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公開日2026年05月16日 12:32
更新日2026年05月16日 12:32
文字数
1771文字(約 5分55秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女魔王
視聴者役柄
勇者
場所
魔王城の王の間
あらすじ
アサシンの遺言をあえて破り、勇者は魔王城に単身で乗り込む。
そこで待っていた傲岸不遜の女魔王は、戦争を引き起こした理由を語り始めて―――。
そこで待っていた傲岸不遜の女魔王は、戦争を引き起こした理由を語り始めて―――。
本編
(魔王城にて)
SE:駆け足で向かってくる足音
SE:勢いよく大きな扉を開け放つ音
ククク…待ちわびていたぞ、勇者よ…。
ようやく、直接対面することができたな。
…ところで…。
#煽るように
貴様以外の連中が見えぬようだが、どこへ消えたのだ?
いつもハエの如く、貴様に群がってた記憶があるのだが…。
まぁ…我としては、綺麗さっぱりいなくなって、清々したがな…。
どうやら、我が送り込んだ駆除係が、いい働きをしたようだ。
惜しむらくは、奴もこの世におらぬことだが、所詮、使い走り…。
いなくなれば、新しく補充すればよいだけだろう。
…フッフッフッ…そう熱り立つな。
端正な顔が、台無しではないか。
これから貴様は、我の夫となるというのに…。
…む?
よもや、我の真意を、見抜けなかったとでもいうのか?
いやはや…これは、驚いた。
そんなことも知らずに、単身乗り込んでくるとはな…。
ならば、丁度いい。
我が、如何様にして、宣戦布告を決意したか…。
そして、なぜ貴様らが選ばれたのか…。
全ての真相を、今ここで明かすとしよう…。
ククッ…さて…まずは、どこから手をつけたものか…。
話は変わるが、貴様は、勇者と魔王にまつわる伝説を聞いたことがあるか?
かつて、悪逆無道の限りを尽くしたといわれている魔王と、それを討つために結成された勇者ら6人のパーティーの物語だ。
一般的には、旅の途中で仲間を失いながらも、最後は魔王と刺し違えた勇者の哀しくも気高き英雄譚として流布されている。
しかし、それは誤りだ。
時の権力者が、真実を闇に葬り去り、自らの正統性を主張するために塗り固めた虚構に過ぎぬ。
そもそも、邪智暴虐とされた魔王が、一体何を行ったかのさえ、記録されていないのだぞ?
これを疑わない方が、無理というものだ。
フフフ…それもそうだろう。
彼女はただ、欲しただけだった。
勇者という想い人…たったそれだけを、な…。
だが、今も昔も、魔王と勇者が結ばれることなど、到底許されるはずがない。
何より、勇者の脇を女が固めていて、やすやすと手を出すことができなかったのだ。
そこで、魔王は、一計を案じることにした。
ある日突然、魔王は軍事侵攻を仄めかすと同時に、人間の王に、ある取り引きを持ちかけたのだ。
それは、勇者一行を、魔王討伐隊として派兵させること…。
かわりに、勇者が魔王の下に辿り着くまで、魔族側は作戦を停止するという条件も示してな。
もちろん、この秘密協定には、双方の目論見があった。
まず、魔王は、勇者パーティーの解体を狙っており、そのために、メンバー同士を互いに争うよう仕向けたのだ。
あえて攻撃を緩くすることで油断を生み、普段は表面化しなかった嫉妬心や猜疑心が誘発しやすい環境を作ってな。
そして、思惑通り、愚かな女共は、醜く凄惨に自滅していった。
勇者が止める暇もなく、あっという間に…。
ククッ…もちろん、これは人間側にとっても都合がよかった。
日に日に高まる勇者の名声を目の当たりにし、己の地位を脅かされることを恐れた、王や貴族にとってはな。
そう…だからこそ、この伝承を、嘘で神格化する必要があったのだ。
不名誉な事実をすり替え、勇者を生贄に捧げた欺瞞を覆い隠すために…。
フッフッフ…これで、分かっただろう。
貴様も同じように、救おうとした人間に裏切られ、悲劇の英雄扱いされながら犬死にする定めを背負わされている。
しかし、安心しろ。
我は、そんな終焉を望んでおらぬ。
勇者よ…我と共に、来い。
万が一、我を討ち取れたとしても、彼奴らは全力で口封じにかかってくる。
ならばいっそ、全てを捨てて、隠遁すればよい。
元々、我とて、魔王の座に執着はないからな。
我が下りれば、戦争は早々に終結し、貴様が成したかった平和も実現できる。
そして、なにより、我は成就させたいのだ…。
最も偉大といわれた初代ですら果たせなかった、魔王と勇者の婚姻を…。
さあ…早く、手を取れ!
SE:勇者が剣を抜く音
#高笑い
…ククッ、ククク…ハハハハ!
そうか…それが、貴様の答えか。
薄々勘付いていたが、こうもハッキリ言われてると、我とて傷ついてしまうな。
#悲しげな表情で
フッ…やはり、運命には逆らえぬというわけか…。
#眼光鋭い顔に切り替わって
…否ッ!
我は、絶対に受け入れぬ!
どんなに業を重ねようと、どんなに誹られようと、諦めるつもりはない!
必ず…必ず、貴様を手に入れてみせるッ!
たとえ、力づくでねじ伏せてもな…ッ!
