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不幸過ぎる地下アイドルの特別なファンサービス
written by ふみか ♢゜
  • 耳かき
  • 甘々
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  • 癒し
  • アイドル
  • 清楚
  • 芸能人
  • 薄幸系
公開日2025年10月12日 20:03 更新日2025年10月16日 18:40
文字数
3324文字(約 11分5秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
不幸過ぎる地下アイドル
視聴者役柄
ファン
場所
アイドルのライブ会場
あらすじ
ライブ日、せっかく気合いを入れて早く会場入りするも、
大雨でライブは中止、電車も止まってしまい、すっかり落ち込んでしまった女の子。
そんな中、よく握手会に来てくれるファンが一人やってきて…。

最初は落ち込んでいたが、だんだん自信を取りもしていくお話です。
本編
●ライブスタジオ(大雨)

「はぁ~…」(ため息)

「私って、なんて不幸なんでしょう…」

「せっかくのライブなのに、こんな大雨なんて…」

SE:スマホの通知音

「あっ、マネージャーさんかな?」

「やっぱり、ライブは中止ですか…」

「そうですよね。こんな大雨じゃ、お客さんだって来ないですし…」

「せっかく張り切って、いつもより早く着たのに」

「はぁ~、やっぱり私ってダメダメです…」

SE:スマホの通知音

「あっ、電車止まってる…」

「はぁ~。(ため息) これじゃあ、しばらく帰れませんね」

「ええ、わかってます」

「この程度の不幸、いつも通りです」

「それにしても、電車動くまで、どうしましょう?」

SE:ドアが開く音
(外の雨音も強く聞こえる)

「あれ? 誰かきた?」

「どなたでしょう…」

「あっ、貴方は、いつも握手会に来てくれる…」

「どうしたんですか? こんな雨のなか」

「ライブ?」 

「あぁ…」(暗めに)

「あの…、先ほどSNSでも発表があったのですが、今日のライブは中止で…」

「ごめんなさい。せっかく来てくれたのに」

「え? 私ですか?」

「あはは…」(暗めな笑い)

「私も張り切って早めに来たら、後から中止の連絡がありまして…」

「来る途中に、水たまりにダイブして、服もずぶ濡れになってしまい、
 仕方なくライブ衣装に…」

「あっ、ごめんなさい。暗い話をしてしまって」

「ダメですね。 ファンを笑顔にするのが、アイドル」

「そうだ。せっかく来てくれたので、一曲、披露しますね」

「大雨のなか、来てくれた貴方に、特別サービスです」

「たしか、音響危機は…」

SE:雷が落ちる音
(停電になる)

「わぁっ! 停電?」

「やっぱり、私って不幸…」

SE:ペンライトをつける音

「あっ…、この光…。私の推しカラー…」

「ペンライト…持って来てくれたんですね」

「ありがとうございます」

「あと、ごめんなさい」

「せっかくサービスしようと思ったのに、この有り様で…」

「がっかりしましたよね?」(不安そうに)

「そんな事ないですか?」(困惑したように反応する)

「優しいんですね…」(まだ自信なさそうに)

「そうだ、曲が歌えなくても、サインなら…」

「って、サインペン、持ってません…」

「ううぅ…」(涙目)

「本当に私ってば、ダメダメです」

「他になにか…」

「そうだ、貴方は何か私にして欲しいことはありませんか?」

「と言っても、この真っ暗な中で出来ることだけですが…」

「膝枕…ですか?」

「たしかに…それなら、私にも出来そうです」

「よいっしょっと」

「はい。 それじゃ、いいですよ」

「私の膝の上に、頭乗せてください」

(膝の上に頭を乗せる)

「どうでしょう? こんな感じであってますか?」

「そうですか。喜んで貰えてるなら良かったです♪」

「そうです。せっかく膝枕してるから、耳かきもしてあげますね」

「サインペンは持ってないですけど、綿棒ならお化粧ポーチに…」

「はい。それでは、まず右のお耳をこっちに向けて貰えますか?」

(膝の上で頭が動く)
(声の位置が右側に移動する)

「はい。ありがとうございます♪」

「それじゃ、お耳掃除していきますね」

SE:綿棒で耳かき(右耳) CI~
(以下、耳かきしながら、耳元で囁く)

