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- 先輩
公開日2025年03月30日 23:47
更新日2025年04月06日 23:16
文字数
1806文字(約 6分2秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
先輩
視聴者役柄
後輩
場所
バー(個室)
あらすじ
この会社に入ってもう一年がたつ。
新人教育についてくれた先輩との出会いから、一年がたった。
沢山のことを教えてもらい、面倒も見てもらった。困った時に力になってくれた。
感謝の気持ちも込めて、僕は彼女をお酒の場に招待した。
子どもっぽい本心を胸に秘めて。
新人教育についてくれた先輩との出会いから、一年がたった。
沢山のことを教えてもらい、面倒も見てもらった。困った時に力になってくれた。
感謝の気持ちも込めて、僕は彼女をお酒の場に招待した。
子どもっぽい本心を胸に秘めて。
本編
ごめん、お待たせしたかな。
そんなに待ってない? それならよかった。
それにしても……雰囲気良くて、中々おしゃれな店だね。後輩君はいつもここに来ているの?
あはは、言いよどんでる。慣れてないのバレバレ。
そこは「そうなんですよ」とでも言っておけば誤魔化せたのにさ。
後輩君って、嘘つくのは下手なんだね。
頑張って私に見栄はろうとして……可愛いなぁ、もう。
それなら、お互い始めて同士、一緒に楽しもう。お酒の場は無礼講、だしね。
注文はもう決めた? まだ決めてない? それなら、一緒に選ぼう。
うわ……カクテルだけでこんなにもあるんだ。
しかも、おつまみも。チーズとかサラミとか、ちょっとおしゃれなのばっか。
後輩君は決まった? よし、それじゃあ。すみませーん、注文いいですか?
私は、これで。後輩君は? これらしいです。おつまみは……チーズでいい? じゃあ、それで。
はい、お願いします。
それにしても、まさか、後輩君から誘いを受けるなんて思わなかったよ。
いつもは私の方から飲みに誘うからさ。
そりゃ、そうだよ。私から誘うのは先輩なんだから当然。しかも、教育係を任されている相手なんだから、なおさら。
コミュニケーションとかはもちろん、仕事の愚痴とか、悩みとか色々とひっくるめて、話を聞いてあげようって、そう思って。ふふっ、いい先輩でしょ?
実際どうだった? もう少ししたら一年になるけれど……仕事には、慣れた?
そっか、私の教えがよかったから……それは、先輩冥利に尽きる言葉だね。
ここはぜひ、飲み代おごりで! と言いたいところなんだけど、後輩君からこうして誘ってくれたんだし、私がおごるなんて言い出すのは無礼だよね。
分かってる、それぐらいは空気が読めるつもりだから。
あっ、お酒届いたよ。
さて、何に乾杯する?
それじゃ……仕事お疲れ様、乾杯。
(グラスの鳴る音)
おいしいね、このカクテル。選んで正解だった。
後輩君も、どう? おいしい?
そっか。それなら、次はそれを注文しようかな。
それで、なんで急に、私のこと、こうして飲みに誘ってくれたの?
大きな仕事が終わったから、とか、そういう理由だけじゃないんでしょ?
ちゃんと言って。まだ言えないなら、もう少しお酒入ってからにする?
言える?
じゃあ、聞かせて。
もうすぐ後輩君も新人卒業で、私の新人教育も終わるから……これまでみたいに、飲みに誘ってくれそうになさそうって思って、私を誘ったんだ。
ふふっ、ほんと後輩君って、可愛いなぁ。
そんなの、いつだって誘ってくれたってかまわないのに。かわいい後輩君の頼みを断る先輩じゃないよ、私。もちろん、都合が悪い日とかじゃなければだけど。
誘うの、勇気いる?
そっか、それも、そうかもしれないね。
けど、それならこう考えてほしいな。
新人を卒業したら、後輩君はいっぱしの仕事仲間。私と同じく、ね。
仕事仲間なら、飲みに誘えない?
それでも、誘いづらい?
……怒らないから、正直に言ってね。
私のこと、実は怖いとか、そうでなくても畏れ多いとか、そういうの、あったりするの?
それはない? よかった……発言には気を付けてるつもりだけど、注意するときに、後輩君を怖がらせてるのかって心配になっちゃった。
でも、そうじゃないなら、なんで?
私が、先輩だから?
それもある……。ふーん。
ひょっとして、私が美人だからでしょ?
あの、ここ、突っ込みどころだよ?
えっ、あの、まさか、そういう……こと?
あー、あーそういうこと、か。
こういうところに誘われたから、もしかしたらって、そう思っていたんだけど、まさか、そういう理由だったとは……。
私と離れるの、寂しいんだ?
だって、そうでしょ? 私が新人教育係じゃなくなって、面倒見なくなったら、これまでとはかかわりが大きく減るもの。
それで、離れていくのが、嫌だったんだ。
あはは、その頷き方、可愛い。顔も真っ赤だよ。
お酒のせい、か……。
確かに、後輩君はすぐに顔を真っ赤にするもんね。お酒を飲むときは。
じゃあ、お酒のせいってことにしてあげる。
私はまだまだ飲むけど、後輩君はどうする?
まだ飲む? 大丈夫、そんなに顔真っ赤なのに?
