- ヤンデレ
- 敬語
公開日2021年07月04日 18:51
更新日2021年07月04日 18:51
文字数
2732文字(約 9分7秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
神社の関係者(本当は神様)
視聴者役柄
参拝者(最近地方に引っ越してきた)
場所
神社
あらすじ
引っ越してきたばかりの主人公と不思議な女性とのお話です。
おみくじで大吉を引いた主人公と彼に近寄る女性が作る物語。
おみくじで大吉を引いた主人公と彼に近寄る女性が作る物語。
本編
どうされました、お兄さん?
私?私はこの神社の者です。
お兄さんが嬉しそうな顔をされていたので気になってしまって
おみくじで大吉を引いた?
なるほど年末に引っ越してきてから初めのおみくじだったと。
幸先いいですね、お兄さん、ふふっ。
ちなみにどんなことが書かれてました?
なになに…
願い事:思うこと叶う。他人の舌先に惑わされるな。
待ち人:来たる。待て。
学問:励むがよろし。
縁談:よろし。よく見定めよ。
等々。
なるほどなるほど。
流石大吉だけあって良さげなことが書かれていますねぇ。
信じるか信じないかはあなた次第ですが、ふふっ。
ちなみに願い事って何かされましたか?
本来神社は神様にお礼を述べたりする場で願い事をするところではないのですが…
その嬉しそうな表情を見るにされたのでしょう?願い事。
恋人ができますように?
ベタですね、ふふっ。
お兄さんかっこいいのですぐにできますよ。
折角ですのでこのおみくじ、神社に結ばれていかれては?
本当は財布等に入れて持ち歩くことが望ましいのですが、
ここの神様との縁結びとして考えてみては如何でしょうか?
お兄さんが初めて訪れたこの神社で引いた大吉。
その縁をより強く繋ぐためと考えると、より特別な感じがしませんか?
(少しの間)
結ばれて行かれるのですか?ありがとうございます。
それではお兄さんには特別な場所をご案内しますね。
こちらが神社が建てられる以前より存在しているとされる御神木になります。
こちらに結ばれていってください。本来は一般の方が入れる場所ではないのですが。
良いのかって?今回だけの特別ですよ、ふふっ。
お兄さんの新生活が少しでも華やかなものになり、この神社のおかげと感じていただければここの者としても嬉しいですので。
さぁさ、どうぞ。
ふふっ、しっかりと結べましたね。
これでわたs…この神社との縁は結ばれました。
神様もあなたを見守ってくれますよ。
では、またお会いしましょうね、お兄さん。
良いお年を。
(少しの間)
こんばんわぁ、お兄さん。
一昨日以来ですね。
なんで俺の家にって…妻が夫の家に来ることがおかしいですか?
なんの話って…やだなぁお兄さん…
いえ、あなたってここは呼ぶべきですね。
それで、なんでしたっけ?
あぁ、私があなたの妻ということについてでしたね。
と言われてもですねぇ…あなたも同意したことですし…
お忘れですか?神社で御神木に結んだじゃないですか。
結んだのはただのおみくじだって?
おみくじとは神からの神託ですよ?
それを特別に祀られている御神木に結ぶということは、全てを神に捧げるということですよ?
意味がわからない?神と私がどう繋がるのかって?
あぁ、そこがまだわかっていなかったんですね…
おかしいと思わなかったんですか?
正月なのにあの神社にあなた1人しかいなかったこと。
あなたは近いところにたまたまあった神社に参拝にいらしたみたいでしたが…
それを全て私が仕組んだものとしたら…あなたは信じます?
あなたがここに引っ越してきたのも
あなたが正月に私の神社に来たのも
あなたがおみくじで大吉を引いて、それを御神木へ結ぶようになったことも
全部、ぜーんぶ私が導いたんですよ?
その顔、信じられるか!って顔ですね。まぁそうでしょうね。
こんなこと言われても最初から信じる人なんていませんよね。
なら、こういうのはどうでしょう?
今からあなたがあなたに関する質問を出して、それを私が全て答えて見せましょう。
本人しか知り得ないことでいいですよ?
