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【耳かき/ファンタジー】毒親っぽい山賊女に保護されてる少年の日常
written by 松平蒼太郎
  • 睡眠導入
  • 癒し
  • 寝かしつけ
  • 耳かき
  • ファンタジー
  • お姉さん
  • 山賊
  • 年上
  • 異世界
公開日2024年10月07日 19:34 更新日2024年10月07日 19:34
文字数
1946文字(約 6分30秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
山賊女
視聴者役柄
少年
場所
山賊のアジト
あらすじ
生みの親に捨てられた少年は山賊の女に拾われ、彼女のアジトで(ほぼ軟禁状態で)保護されていた。その日はなぜか、彼女から耳かきをされることになって…?
本編
(扉を開ける)


よぉ、ガキ…メシ、持ってきてやったぜ?感謝して食え。


…あぁ?ここから出してだぁ?


オメー、いつまで寝ぼけたこと言ってんだ。んなこと、できるわけねぇだろうが。


第一よ、ここから出たとて、オメーに何ができる?その辺で野垂れ死ぬのがオチだろーが。


そうだよ…オメーは何の力も持たねえガキなんだ。アタシの保護無しじゃ、生きていけねえんだよ。外は危険がいっぱいだからな。


(彼の肩を抱き寄せて囁く)


な、ガキ…オメーのママはあの女じゃなくて、このアタシだ。それは分かってるよな?


大体あの女は、息子のオメーより他の男を選んだクズなんだよ…あんなクズのことなんかとっとと忘れちまえ。その方がお前の為にもなる。


(肩を離す)


さっ、メシにしようぜ!今日はよその村で食料を大量にかっぱらってきたからよ!腹いっぱい、食っちまえ!


(飯をかきこむ)


フゥ…ごっそさん。どうだ?腹いっぱい食えたか?


ふふ、そりゃあ良かった。アタシもひと働きした甲斐があるってもんだ。


あ、おい…なに指で耳ん中掻いてんだよ。汚ねえぞ。


…かゆい?ったく、しゃーねーなぁ…たしか耳かき棒がどっかにあったはず…


(モノを漁る)


お、あったあった。これ、金持ちが持ってた上等な耳かき棒なんだよな〜。


売り捌こうと思ってたけど、まぁいいや。オメー専用の耳かき棒にしてやる。


さ、こっち来い。膝枕しながら、耳ん中カキカキしてやるよ。


怖いだぁ?テメー、男のくせに何情けねえこと言ってんだ。耳かきくらい、黙ってされろや。


…おし、寝転んだな?そんじゃ、中に突っ込むからジッとしてろ…


(耳かき)


きったねぇ…思った通り、中汚れまくりじゃねえか…放置していい汚れじゃねえだろ、これ…


いや、気づかなかったアタシもアタシか…


ったく、もうちょっとお前のこと見てやらねえとな…一応、母親だし。


あ?今、なんつった?僕の本当のママはどうとか…


ふん…物分かりが良くて結構。


あんまり無駄口叩くようならその口、縫い付けてやらなきゃいけねえとこだった…


バカ…んなことぐれぇで、いちいちビビんなよ…男だろ?


あたりめーだ。男ってのはなぁ、常に堂々としてなきゃいけねーんだよ。


些細なことでビビってちゃ、この先生きていけねーからな…アタシの親父みてーには、なるんじゃねぇ。


大袈裟じゃねえさ…アタシみてーな山賊がその辺にウヨウヨいる世界だぜ?強くなきゃ、生きてけねー世界なんだよ。


今はアタシが保護してやってるがな、将来はお前がアタシを守れ。


アタシもそのうちババァになるからよ…いつまでもこうして守ってはやれねぇ。


あぁ、そーいうこった。これはアタシの将来の保険…今は腰抜けなお前を、立派な男に育ててやんよ。他ならぬ、アタシ自身を守るためにな。


へっ…やっと理解したか。いつまでも「ママ〜、ママ〜」ってベソかいてんじゃねぇぞ?


いい返事だ……最後、フーってして、細かい汚れを吹き飛ばすな。


(耳吹き)


んだよ、ピクピクってしやがって…たかが息吹いたくらいで…


さ、今度は逆の耳、してやるよ。身体、ゴロンってしな?


おーし…んじゃ、こっちも始めんぞ。お前のきったねえ耳、ピカピカにしてやる…


(耳かき)


ハァ…やっぱ汚ねえ…耳垢ってこんな簡単に溜まるもんなんだな…


これからはもうちょい定期的に掃除してやらねえと…


…っと、こっちは大物がいやがる。とっとと取り除いてやらねえとな…


(しばらく無言で耳かき)


……取れねえ。長いこと放置してたせいか、頑固にこびりついてやがる。


安心しろ…アタシはお前の母親だ。お前が立派に成長するまで、きっちり面倒見てやる…耳の世話だって当然、最後までしてやるから、な?


……おし、取れた。ざっとこんなもんだろ。


おぅ、お疲れさん。けどまだ細かいのは残ってっから、もう少しだけジッとしてろ。


……なぁ。その、お前はアタシに拾われたこと、後悔してるか…?


いや、なんつーか…お前に厳しくしてる自覚はめっちゃあるし、そのせいで嫌われんのは仕方ねえと思ってっけど…ちょっとその辺、完全に割り切れなくてよ…


…って、アタシってば何言ってんだか。


悪りぃ、今のは忘れてくれ。これからもビシバシ鍛えてやっから、覚悟しとけ?


……え?あ、おぅ…/// あ、ありがとな…///


へへっ♪ お前、やっぱ才能あるわ。普段ナヨナヨしてっから、わかりづれぇけど。


さすが、アタシの息子だ…アタシはお前を拾ってよかったと思ってるよ。


前の母親のことなんか忘れるぐらい、愛して愛して、愛しまくってやる…アタシなりのやり方で、めいっぱい///


…?どーした?顔、引き攣ってんぞ?アタシ、なんか変なこと言ったか?


そっか…じゃあ問題ねぇな。これからもアタシのそばに居ろよ?絶対だぞ?


ん、いい子だ…素直な息子ちゃんは好きだぜ?


……ハァ。やっと終わった…


あとは息でフーってしてやるだけ…いくぞ。


(耳吹き)


お疲れさん…これで耳掃除は終わりだ。


(頭を撫でる)


ふふっ…眠そうにしやがって。可愛いな、おい…


…寝ていいぞ?母さんがいつまでも見守っててやるから…いつまでも、な?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【耳かき/ファンタジー】毒親っぽい山賊女に保護されてる少年の日常
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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