まあ、酔いつぶれたら介抱してあげるから。それも、先輩の務めだし、ね。
大丈夫だよ。私の家、ここからそれほど遠くないところだから。タクシー使えば十分もかからない距離。
だから……安心して、酔いつぶれていいからね?
どういう意味かって……後輩君も大人なんだから、分かるでしょ?
今日は、君の寂しさがなくなるまで、とことん付き合ってあげるから。
そんなに待ってない? それならよかった。
それにしても……雰囲気良くて、中々おしゃれな店だね。後輩君はいつもここに来ているの?
あはは、言いよどんでる。慣れてないのバレバレ。
そこは「そうなんですよ」とでも言っておけば誤魔化せたのにさ。
後輩君って、嘘つくのは下手なんだね。
頑張って私に見栄はろうとして……可愛いなぁ、もう。
それなら、お互い始めて同士、一緒に楽しもう。お酒の場は無礼講、だしね。
注文はもう決めた? まだ決めてない? それなら、一緒に選ぼう。
うわ……カクテルだけでこんなにもあるんだ。
しかも、おつまみも。チーズとかサラミとか、ちょっとおしゃれなのばっか。
後輩君は決まった? よし、それじゃあ。すみませーん、注文いいですか?
私は、これで。後輩君は? これらしいです。おつまみは……チーズでいい? じゃあ、それで。
はい、お願いします。
それにしても、まさか、後輩君から誘いを受けるなんて思わなかったよ。
いつもは私の方から飲みに誘うからさ。
そりゃ、そうだよ。私から誘うのは先輩なんだから当然。しかも、教育係を任されている相手なんだから、なおさら。
コミュニケーションとかはもちろん、仕事の愚痴とか、悩みとか色々とひっくるめて、話を聞いてあげようって、そう思って。ふふっ、いい先輩でしょ?
実際どうだった? もう少ししたら一年になるけれど……仕事には、慣れた?
そっか、私の教えがよかったから……それは、先輩冥利に尽きる言葉だね。
ここはぜひ、飲み代おごりで! と言いたいところなんだけど、後輩君からこうして誘ってくれたんだし、私がおごるなんて言い出すのは無礼だよね。
分かってる、それぐらいは空気が読めるつもりだから。
あっ、お酒届いたよ。
さて、何に乾杯する?
それじゃ……仕事お疲れ様、乾杯。
(グラスの鳴る音)
おいしいね、このカクテル。選んで正解だった。
後輩君も、どう? おいしい?
そっか。それなら、次はそれを注文しようかな。
それで、なんで急に、私のこと、こうして飲みに誘ってくれたの?
大きな仕事が終わったから、とか、そういう理由だけじゃないんでしょ?
ちゃんと言って。まだ言えないなら、もう少しお酒入ってからにする?
言える?
じゃあ、聞かせて。
もうすぐ後輩君も新人卒業で、私の新人教育も終わるから……これまでみたいに、飲みに誘ってくれそうになさそうって思って、私を誘ったんだ。
ふふっ、ほんと後輩君って、可愛いなぁ。
そんなの、いつだって誘ってくれたってかまわないのに。かわいい後輩君の頼みを断る先輩じゃないよ、私。もちろん、都合が悪い日とかじゃなければだけど。
誘うの、勇気いる?
そっか、それも、そうかもしれないね。
けど、それならこう考えてほしいな。
新人を卒業したら、後輩君はいっぱしの仕事仲間。私と同じく、ね。
仕事仲間なら、飲みに誘えない?
それでも、誘いづらい?
……怒らないから、正直に言ってね。
私のこと、実は怖いとか、そうでなくても畏れ多いとか、そういうの、あったりするの?
それはない? よかった……発言には気を付けてるつもりだけど、注意するときに、後輩君を怖がらせてるのかって心配になっちゃった。
でも、そうじゃないなら、なんで?
私が、先輩だから?
それもある……。ふーん。
ひょっとして、私が美人だからでしょ?
あの、ここ、突っ込みどころだよ?
えっ、あの、まさか、そういう……こと?
あー、あーそういうこと、か。
こういうところに誘われたから、もしかしたらって、そう思っていたんだけど、まさか、そういう理由だったとは……。
私と離れるの、寂しいんだ?
だって、そうでしょ? 私が新人教育係じゃなくなって、面倒見なくなったら、これまでとはかかわりが大きく減るもの。
それで、離れていくのが、嫌だったんだ。
あはは、その頷き方、可愛い。顔も真っ赤だよ。
お酒のせい、か……。
確かに、後輩君はすぐに顔を真っ赤にするもんね。お酒を飲むときは。
じゃあ、お酒のせいってことにしてあげる。
私はまだまだ飲むけど、後輩君はどうする?
まだ飲む? 大丈夫、そんなに顔真っ赤なのに?
まあ、酔いつぶれたら介抱してあげるから。それも、先輩の務めだし、ね。
大丈夫だよ。私の家、ここからそれほど遠くないところだから。タクシー使えば十分もかからない距離。
だから……安心して、酔いつぶれていいからね?
どういう意味かって……後輩君も大人なんだから、分かるでしょ?
今日は、君の寂しさがなくなるまで、とことん付き合ってあげるから。
クレジット
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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