そしたらあなたも流石に私の話を信じる気になるでしょう。
では、始めましょうか。
(少しの間)
もういいんですかぁ?
私としてはもう少しあなたのクイズを楽しんでいたかったんですけど…
昔この地に住んでいたこととか
小学生の頃自転車で池に突っ込んだとか
秘密の本はタンスの引き出しの上から2番目に隠しているとか
好みの女性は家庭的で料理が上手でぇ…胸が大きい子、まさに今の私みたいな子、とか
まだまだいーっぱい話すことはあったんですよぉ?
これで信じる気になりました?
ストーカー?人聞きが悪いですねえ。
薄々気づいているのでしょう?ただ信じられないだけで。
そうですよ、私はあの神社に祀られている神、そのものです。
あなたが昔この地にいた時一目見てピンときたんです。
あなたの魂はとても上質で…あなたと縁を結べばとても良い信仰を得られる。他の神にも人間の女にも、誰の手にも取られたくない。そう思えるほどに。
ですから私の力であなたが再びこの地へ来るように…私の神社を訪れるようにしたのです。
神とは信仰がなければ存在することはできません。ですがその信仰にも質があります。悪人に祀られる神には碌なものがいませんから。
そういった意味でもあなたの魂は素晴らしいものです。あなたの身が朽ち果てたとしても魂は私の手元に置いておきたいくらい。
まぁ、そうするんですけどね。
え?あなたを殺すのかって?
やだなぁ、そんなことするわけないじゃないですか。
そんなことをしたら折角の魂が汚れちゃうじゃないですか。
あなたには幸せに人生を終えていただかないと。
その為に私があなたの望みを叶えてあげます。
まず今年願ったことからいきましょうか。
確か、恋人がほしい、でしたよね?
私がその恋人になりましょう。いえ、もう既になっていましたね。
あなたがおみくじを御神木へ結んだあの瞬間、あの時から私たちは夫婦です。お互いの同意の下で結んだんですからね、ふふっ。
如何です?この姿。あなた好みの女性でしょう?気に入っていただけました?って聞くまでもなかったですね。
チラチラと目線が私の身体全身を隈なく見ていますもんねぇ…
いいんですよぉ、もっと見ても。この後全部見ることになるんですから。
どういう意味かって…それを私に言わせるんですかぁ?
そういうのは男の人からリードしてもらわないと…ねぇ?
期待してますよ、あ・な・た、ふふふっ。
顔赤くしちゃって、かわいいなぁ、もう。
これからあなたの身の回りのお世話は全部私がしてあげますから…
あなたが天寿を全うするその日まで…
自分好みの女性が一生付き添う、これほど幸せなことはないでしょう?
あぁ一応言っておきますけど…浮気はダメですよ?
もしも万が一にも神である私を置いて他の女に目移りするようなことがあったら…
どうなってしまうんでしょうね、ふふふっ。
大丈夫…全て私に任せて…身を委ねて…そうすれば順風満帆な人生を送れますから…
その顔、御神木へ結ばなければこんなことには、という顔ですね…
おみくじにも書いてあったでしょう?
「他人の舌先に惑わされるな」「よく見定めよ」って
あぁ、その顔ぞくぞくしちゃう…かわいい…
もう我慢できない…完全に堕としてしまいましょう…身も心も…
私無しでは生きていけないように…徹底的に…
これからよろしくお願いしますね、あ・な・た、ふふっ。
私?私はこの神社の者です。
お兄さんが嬉しそうな顔をされていたので気になってしまって
おみくじで大吉を引いた?
なるほど年末に引っ越してきてから初めのおみくじだったと。
幸先いいですね、お兄さん、ふふっ。
ちなみにどんなことが書かれてました?
なになに…
願い事:思うこと叶う。他人の舌先に惑わされるな。
待ち人:来たる。待て。
学問:励むがよろし。
縁談:よろし。よく見定めよ。
等々。
なるほどなるほど。
流石大吉だけあって良さげなことが書かれていますねぇ。
信じるか信じないかはあなた次第ですが、ふふっ。
ちなみに願い事って何かされましたか?
