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【掛け合い/修羅場】極道姉妹の仁義なき乙女戦争
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • 修羅場
  • 極道
  • ほろ酔い
  • 姉妹
  • 喧嘩
公開日2024年07月06日 21:12 更新日2024年07月06日 21:12
文字数
2654文字(約 8分51秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
極道姉妹
視聴者役柄
カタギの青年
場所
姉妹の屋敷
あらすじ
ヤクザの姉妹に異性として好かれ、取り合われるお話。彼女らの気迫に、貴方は圧倒されっぱなしで…?
本編
A.極道姉
B.極道妹


〜Aパート〜


A.ちょいとアンタ…今日は久しぶりに酒を酌み交わす約束だったろう?何こんなとこで油売ってんだい?


A.……あぁ?なんだい、このチンピラ共。今はこいつと二人で話してんだよ。お呼びじゃないから、とっとと失せな。


A.(舌打ち) ギャーギャー、ギャーギャー、うるさいんだよ!失せろっつったのが聞こえなかったのかい!このジャリンコ共!


A.あぁ⁉︎ 文句があるならかかってきな!キンタマ失うのが怖くない奴からなぁ!


A.なんだい⁉︎ かかってこないのかい⁉︎ どいつもこいつも、だらしないねぇ!たかが女一人に何ビビってんだ!文句ねぇなら、今すぐ失せろ!目障りなんだよ!


(尻尾を巻いて逃げ出す男たちを見送る)


A.アンタも災難だったねぇ…あんな三下どもに絡まれてさ。


A.あぁ。アンタが約束の時間になっても来ないから、もしやと思って探しにきた。そしたら案の定、トラブルに巻き込まれてたってわけ。相変わらずの不幸体質だねぇ。


A.そうかい…ま、アンタがいいってんなら、いいけどさ。それじゃ、行こうか。


(彼を連れて、組の屋敷へ)


A.どうぞ、いらっしゃい。ゆっくりくつろいでいきな。


A.お酒は今から持ってくるから、ちょっとだけ待ってな。今日はアンタの好きな日本酒だよ。


(日本酒を持って戻ってくる)


A.お待たせ。さぁ、注いでやるから、盃出しな。


(徳利から盃へ、日本酒を注ぐ)


A.じゃ、お互い、一週間お疲れ様ってことで…乾杯。


(酒をあおる)


A.ふぅ…美味い。アンタと酌み交わす酒は、悪くない。いや、むしろ一緒に飲むなら、アンタが一番かもね。


A.ふふ…何照れてんだい?あたしゃ、本当のことを言ったまでさ。アンタと酌み交わす酒が一番美味いってね。


A.そんなの決まってんだろ?アンタに対して個人的に好意を持ってんのさ。アンタ、カタギにしちゃあ、見どころあるからねぇ。


A.ふふ…さぁね。それはご想像にお任せするよ。ほら、もう器が空になってる。じゃんじゃん飲みな。


(お酒を飲み、いつしか眠ってしまう)


〜Bパート〜


(襖を開ける)


B.…姉さん、寝た?ごめんね、姉が迷惑かけて…


B.……そう。貴方って、やっぱ優しいんだ。こんなみっともなく酔い潰れてる姉のことまで、そんなふうに…


B.…えっ?あ、あたし?いや、でも、いいの?貴方だって相当飲んだはず…


B.……わかった。そこまで言うなら、あたしも少し飲もうかな…隣、失礼するね。


(彼の隣に腰掛け、彼に酒を注いでもらう)


B.ん、ありがとう…それじゃあ、乾杯。


(酒をあおる)


B.ふぅ…貴方って、お酒強いの?この日本酒もそこまで度数は低くないはず…


B.あ、そうなんだ……お酒、そんなに強いんだ。人は見かけによらないっていうのは、貴方の為にある言葉かもね。


B.うん…貴方、見た感じは普通の一般男性なのに…酒の強さといい、心の強さといい、その辺のカタギとは少し違うかも。


B.強いよ、貴方は……強面で、組長の座についてる姉とサシで飲んでる男が弱いわけない。図太いというか、肝が据わってるみたいな…


B.でも…それなのに、なんでそこら辺のチンピラにはへっぴり腰なのかよく分からない。姉さんと接する時と同じくらい、堂々としてればいいのに…


B.…まぁね。貴方がチンピラに絡まれて、姉さんに助けられてるとこは、バッチリ見させてもらったよ。あの姉さんを見て、よくチビらなかったと思うよ、貴方。


B.…そ。姉さんのこと、大切に思ってくれてんだね。ちなみに、あたしのことは?


