0
普段はちょっとSな先輩の本音
written by シス=リリシア
  • 先輩
  • ヤンデレ
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年08月31日 21:45
文字数
1314文字(約 4分23秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
先輩
視聴者役柄
後輩
場所
指定なし
本編
(インターホンの音)
 
「いらっしゃい、よく来てくれたわね。さあ、上がって?」
 
(足音)
 
「あ、お茶持ってくるから先に部屋に入っててくれる?」
 
(数秒置いて)
 
(ドアの開閉音)
「お茶、持ってきたわ。クローゼットとか漁ってないわよね?」
 
(グラスを置く音)
 
「ふふっ、冗談よ。相変わらず反応がかわいいわね」

「いじめないでくださいって?あら、人聞きの悪いこと言わないでほしいわね」
 
「いじめてるんじゃなくて、遊んでるだけよ。それに…」
 
(囁き)
「好きでしょ?こういうことされるの」
 
(飲み物を飲む音)
 
「あらあら、そんなに一気に飲んじゃって…そんなに恥ずかしいのかしら?ふふっ」
 
「…なんて、こんなことしていられるのもあと少しなのよね」
 
「…ええ、今年で私は大学を卒業、あなたは1つ下の学年。就職のこともあるし、離れ離れになってしまうわ」
 
「ふふっ、そうね…高校からの付き合いだから、結構付き合い長いのよね、私たち」
 
「ずっと一緒で…2人で色んなところに遊びに行ったわ。ちょっとした喧嘩もしたわよね。すぐに仲直りしたけれど。お泊まりだってしたわよね」
 
「貴方との思い出は全部覚えてる」
 
「離れ離れになったら、いつもみたいに一緒に居られないのよね…」
 
「少し…いいえ、とても寂しいわ…」
 
(数秒置いて)
 
(グラスが倒れる音orグラスが割れる音)
 
「薬がようやく効いたのね。結構勢いよく倒れたけど…よかった、頭は打ってないわ。少し身体が動かなくなる薬なのだけど…体調は…大丈夫そうね」
 
「こんなことしてごめんなさい。でもこうするしかなかったの…」
 
「あなたと離れたくない。それにこのままの関係も辛いの」
 
「この友達以上恋人未満みたいな関係…楽しかったけどすごく辛い…」
 
「ねえ、こんな状況で言うのもずるいと私自身思うわ。けど…もう耐えられないから」
 
「私は…私はあなたの事が好き。会った時からずっと…」
 
「貴方ならきっと断らないだろうって思ったけど、断られるかもと思ったらやっぱり怖くて今まで言えなかったの」
 
「薬で動けなくした理由?それは…ただの私の自分勝手な理由よ」
 
「私以外の女性とも楽しそうに話をしてて…正直に言うと嫉妬したわ。貴方の笑った顔は私だけに向けて欲しいし、誰にも見せたくない。それなのに貴方は私の気も知らないで、他の女性と楽しそうに話してて…嫌だったの」
 
「だから、この部屋に監禁することにしたの」
 
「そうすれば、離れ離れになることもないし、貴方の全てを独占できる…そう思ったから」
 
「…一生ここにいて欲しいわ。お金だって私が稼いでくるし、時々だったら外に出てもいいから…」
 
「やっぱり断るのね…でも貴方ならそういうと思ったわ」
 
「…ひとつだけ聞かせて」
 
「貴方は私のこと、どう思ってるのかしら」
 
「ただの友達?それとも今回のことで嫌いになった?」
 
「…え?す、好き?」
 
「こ、こんなに酷いことをしたというのに…?」
 
「優しすぎるわ…本当に貴方は…」
 
「はっ!?き、キスしてほしい!?」
 
「動けないから私からするの…?」
 
「ええ…わかったわ」
 
「…するわね」
 
(リップ音)

「…少し恥ずかしいわ」
 
「離れ離れになるけど絶対会いに来る?女性ともなるべく話さないようにする?」
 
「…わかった。信じてるわ」
 
「ねえ」
 
「好きよ、ふふっ」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
普段はちょっとSな先輩の本音
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
シス=リリシア
ライター情報
 シス=リリシアと申します。普段はトピアという配信アプリで不定期で活動しております。
 台本は不定期で気が向いた時に書いているので月単位で更新がないこともあるかもしれません。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
シス=リリシア の投稿台本(最大10件)