#狂気と悲嘆に染まった笑顔で
フッ、フフフ…アッハハハ…!
SE:駆け足で向かってくる足音
SE:勢いよく大きな扉を開け放つ音
ククク…待ちわびていたぞ、勇者よ…。
ようやく、直接対面することができたな。
…ところで…。
#煽るように
貴様以外の連中が見えぬようだが、どこへ消えたのだ?
いつもハエの如く、貴様に群がってた記憶があるのだが…。
まぁ…我としては、綺麗さっぱりいなくなって、清々したがな…。
どうやら、我が送り込んだ駆除係が、いい働きをしたようだ。
惜しむらくは、奴もこの世におらぬことだが、所詮、使い走り…。
いなくなれば、新しく補充すればよいだけだろう。
…フッフッフッ…そう熱り立つな。
端正な顔が、台無しではないか。
これから貴様は、我の夫となるというのに…。
…む?
よもや、我の真意を、見抜けなかったとでもいうのか?
いやはや…これは、驚いた。
そんなことも知らずに、単身乗り込んでくるとはな…。
ならば、丁度いい。
我が、如何様にして、宣戦布告を決意したか…。
そして、なぜ貴様らが選ばれたのか…。
全ての真相を、今ここで明かすとしよう…。
ククッ…さて…まずは、どこから手をつけたものか…。
話は変わるが、貴様は、勇者と魔王にまつわる伝説を聞いたことがあるか?
かつて、悪逆無道の限りを尽くしたといわれている魔王と、それを討つために結成された勇者ら6人のパーティーの物語だ。
一般的には、旅の途中で仲間を失いながらも、最後は魔王と刺し違えた勇者の哀しくも気高き英雄譚として流布されている。
しかし、それは誤りだ。
時の権力者が、真実を闇に葬り去り、自らの正統性を主張するために塗り固めた虚構に過ぎぬ。
そもそも、邪智暴虐とされた魔王が、一体何を行ったかのさえ、記録されていないのだぞ?
これを疑わない方が、無理というものだ。
フフフ…それもそうだろう。
彼女はただ、欲しただけだった。
勇者という想い人…たったそれだけを、な…。
だが、今も昔も、魔王と勇者が結ばれることなど、到底許されるはずがない。
何より、勇者の脇を女が固めていて、やすやすと手を出すことができなかったのだ。
そこで、魔王は、一計を案じることにした。
ある日突然、魔王は軍事侵攻を仄めかすと同時に、人間の王に、ある取り引きを持ちかけたのだ。
それは、勇者一行を、魔王討伐隊として派兵させること…。
かわりに、勇者が魔王の下に辿り着くまで、魔族側は作戦を停止するという条件も示してな。
もちろん、この秘密協定には、双方の目論見があった。
まず、魔王は、勇者パーティーの解体を狙っており、そのために、メンバー同士を互いに争うよう仕向けたのだ。
あえて攻撃を緩くすることで油断を生み、普段は表面化しなかった嫉妬心や猜疑心が誘発しやすい環境を作ってな。
そして、思惑通り、愚かな女共は、醜く凄惨に自滅していった。
勇者が止める暇もなく、あっという間に…。
ククッ…もちろん、これは人間側にとっても都合がよかった。
日に日に高まる勇者の名声を目の当たりにし、己の地位を脅かされることを恐れた、王や貴族にとってはな。
そう…だからこそ、この伝承を、嘘で神格化する必要があったのだ。
不名誉な事実をすり替え、勇者を生贄に捧げた欺瞞を覆い隠すために…。
フッフッフ…これで、分かっただろう。
貴様も同じように、救おうとした人間に裏切られ、悲劇の英雄扱いされながら犬死にする定めを背負わされている。
しかし、安心しろ。
我は、そんな終焉を望んでおらぬ。
勇者よ…我と共に、来い。
万が一、我を討ち取れたとしても、彼奴らは全力で口封じにかかってくる。
ならばいっそ、全てを捨てて、隠遁すればよい。
元々、我とて、魔王の座に執着はないからな。
我が下りれば、戦争は早々に終結し、貴様が成したかった平和も実現できる。
そして、なにより、我は成就させたいのだ…。
最も偉大といわれた初代ですら果たせなかった、魔王と勇者の婚姻を…。
さあ…早く、手を取れ!
SE:勇者が剣を抜く音
#高笑い
…ククッ、ククク…ハハハハ!
そうか…それが、貴様の答えか。
薄々勘付いていたが、こうもハッキリ言われてると、我とて傷ついてしまうな。
#悲しげな表情で
フッ…やはり、運命には逆らえぬというわけか…。
#眼光鋭い顔に切り替わって
…否ッ!
我は、絶対に受け入れぬ!
どんなに業を重ねようと、どんなに誹られようと、諦めるつもりはない!
必ず…必ず、貴様を手に入れてみせるッ!
たとえ、力づくでねじ伏せてもな…ッ!
#狂気と悲嘆に染まった笑顔で
フッ、フフフ…アッハハハ…!
クレジット
ライター情報
初めまして。
平朝臣と申します。
ヤンデレを題材にしたシリアスな作品が多めですが、耳かき系も少数ながらありますので、どうぞお楽しみください。
平朝臣と申します。
ヤンデレを題材にしたシリアスな作品が多めですが、耳かき系も少数ながらありますので、どうぞお楽しみください。
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