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【MTR/曇らせ】超年上のエルフ彼女に遺書を書いてることがバレた
written by 松平蒼太郎
  • カップル
  • 恋人同士
  • ヤンデレ
  • お姉さん
  • 年上
  • エルフ
  • 遺書
  • 曇らせ
公開日2025年02月07日 07:23 更新日2025年02月07日 07:23
文字数
1216文字(約 4分4秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
エルフの彼女
視聴者役柄
人間の彼氏
場所
あらすじ
人間とエルフの圧倒的な寿命差を理解していた貴方は、彼女に黙ってこっそり遺書を書いていた。しかし、彼女の読心魔法でその事があっさりバレてしまって…?
本編
ねぇ…さっきから何を熱心に書いているの?


あっ…そんな隠さなくてもいいじゃん。わたしたち、恋人でしょ?


お互い、隠し事はしないって約束したじゃん。ねっ?


ふーん…?その異様な慌てぶり、何だか怪しいね?


あっ、待った。まだ話は終わってないよ。勝手に逃げちゃダメ。


(彼の肩を人外級の強い力で掴み、引き止める)


さて…わたしの彼氏くんは、彼女にどんな隠し事をしているのかな?少しだけ、見せてもらうね…


(読心魔法を使い、彼の心を覗き込む)


……へぇ?君、ずいぶん面白い隠し事をしてたね?


浮気かと思ってたけど…予想の斜め上だった。


まだこんなに若いのに遺書だなんて…いくら何でも気が早すぎるんじゃない?


あはは…そりゃ分かるよ。読心魔法で君の心を読ませてもらったから。


それで?肝心の遺書は……これ?


ふふ、隙だらけだよ。ポケットに適当に突っ込んだくらいで、隠し通せるとは思わないことね。


さ、中身を軽く拝読して……


(クソデカため息)


……あのさ、改めてひとつ言わせて?君は本物のバカ?ちょっとそこの壁んとこに立って。早く。


(乱暴に壁ドン)


ごめんね?いきなり手荒な真似して…


でも本当に許せなかったから…長命種のエルフを彼女に持っておいて、「自分が死んだら〜」なんて考えるのは、本物のバカ。


君はわたしのことを何も理解してない…


わたしが大好きな君を、本気で看取ると思う?あり得ないでしょ、そんなの…


君は生きて、ずっとわたしのそばにいなきゃいけないの…わたしから遠く離れたところに行くなんて、許さないから。


わたしたち、付き合いたてでまだそういう込み入った話してなかったよね?わたしも君と付き合えた喜びで、すっかり浮かれてた。


そもそも人間って、たしか階段から落ちた程度で死ぬんだったね。


だったら、一秒でも早く手を打っとくべきだった…わたし、ホント能天気だった。さっきまでの自分を殴り飛ばしたいよ…


そういうわけだから…まずはお薬、飲もっか?不老長寿のお薬。


……お口、開けられないの?アーンできない?


じゃあ仕方ないね…口移しで、飲ませてあげる。ンッ…///


(不老長寿の薬を口移しで無理やり飲ませる)


ちゃんとゴックンできた?できてないとは言わせないよ?


ふふっ…それならよかった♡ 効き目はそのうち出てくるはずだから大丈夫♡ 安心して♡


あ、でも、やっぱりまだ少し不安だな…


完全に効き目が現れる前に、何か起こらないとも限らないし…身体の強度が不安だよね…


…あ!それなら、わたしの魔力を少し分けてあげればいいんだ!


それなら、君の身体も半魔族化して、ちょっとやそっとのことで死ななくなる!


具体的には?んーと、車に轢かれても、ピンピンしてるくらいかな?


あ、その顔…まだ人間の身体に未練があるって顔してる。


そんなのはダメ…君はわたしのために、人間をやめるべき。恋人がエルフなんだから、当然でしょ?


君のことは何があっても看取ってあげない…君はわたしと半永久的に、一緒に暮らすんだよ?


君が簡単にわたしから離れないように、今から証(あかし)を刻み込んであげるね?わたしっていう恋人の証を…♡ ふふふっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【MTR/曇らせ】超年上のエルフ彼女に遺書を書いてることがバレた
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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