- 甘々
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年08月31日 21:44
文字数
1194文字(約 3分59秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
探偵
視聴者役柄
助手
場所
指定なし
本編
「はあ…助手君、紅茶を入れてくれたまえ…」
「元気がない?当たり前だろう…この一週間、何一つ謎が解けなかったのだから。結局、「好き」を証明できていない」
「まあ…君といたんだ。楽しかったことは事実だけれど、私は腐っても探偵だからな…それに、私が嫌いな『分からない』という状況だ」
「致し方ない…助手君、キスをしよう」
「は、恥ずかしがらないでくれないか?わ、私だって恥ずかしいんだぞ?…というか初めてなんだぞ?」
「それに、デートをする仲の…こ、恋人同士というものはキスをするものなのだろう?」
「い、いま君と私はデートをして帰ってきたところだ。だから、擬似的な状況とはいえ恋人同士なのではないか?」
「そういうのは本当に大事な人とするべき?」
「…何を言っているんだ?私にとって助手君は大事だぞ。君がいなければ解けなかった事件も沢山あった。君が助けてくれなければ危険な場面だってあった。それに…君のいれてくれる紅茶があるから…いや、君がそばにいてくれるから安心して事件を解くことに集中できるんだ。それだけは断言しよう」
「………なるほど、そういう事だったのか!」
「助手君、お手柄だ!君の言ってくれた言葉のおかげで今回の謎が解けそうだ!」
「どういうことかだと?…ふっふっふっ」
「聞いてくれたまえ!…と、いつもなら言うが、今回はまだ仮説の域を出ない。」
「というよりは、そもそも答えなどないと言った方が良いのかもしれん。そんな状態の物を、助手君とはいえ、他人に教える訳にはいかない。一応、探偵としてのプライドがあるからな」
「一応、今の時点においては答えがないというのが答えと言っておこう」
「とはいえ、だ。前も言ったが『わからない』ということは嫌いだ」
「だから、『好き』の証明を辞めるつもりはないぞ。こんな難題、解けたらどれほどの快感があるのだろう…ふふ、これは人生全てをかけて証明しなければな」
「もちろん、君にも手伝ってもらうぞ?ここまで付き合ってきておいて、私に好意がないとは言わせないからな?」
「…あるよな?」
「…よかった。これでないと言われたら泣いていたぞ」
「というか君、恥ずかしがる姿もほんとにかわいいな」
「むすっとした顔も相変わらずかわいいぞ?まあ、そんなことより、だ」
「では助手君、いつもの紅茶を…」
(ドアを叩く音)
「おっと、警部殿か?新しい事件が舞い込んできたようだ。今回は楽しめる謎だと良いのだが」
「不謹慎?いつも言っているが、天才である私に一般人の感性を…っておい!ドアを開けに行くな!話を最後まで聞きたまえ!」
「…最近、私の扱いがぞんざいになってきてはいないか?傷つくぞ?」
(ドアが開く音)
「コホン…ひさしいね、警部殿。今回はどんな事件だ?密室殺人?連続殺人?それとも奴の関連か?」
「ふむ、今回は面白そうだ。向かおう」
「しかしその前に大事なことがある。助手君、いつもの紅茶を入れてくれたまえ」
「元気がない?当たり前だろう…この一週間、何一つ謎が解けなかったのだから。結局、「好き」を証明できていない」
「まあ…君といたんだ。楽しかったことは事実だけれど、私は腐っても探偵だからな…それに、私が嫌いな『分からない』という状況だ」
「致し方ない…助手君、キスをしよう」
「は、恥ずかしがらないでくれないか?わ、私だって恥ずかしいんだぞ?…というか初めてなんだぞ?」
「それに、デートをする仲の…こ、恋人同士というものはキスをするものなのだろう?」
「い、いま君と私はデートをして帰ってきたところだ。だから、擬似的な状況とはいえ恋人同士なのではないか?」
「そういうのは本当に大事な人とするべき?」
「…何を言っているんだ?私にとって助手君は大事だぞ。君がいなければ解けなかった事件も沢山あった。君が助けてくれなければ危険な場面だってあった。それに…君のいれてくれる紅茶があるから…いや、君がそばにいてくれるから安心して事件を解くことに集中できるんだ。それだけは断言しよう」
「………なるほど、そういう事だったのか!」
「助手君、お手柄だ!君の言ってくれた言葉のおかげで今回の謎が解けそうだ!」
「どういうことかだと?…ふっふっふっ」
「聞いてくれたまえ!…と、いつもなら言うが、今回はまだ仮説の域を出ない。」
「というよりは、そもそも答えなどないと言った方が良いのかもしれん。そんな状態の物を、助手君とはいえ、他人に教える訳にはいかない。一応、探偵としてのプライドがあるからな」
「一応、今の時点においては答えがないというのが答えと言っておこう」
「とはいえ、だ。前も言ったが『わからない』ということは嫌いだ」
「だから、『好き』の証明を辞めるつもりはないぞ。こんな難題、解けたらどれほどの快感があるのだろう…ふふ、これは人生全てをかけて証明しなければな」
「もちろん、君にも手伝ってもらうぞ?ここまで付き合ってきておいて、私に好意がないとは言わせないからな?」
「…あるよな?」
「…よかった。これでないと言われたら泣いていたぞ」
「というか君、恥ずかしがる姿もほんとにかわいいな」
「むすっとした顔も相変わらずかわいいぞ?まあ、そんなことより、だ」
「では助手君、いつもの紅茶を…」
(ドアを叩く音)
「おっと、警部殿か?新しい事件が舞い込んできたようだ。今回は楽しめる謎だと良いのだが」
「不謹慎?いつも言っているが、天才である私に一般人の感性を…っておい!ドアを開けに行くな!話を最後まで聞きたまえ!」
「…最近、私の扱いがぞんざいになってきてはいないか?傷つくぞ?」
(ドアが開く音)
「コホン…ひさしいね、警部殿。今回はどんな事件だ?密室殺人?連続殺人?それとも奴の関連か?」
「ふむ、今回は面白そうだ。向かおう」
「しかしその前に大事なことがある。助手君、いつもの紅茶を入れてくれたまえ」
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ライター情報
シス=リリシアと申します。普段はトピアという配信アプリで不定期で活動しております。moneepというアプリでも活動予定なのでそちらもよろしくお願いします。
台本は不定期で気が向いた時に書いているので月単位で更新がないこともあるかもしれません。
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