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【敬語/勧誘】魔界メイドは将来のご主人様に仕事を辞めていただきたい
written by 松平蒼太郎
  • 職場/オフィス
  • ファンタジー
  • 敬語
  • メイド
  • ブラック企業
  • 深夜残業
  • 奉仕族
公開日2025年08月18日 21:40 更新日2025年08月18日 21:40
文字数
1538文字(約 5分8秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
メイドさん
視聴者役柄
社畜くん
場所
オフィス
あらすじ
その日も深夜まで残業をしていた男は、最近メイドカフェで知り合った本職のメイド(奉仕族)に残業に関して苦言を呈される。しかし、納期も迫っていて、そもそも仕事自体辞めることを考えられなかった男は、彼女の言葉に渋い顔をする。そしてついに、我慢の限界を迎えた(らしい)彼女は、彼にヒモニートになる提案をして…?

【キャラ紹介】
①メイドさん
→奉仕族。魔界で本職のメイドをやっている。クールで無表情だが、その実感情豊か。人間界の勉強のために、メイド喫茶でバイトをしていた時に、今のご主人様候補に出会った。ブラック労働に従事する彼の身の回りの世話をやりたいと思ってる。

②男
→ブラック企業に勤めるSEの社畜。深夜残業が常習化しつつあり、目のクマもかなりヤバい。ヒモニートになるのは男の尊厳的にちょっと…って感じだったけど、綺麗なメイドさんからの勧誘を断り切るだけの理性はすでに存在していなかった。

③お嬢様
→魔界住みの吸血鬼。未婚魔族。可愛い人間の血をチューチューしたいと思い、婚活を始めるものの、貴族という偉い身分と偉そうな口調のせいで全戦全敗。ヤケ酒する回数が増えた。
本編
見つけました…まさかこのような時間まで、お仕事をしていらしたとは…


はい。なかなか家の明かりがつかないものですから、もしやと思い、事務所を訪ねた次第です。


…大丈夫?そのようなやつれたお顔のどこが大丈夫なのでしょうか?


以前から散々申し上げておりますよね?過度な残業はせず、真っ直ぐ家に帰宅すると。


それにも関わらず、貴方はわたしの言葉に耳を貸さないで、くる日もくる日も残業ざんまい…


作業がこのように深夜に及ぶことも珍しくない生活…このままでは、体調を崩してしまいます。


いえ、今は若くて体力があるから、どうにかなっているだけです。歳をとれば、今のような無茶は必ず通らなくなります。


ですからお願いです…これ以上の労働はやめてください。貴方には生涯、健やかでいてほしいのです。


そう、ですか…今は納期に追われて、どうしようもないですか…


でしたら、辞表を書きましょう。このようなブラック企業は即刻辞めるべきです。


辞めた後は、わたしの勤める館へとご案内します。そこでお嬢様のヒモとしてのんびり暮らすんです。


えぇ。ヒモになれば、一生働かずに済みますから。お嬢様もきっとお喜びになると思います。


理由は簡単です。お嬢様は吸血鬼であり、人間の伴侶を探しておいでです。つまりは…


…察しが早くて助かります。ぜひ、お嬢様に血を提供していただければと思います。


ちょうどお嬢様も人間界で婚活なるものを始めたのですが、なかなか上手くいかず…


いえ、お嬢様に魅力がないというわけではありません。むしろ、とても綺麗なお方ですので、貴方もきっと気に入るかと。


…婚活が上手くいかないのは、知り合った人間さんたちがお嬢様の身分に恐縮して、自ら身を引いてしまうためです。


家柄も財産も美貌も体型も、全てを兼ね備えた自慢のお嬢様ですが、どうしても貴族然とした、高圧的な喋り方をしてしまうようで…


ですが、実際のお嬢様は大変愛らしいお方ですので。このようなブラック企業は辞めて、ぜひ彼女のお婿さんに…


…貴方も、ですか?貴方も身を引いてしまわれるというのですか…?他の殿方と同じように…


…いけません。わたしもすでに我慢の限界なんです。


わたしというメイドと知り合いながら、身の回りのお世話すらさせてくれず、一人で毎日身を削って働く…わたしもそろそろ奉仕欲が抑えられそうにありません。


えぇ。これでもれっきとした奉仕族ですから。


貴方のような一人で頑張りがちな人間さんこそ、わたしのようなパーフェクトメイドに頼るべきなのです。


あぁ、それに関しては心配ご無用です。


貴方の代わりには、知り合いの機械族を紹介しておきますから。彼女も人間界での仕事を探していたようですので。


機械族ですから、データ処理等の作業能率も人間さんとは段違い。貴方が今やっている仕事など、一瞬で覚えられます。人間さんが悩まされる疲労とも全くの無縁ですし。


ですから、今後のことを心配する必要はございません。さ、本日のお仕事はここまでにしましょう。


最悪、全ての責任をわたしになすりつけてくれて構いませんから…ギュー。


(抱きしめる)


ようやく素直になってくれましたね…わたしに身を預けてくださって、光栄です。


大丈夫…大丈夫ですから。魔界の館へ引きこもってさえしまえば、いかにブラックな会社といえど、手は出せません。わたしもお嬢様も、全力で貴方をお守りいたします。


決まりですね。では一度、お家に帰りましょうか。帰り支度、お手伝いしますね。


(帰り支度を手伝う)


こちら、カバンになります…ご主人様。


あっ…/// す、すみません/// 正式な主従契約も交わしていないのに、そんな///


いえ…どういたしまして/// ご主……貴方のお役に立てて幸いです///


…はい。これからは貴方のメイドとして、しっかりご奉仕させていただきますので。


今後ともどうか、よろしくお願いします…わたしの未来のご主人様?///
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【敬語/勧誘】魔界メイドは将来のご主人様に仕事を辞めていただきたい
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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