0
魔法使いとの日常
written by 松平蒼太郎
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
812文字(約 2分43秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
おはよう。よく眠れた?

ん?あなたの安眠魔法のおかげですって、わたしはただ子守唄を唄ってあげただけよ。

ふふっ、君の寝顔可愛かったわ。

今日は山菜採りに行ってくれるの?ありがとう。

ちょうど薬の調合に必要な山菜を切らしてたの。

けど気をつけてね。この森は危険な妖魔の類がたくさんいるから。

念のため、はい、プロテクトをかけておいたわ。これで大抵の脅威は跳ね返せるはずよ。

本当に君に身の危険が迫ったら、この笛でわたしを呼びなさい。いつでも駆けつけるわ。

あ、おかえりなさい。無事に帰ってきてくれてよかった。

収穫のほうは?あらあら!こんなにたくさん…!

え、わたしのために?本当にありがとう。有効に使わせてもらうわね。

ん?どうしたの?

へぇ、前にもこんなことをやったことがある気がするって、急に無理して思い出さなくてもいいんじゃない?これからゆっくり思い出せばいいのよ。

あ、少し用事を思い出したから出かけてくるわね。いい子にしてるのよ。



あらぁ、見ちゃったんだ。わたしの日記。ダメじゃない、人のものを勝手に見ちゃ。

えぇ、そうよ。それは君の観察日記。

わたし好みに調教しようとしてるんだけど、なかなかうまくいかなくてね。

本格的な調教段階に入ると、君は抵抗しがちなのよ。あぁ、ほんとうまくいかない…!

あなた好みに僕を調教できなかったらどうするんですか、ねぇ…捨てちゃえばいいのよ。

そのときの君を。あぁ、安心して。別に命を奪うわけじゃないから。

ならどうするんですかって、簡単よ。君の記憶をリセットすればいいの。

記憶さえリセットできれば、また一から君を調教できるでしょ。

逃げようとしてもムダよ。はい捕まえた。

魔法使いであるわたしからふつうの人間の君が逃げられるわけないでしょう。

今回の「君」は秘密を知ってしまったからダメね。残念。

そんなに怖がらないで。今の記憶がなくなるだけだから。

大丈夫、また新しい日常が始まるだけ。

さあ、今度はどんなふうに調教してあげようかしら…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
魔法使いとの日常
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)