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公開日2024年07月17日 08:35
更新日2024年07月17日 08:35
文字数
1962文字(約 6分33秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
護衛の女武者
視聴者役柄
君主の影武者
場所
隠れ家
あらすじ
とある君主の影武者を務めた貴方は、護衛の女武者に連れられ、一軒の隠れ家へと赴く。そこで思いもかけず、彼女から言い寄られてしまい…?
本編
御館様…着きましたよ。どうやら追っ手も撒けたようですので…
はい。ここまでご苦労様でした、御館様…いえ、影武者さま?
えぇ…よくぞ御館様の代わりをここまでお務めになられました。改めて感謝申し上げます。
ふふ…そう不貞腐れずともよいではありませんか。たしかに命の危機は迫っていましたが、それもすでに過ぎたこと。後ろ向きなのは男らしくありませんよ?
左様でございますか…やはり、御館様と容姿は似通えど、性格はあまりに真反対。ここまでヘタレだと逆にある種の感心すら覚えてしまいますね。
いえいえ、喧嘩を売ってなどは…わたしはただ、思ったことを正直に述べたまででございます。
さ、そんなことよりも…追っ手からの逃走劇で、さぞお疲れになったことでしょう。この隠れ家でゆっくりお休みくださいませ。このわたしもそばにおりますので。
(隠れ家の中に入る)
御館…いいえ、影武者さま。湯浴みなどをされてはいかがでしょう?お身体、さっぱりしたいのではございませんか?
いえいえ、わたしは後で大丈夫です。一応、今のわたしがお仕えするのは影武者さまですので…臣下が主君を優先するのは当然のことかと。
ふふ…釈然としませんか?わたしのような女子(おなご)が、ヘタレな自分に仕えることが…
そうですね…わたしとしても、本意ではありませんでした。わたしが仕えるべき主君はあくまで御館様。貴方のようなヘタレを擬人化したような御仁(ごじん)ではございません。
それでもこうしてそばにいるのは、御館様の命令あってこそです。「彼をただの身代わりにしないでやって欲しい」という御館様の切なる願いを聞き届けたまで。貴方が気に病む必要はどこにもございません。
ふふ…申し訳ありません。少々煽りすぎたでしょうか?ですが、貴方には貴方の良さがありますので…
…それに関しては後でじっくりお教え致します。さ、今は湯浴みでもして、ゆっくり身体を休めてきてください。わたしはお茶の準備でもしておりますので。
(湯浴みを終えた彼が出てくる)
湯浴み、終えられましたか?では、わたしも湯浴みをして参りますので…
…えぇ。お茶と菓子はそちらにご用意してあります。どうぞ、じっくりお召し上がりください。ふふふ…
(自身も湯浴みを終える)
ふぅ…影武者さま、お待たせしました。そろそろ辛抱ならないのではありませんか?
何をって…ふふっ♪ それはご自身が一番よくわかっておられるのではないですか?
……そうですよ?影武者さまのお茶に一服盛りました。ヘタレな貴方でもわたしを襲いやすくするように、ね?
いえいえ、別に大それた目的などございません。ただ、御館様の代わりに貴方に抱かれてみようと思っただけでございますよ?
えぇ。本当は御館様の夜伽のお相手を務めたかったのですが…いかんせん、わたしは下級武士の家の出。夜伽の相手をするには、あまりに身分が違いすぎます。よって、御館様によく似た貴方に白羽の矢を立てたというわけです。
それもよくわかっています。御館様と貴方とでは、何もかもが違う。貴方では、御館様の足元にも及びません。
ですが…顔と体型だけは、本当によく似通っていらっしゃいます。ですので、貴方で妥協することに決めました。
頭がおかしいとは失礼ですね…わたしは至って真面目ですよ?そうやって乙女心の機微を察せないところも、御館様とは大違い…男としての器も知れるというもの。
ですが…先ほども申し上げた通り、貴方にも長所がございます。
それは容姿が御館様と酷似していること…そして、影武者としての役割を最後まで務め上げることのできる胆力をお持ちのところです。
いかにわたしの護衛があるとはいえ、並大抵の男では、敵に追われる道中で命を落としていたでしょう。
しかし、貴方は御館様の影武者としての任を全うした…これはとてつもない偉業なのですよ?御自覚はないのかもしれませんが。
はい。たしかに貴方はヘタレですが、大事な時にはきっとそれ相応の成果を出してくれる…わたしが貴方に見込んだのはそれです。
(鎧甲冑、下の服を脱ぐ)
ほら、いつまでヘタレを発揮しているつもりですか?据え膳食わぬは男の恥、とはよく言うでしょう?
まさかこの期に及んで、日和るおつもりで?丁寧に薬まで盛ってあげたというのに…ほら、こっち♡
(パイタッチさせる)
いかがです?意外と膨らみはあるでしょう?普段はサラシを巻いているので、わからないかもしれませんが…貴方好みの大きさだとよろしいのですけれど。
(押し倒される)
…ッ!や、やっとその気になりました…?
