
あ、いや、そうじゃないんだ。その男の子の霊が放課後に現れるとか、そんなありきたりのことじゃなくて……屋上から校庭を見下ろす謎の人物が、不定期で現れるんだってさ。本当に、謎の人物。誰も彼の顔を知らないんだって。
さぁ?あたしもその人物に関して、詳しいことは知らない。けど、落ちた男子生徒じゃないことはたしからしいよ。
だって…その人、明らかに成人してる男の人だったからさ。成人してる人が、うちの学校の生徒なわけないでしょ?
あはは…なるほど?教師かー。たしかにそういう線もあるかも。でも、誰も顔を知らない教師なんてあり得る?しかも、こんな夕暮れ時に屋上から校庭をじっと見下ろすなんて…教師もそこまで暇じゃないと思うんだよねー。
だからあたしは一つの仮説を立てた…この屋上の怪異は、屋上そのものの残留思念みたいなものじゃないかって。それなら、誰も顔を知らなくても不思議じゃない?
ちなみに、これもあたしの想像だけどさ…屋上くんは寂しかったんじゃないかなぁ?少し前までは、たくさんの生徒で賑わってたのに、急に閉鎖されて誰も来なくなって…そういう思いが、人としての形を取ったんじゃないかって、あたしはそう思ってる。
ふふ…どうしたの?涙なんか流しちゃって…今の話、そんなに悲しかった?
だよね…知ってた。君が屋上の怪異そのものでしょ?だってあたしも君と初対面だもん。
え?タメ語なのは、ちょっと親しみを持ってもらう的な?そもそも怪異に年上とか年下とか、そういう概念存在しないだろうし。
別にー?怖くないよ?君からは敵意とか害意みたいなのは全く感じないし。ぜーんぜん平気。その証拠に…ほらっ、ギュー。
(抱きつく)
なんだ、普通にさわれるじゃん…怪異っていうから、すり抜けたりするのかと思ってた。
あぁ、あたし?そういえば自己紹介してなかった。心霊研究部一年の〇〇(※演者さんご自身の名前)だよ。よろしくね。
ふふ、まぁね。オカルト的なのを研究するのが好きなんだー。まぁこの部活自体、非公認で、しかも部員はあたし一人だけなんだけど。
そうそう、ちょっとした興味本位でね。まさか本当に怪異そのものと出会えるとは思わなかった。
え?うーん…君にして欲しいこと、ね…
とりあえず、校庭をジッと見下ろすのはやめよっか?普通に考えて、不審者だからね。今の君。
ホントホント。女の子なんか結構怖がってる子多いからさ、やめておいた方がいいと思うな。話し相手なら、わたしがなってあげるからさ。
え?あぁ、屋上の鍵?職員室からそれらしいモノをちょろっと拝借してきた。天才と呼んでくれてもいいよ?
まぁまぁ、細かいことは気にしない。ていうか君、怪異なのにいやに人間臭いね。そーいうとこ、結構面白いかも。また色々研究させて。
(彼の身体から離れる)
じゃ、今日はあたしも鍵返して帰るけど…寂しくても泣いちゃダメだぞ?
ふふふ♪ それならよし。明日もまた会いに来てあげる。それじゃあね?屋上の怪異くん♪
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