B.…ッ、そ、そぅ…貴方って、そのうち背中から刺されそうな性格してるよね。まぁ、その時はあたしが守ってあげるけどさ。


B.あ、ねぇ…その、もし貴方さえよければ、あたしと一緒に…


〜〜共通パート〜〜


A.人が少しうたた寝してる間に、抜け駆けしようだなんて、ずいぶん成長したじゃないか?


B.…いつから起きてたの?姉さん…


A.ちょっと前に、目が覚めてね…そしたら、お前が彼のことを口説こうとしてるのが聞こえてきたからさ、流石に見過ごせなかったんで、こうして声をかけさせてもらったってわけ。


B.あたしが彼に何を言おうと、あたしの自由でしょ。姉さんには関係ない。


A.関係大ありだね。あたしの彼への気持ちを知った上で、そういうことを言おうとしたんだから、立派な抜け駆けだろ?そこんとこ、ハッキリしたらどうなんだい?


B.抜け目ないな、姉さんは…まぁ、いいよ。バレたんなら仕方ないし、彼のことは堂々と奪わせてもらうね。はい、貴方はちょっと腕貸して。


(彼の片腕にしがみつく)


A.……ほぉ?あたしに対して堂々と喧嘩を売るなんていい度胸じゃないか…流石、あたしの妹なだけはある。


B.お褒めの言葉、どーも。ま、組長の座にあぐらをかいてる姉さんと違って、あたしは女磨きを怠ってないから。姉さんよりはそれなりに色気、あるんじゃないかな?


A.ふん…色気だけで、その子を堕とせるとでも?あたしの妹のくせして、そんなこともわからないのかい?彼は巻き込まれ体質なんだ。何らかのトラブルに巻き込まれた彼を守ってやるのが、あたしら極道の務め。彼のことを本気で想うなら、ここはあたしに譲るのが筋ってもんだろう?


B.たしかに一理あるけど…けど、たったそれしきのことで、彼のことを譲る気にはなれないかな。それに姉さんほどじゃないけど、あたしだって、腕っぷしには自信あるよ?


A.ほぉ…?だったら、その腕っぷしとやらを見せてもらおうじゃない、かっ…!


(姉が妹から、無理やり彼を奪い取る)


B.…ッ!まさか本当に力づくでくるとは思わなかったよ…!彼に痛い思いをさせてまで、こんな…!


A.この程度の痛みで折れてしまうほど、この子だってやわじゃない。お前は彼をみくびりすぎなのさ。


B.酔っ払いのくせにやってくれるね…!でも、あたしも負けないっ…!


(妹が負けじと彼の腕にしがみつく)


A.往生際の悪い妹だねぇ…あたしに勝てないってことをまだ理解できないかい?


B.したくないよ、そんなこと…!この気持ちは、姉さんにだって負けない!あたしだって、彼の強さも弱さも全部理解してるつもり!だから…!


A.はっ…上等。なら、ここは彼に決めてもらおうじゃないか。アンタはあたしと妹、どっちが好みだい?勿論、異性としてどっちが好きかって意味ね。


B.正直に言っていいよ?遠慮する必要はないし、むしろ貴方の素直な気持ちが聞きたい。まぁ、仮に姉さんを選んだとしても、諦めるつもりは毛頭ないけどね…その時は死ぬ気で奪い返すから。


A.ははは…!ったく、そのクソみたいな性根は誰に似たんだか…あぁ、言っておくが、あたしも妹が選ばれたとしても、譲る気は一切ないからね。それだけアンタに対しては本気だってこと、覚えといてくれよ?


A.で?アンタはあたしと妹、どっちを選ぶ?
B.で?貴方はあたしと姉さん、どっちを選ぶ?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【掛け合い/修羅場】極道姉妹の仁義なき乙女戦争
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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