「こしょ…こしょ…。(オノマトペ囁き)」

「痛かったら、言ってくださいね?」

「こしょ…。こしょ…。こ~しょ…。こ~しょ…。(オノマトペ囁き)」

「ふふふ、気持ちよさそうなお顔になってますね」

「幸せ…ですか?」

「そんなこと、初めて言われました」

「はい。私、ずっと不幸で…」

「こしょこしょ…。こしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

「私のこと、見てくれてるならご存知ですよね」

「ライブの日は雨続き…」

「私の歌い出しの時は、マイクが不調だったり…」

「サイン会の時は、新品のペンでもインクが出なかったり…」

「こしょ…こしょ…。こしょ…。(オノマトペ囁き)」

「今日だって、大雨でライブが中止になりまたし、貴方を私の不幸に巻き込んでしまいましたし…」

「本当にごめんなさい」

「こしょ…こしょ…。こしょ…こしょ…。(オノマトペ囁き)」

「全然、不幸じゃない?」

「いいんですよ。気を使わなくても?」

「こしょ…こしょ…こしょ…。(オノマトペ囁き)」

「誰かを笑顔にしたくて、アイドルになったはずなのに、私は周りを不幸してばかり」

「こんなじゃ、ファンが離れるのも当然です…」

「こしょ…。こしょ…。(オノマトペ囁き)」

「え? 今の貴方の顔ですか?」

「薄暗くて、よく見えませんが…」

「お顔がふにゃふにゃが、すごく幸せそう…」

「こしょ…。こしょ…。(オノマトペ囁き)」

「…私が耳かきしてるから、ですか?」

「…そっか、私、貴方のこと、幸せに出来てるんですね…」(気持ちが上を向き始める)

「こしょ…こしょ…。こしょこしょ…。こしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

「ありがとうございます♪ ちょっと元気出てきました」

「こしょこしょ…。こしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

「なら、もっと貴方のこと、幸せにしちゃいますね♪」

「こ~しょ…こ~しょ…。こしょこしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

SE:耳ふー
「ふーーーーーー」

「ふふふ、耳に息吹きかけるの、気持ちいいですか?」

「こしょこしょ…。こしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

「お耳の奥の方も、キレイにするように…」

「こしょこしょ…。こしょこしょ…。こしょこしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

「ここが気持ちいいんですね」

「わかりますよ。ファンが何を求めるかくらい。アイドルですから」

「こ~しょ…こ~しょ…。こしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

SE:綿棒で耳かき(右耳) ~CO

SE:耳ふー
「ふーーーーーー」

「はい。こっちのお耳はこのくらいにして」

「次は、反対の側をしてあげますね」

「反対のお耳、こっちに向けてもらえますか?」

「はい。ごろ~ん♪」

(膝の上で頭を動かす)
(声の位置が左に移動する)

「ありがとうございます♪」

「薄暗くて、見えずらいですが、こっち方が汚れてそうですね」

「それでは、こっちのお耳も耳かきしていきますね」

SE:耳ふー
「ふーーーーーー」

「ふふふ、油断禁物です♪」

SE:耳ふー
「ふーーーーー」

「ふふふ、ごめんなさい。ついイタズラ心が…」

「それじゃ、耳かきしますね」

SE:綿棒で耳かき(左耳) CI~
(以下、耳かきしながら耳元で囁く)

「こ~しょ…こ~しょ…。こしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

「こっちのお耳も丁寧に…」

「こしょこしょ…。こしょこしょ…。こしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

「どうですか?気持ちいいですか?」

「あれ? もしかして、にやけないように我慢してます?」

「いいんですよ? お顔ふにゃふにゃしちゃってください」

「こ~しょ…。こ~しょ…。こしょこしょこ~しょ…。(オノマトペ囁き)」

「はい。我慢せずに、私の耳かきで幸せになってください」

「こしょこしょ…。こしょこしょ…。こ~しょ…こ~しょ…。(オノマトペ囁き)」

「ファンを笑顔にするのが、アイドルのお仕事ですから♪」

「こしょこしょ…。こしょこしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

「それに、貴方のおかげで、私、ちょっと自信を持つことが出来ました」

「だから、そのお礼です」

「こしょこしょ…。こしょこしょ…。こしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

「あっ、でも、今日のことは私たちだけの秘密ですよ?」

「いいですか?」

「はい。いい子ですね」

「こ~しょ…。こ~しょ…。こしょこしょ…。こしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

SE:耳ふー
「ふーーーー」

「ふふふ、ご褒美のお耳ふーです♪」

「好きなんですよね?」

「ええ、もうバレバレです」

「こしょこしょ…。こしょこしょ…。こしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

「お耳の弱いところも…」

「こ~しょ…こ~しょ…。こしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

「ふふふ、反応、かわいいです」

「こしょこしょ…。こ~しょ…こ~しょ…。こしょこしょ…。(オノマトペ囁き)」

SE:綿棒で耳かき(左耳)  ~CO

「うん。こっちのお耳もキレイになりました」

「どうでしたか? その、私のファンサービス」

「えへへ、それは良かったです」

「私も、貴方のおかげでアイドルとしての自信出てきました」

「ありがとうございます♪」

「ふふふ、ちょっと眠たくなってきましたか?」

「いいですよ。このまま寝ちゃっても」

「復旧にも、まだ時間がかかりそうですから…」

「はい。おやすみなさい♪」

「今日は来てくれて、ありがとうございました。 チュ♡」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
不幸過ぎる地下アイドルの特別なファンサービス
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ふみか ♢゜
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