なるほど…ここまでお膳立てして、ようやく押し倒す気になった、と…ヘタレもここまで極まると、一周回って愛おしくなりますね♡
えぇ…後悔など致しません。御館様の代わりといえど、貴方はわたしの選んだ殿方…必ずや、わたしを満足させてくれると信じております。
だから…これからは、わたしの都合の良い殿方となってください♡ 無論、貴方に拒否権などありませんから…ね?
はい。ここまでご苦労様でした、御館様…いえ、影武者さま?
えぇ…よくぞ御館様の代わりをここまでお務めになられました。改めて感謝申し上げます。
ふふ…そう不貞腐れずともよいではありませんか。たしかに命の危機は迫っていましたが、それもすでに過ぎたこと。後ろ向きなのは男らしくありませんよ?
左様でございますか…やはり、御館様と容姿は似通えど、性格はあまりに真反対。ここまでヘタレだと逆にある種の感心すら覚えてしまいますね。
いえいえ、喧嘩を売ってなどは…わたしはただ、思ったことを正直に述べたまででございます。
さ、そんなことよりも…追っ手からの逃走劇で、さぞお疲れになったことでしょう。この隠れ家でゆっくりお休みくださいませ。このわたしもそばにおりますので。
(隠れ家の中に入る)
御館…いいえ、影武者さま。湯浴みなどをされてはいかがでしょう?お身体、さっぱりしたいのではございませんか?
いえいえ、わたしは後で大丈夫です。一応、今のわたしがお仕えするのは影武者さまですので…臣下が主君を優先するのは当然のことかと。
ふふ…釈然としませんか?わたしのような女子(おなご)が、ヘタレな自分に仕えることが…
そうですね…わたしとしても、本意ではありませんでした。わたしが仕えるべき主君はあくまで御館様。貴方のようなヘタレを擬人化したような御仁(ごじん)ではございません。
それでもこうしてそばにいるのは、御館様の命令あってこそです。「彼をただの身代わりにしないでやって欲しい」という御館様の切なる願いを聞き届けたまで。貴方が気に病む必要はどこにもございません。
ふふ…申し訳ありません。少々煽りすぎたでしょうか?ですが、貴方には貴方の良さがありますので…
…それに関しては後でじっくりお教え致します。さ、今は湯浴みでもして、ゆっくり身体を休めてきてください。わたしはお茶の準備でもしておりますので。
(湯浴みを終えた彼が出てくる)
湯浴み、終えられましたか?では、わたしも湯浴みをして参りますので…
…えぇ。お茶と菓子はそちらにご用意してあります。どうぞ、じっくりお召し上がりください。ふふふ…
(自身も湯浴みを終える)
ふぅ…影武者さま、お待たせしました。そろそろ辛抱ならないのではありませんか?
何をって…ふふっ♪ それはご自身が一番よくわかっておられるのではないですか?
……そうですよ?影武者さまのお茶に一服盛りました。ヘタレな貴方でもわたしを襲いやすくするように、ね?
いえいえ、別に大それた目的などございません。ただ、御館様の代わりに貴方に抱かれてみようと思っただけでございますよ?
えぇ。本当は御館様の夜伽のお相手を務めたかったのですが…いかんせん、わたしは下級武士の家の出。夜伽の相手をするには、あまりに身分が違いすぎます。よって、御館様によく似た貴方に白羽の矢を立てたというわけです。
それもよくわかっています。御館様と貴方とでは、何もかもが違う。貴方では、御館様の足元にも及びません。
ですが…顔と体型だけは、本当によく似通っていらっしゃいます。ですので、貴方で妥協することに決めました。
頭がおかしいとは失礼ですね…わたしは至って真面目ですよ?そうやって乙女心の機微を察せないところも、御館様とは大違い…男としての器も知れるというもの。
ですが…先ほども申し上げた通り、貴方にも長所がございます。
それは容姿が御館様と酷似していること…そして、影武者としての役割を最後まで務め上げることのできる胆力をお持ちのところです。
いかにわたしの護衛があるとはいえ、並大抵の男では、敵に追われる道中で命を落としていたでしょう。
しかし、貴方は御館様の影武者としての任を全うした…これはとてつもない偉業なのですよ?御自覚はないのかもしれませんが。
はい。たしかに貴方はヘタレですが、大事な時にはきっとそれ相応の成果を出してくれる…わたしが貴方に見込んだのはそれです。
(鎧甲冑、下の服を脱ぐ)
ほら、いつまでヘタレを発揮しているつもりですか?据え膳食わぬは男の恥、とはよく言うでしょう?
まさかこの期に及んで、日和るおつもりで?丁寧に薬まで盛ってあげたというのに…ほら、こっち♡
(パイタッチさせる)
いかがです?意外と膨らみはあるでしょう?普段はサラシを巻いているので、わからないかもしれませんが…貴方好みの大きさだとよろしいのですけれど。
(押し倒される)
…ッ!や、やっとその気になりました…?
なるほど…ここまでお膳立てして、ようやく押し倒す気になった、と…ヘタレもここまで極まると、一周回って愛おしくなりますね♡
えぇ…後悔など致しません。御館様の代わりといえど、貴方はわたしの選んだ殿方…必ずや、わたしを満足させてくれると信じております。
だから…これからは、わたしの都合の良い殿方となってください♡ 無論、貴方に拒否権などありませんから…ね?
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