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先に寝ててといったはずなのに、家の明かりが点いていて……
written by チョンマー
  • ラブラブ
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  • 純愛
  • 彼女
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  • 癒し
公開日2024年11月03日 22:07 更新日2024年11月03日 22:07
文字数
1138文字(約 3分48秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
あらすじ
今日も仕事が遅くなりそうだ。帰るころには、日付が変わるかぐらいの時間になりそう。

彼女にずっと起きてもらうのも申し訳ないので、先に寝てていいよとラインを送った。
けれど、家に帰ると、どうやら明かりがついたままみたいだ。
まさか、ずっと起きていてくれていたのだろうか?
本編
(ドアの開く音)

お帰り。夜遅くまで、お疲れ様。

君からの連絡? ちゃんと見たよ。帰りがすごく遅くなるから、先に寝ていていいって。

でも、起きていたかったの。
だって……ただいまって言いたかったから。


それだけのために……って、いけない?
だって、お疲れの君のこと、少しでもねぎらってあげたかったから。

それに、真っ暗の家に帰るのって、やっぱり寂しいじゃない。私がいるといってもさ。
誰かが待ってる明るい家に帰ってくるってだけで、なんだか安心しないかな?

きっとさ、家に明かりがついているって、ただ明るいってだけじゃないんだよ。
温かい、安心できる空間のためには、どうしても必要だって、私は思うな。

そんな家にお迎えするために、私はこうして、頑張って起きていたのです。


ふふっ、そうだね。明日は、寝不足間違いなしだ。ふわぁ……。


謝らなくていいって。私が、そうしたかったの。
もう、まだ謝ってる。そんな口は――。

(キス)

こうして塞いであげるんだから。

それに、ぎゅー。
ふふっ、やっぱり、一日に一回は君とハグしないと。

ねえ、ハグすると、リラックスして、疲れも取れるんだって。
そうそう、愛情ホルモンだっけ? その作用で。

だから、お疲れの君も、少し寝不足の私も、こうしてハグして、お互いに癒し合えば、明日もきっと、上手くいくよ。


ちょっ、少し力強いって。もう少し、優しく。
ふふっ、よしよし。感極まっちゃった?


分かるよー。あなたの彼女なんだから。

よしよし。こんな夜遅くまで仕事頑張って、偉いえらい。
先に寝ていいって、私のことを気遣えるのも、すごく偉い。
自分の疲れなんかより、私のことを心配してくれるのは、ものすごく偉い。

とっても嬉しいよ、ありがとうね。
そんな偉い子には、背中ポンポンもしてあげるよ。


ぽん、ぽん。ぽん、ぽん。


あらっ? ふふっ、眠たくなっちゃった?
そうだね、私が眠たいってことは、お疲れの君は、なおさらだよね。

私も、このままだと、お互いの体温で、立ったまま寝ちゃいそう……。


ふふっ、そんなことまでしだしたら、私たちやばいね。

でも、似たようなやつで言うとさ、恋人同士がさ、ソファーとか壁に座り込んで、お互いに体を預けながら寝るやつ、漫画とかドラマとかであるじゃん。
あれ、少しやってみたさがあるんだよね。

肩を抱き寄せたままとか、手を繋ぎながらとか、やってみたいこといろいろあるけど……どんなのがいいかな?


って、ごめんごめん! 今やりたいわけじゃないよ。
さすがにベッドで寝なきゃ、疲れも取れないし。

いつか、休日の日に、昼寝の時にでも、やってみよう?


ふふっ、約束だからね。

それじゃ、早く着替えておいでよ。ベッドに行こ?
肩を寄せながらは、できないけれど。今晩は、抱きしめあいながら一緒に寝よう?

私のハグで、君の疲れがどこかへ飛んでいきますように。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
先に寝ててといったはずなのに、家の明かりが点いていて……
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
チョンマー
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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