本来神社は神様にお礼を述べたりする場で願い事をするところではないのですが…
その嬉しそうな表情を見るにされたのでしょう?願い事。
恋人ができますように?
ベタですね、ふふっ。
お兄さんかっこいいのですぐにできますよ。
折角ですのでこのおみくじ、神社に結ばれていかれては?
本当は財布等に入れて持ち歩くことが望ましいのですが、
ここの神様との縁結びとして考えてみては如何でしょうか?
お兄さんが初めて訪れたこの神社で引いた大吉。
その縁をより強く繋ぐためと考えると、より特別な感じがしませんか?
(少しの間)
結ばれて行かれるのですか?ありがとうございます。
それではお兄さんには特別な場所をご案内しますね。
こちらが神社が建てられる以前より存在しているとされる御神木になります。
こちらに結ばれていってください。本来は一般の方が入れる場所ではないのですが。
良いのかって?今回だけの特別ですよ、ふふっ。
お兄さんの新生活が少しでも華やかなものになり、この神社のおかげと感じていただければここの者としても嬉しいですので。
さぁさ、どうぞ。
ふふっ、しっかりと結べましたね。
これでわたs…この神社との縁は結ばれました。
神様もあなたを見守ってくれますよ。
では、またお会いしましょうね、お兄さん。
良いお年を。
(少しの間)
こんばんわぁ、お兄さん。
一昨日以来ですね。
なんで俺の家にって…妻が夫の家に来ることがおかしいですか?
なんの話って…やだなぁお兄さん…
いえ、あなたってここは呼ぶべきですね。
それで、なんでしたっけ?
あぁ、私があなたの妻ということについてでしたね。
と言われてもですねぇ…あなたも同意したことですし…
お忘れですか?神社で御神木に結んだじゃないですか。
結んだのはただのおみくじだって?
おみくじとは神からの神託ですよ?
それを特別に祀られている御神木に結ぶということは、全てを神に捧げるということですよ?
意味がわからない?神と私がどう繋がるのかって?
あぁ、そこがまだわかっていなかったんですね…
おかしいと思わなかったんですか?
正月なのにあの神社にあなた1人しかいなかったこと。
あなたは近いところにたまたまあった神社に参拝にいらしたみたいでしたが…
それを全て私が仕組んだものとしたら…あなたは信じます?
あなたがここに引っ越してきたのも
あなたが正月に私の神社に来たのも
あなたがおみくじで大吉を引いて、それを御神木へ結ぶようになったことも
全部、ぜーんぶ私が導いたんですよ?
その顔、信じられるか!って顔ですね。まぁそうでしょうね。
こんなこと言われても最初から信じる人なんていませんよね。
なら、こういうのはどうでしょう?
今からあなたがあなたに関する質問を出して、それを私が全て答えて見せましょう。
本人しか知り得ないことでいいですよ?
そしたらあなたも流石に私の話を信じる気になるでしょう。
では、始めましょうか。
(少しの間)
もういいんですかぁ?
私としてはもう少しあなたのクイズを楽しんでいたかったんですけど…
昔この地に住んでいたこととか
小学生の頃自転車で池に突っ込んだとか
秘密の本はタンスの引き出しの上から2番目に隠しているとか
好みの女性は家庭的で料理が上手でぇ…胸が大きい子、まさに今の私みたいな子、とか
まだまだいーっぱい話すことはあったんですよぉ?
これで信じる気になりました?
ストーカー?人聞きが悪いですねえ。
薄々気づいているのでしょう?ただ信じられないだけで。
そうですよ、私はあの神社に祀られている神、そのものです。
あなたが昔この地にいた時一目見てピンときたんです。
あなたの魂はとても上質で…あなたと縁を結べばとても良い信仰を得られる。他の神にも人間の女にも、誰の手にも取られたくない。そう思えるほどに。
ですから私の力であなたが再びこの地へ来るように…私の神社を訪れるようにしたのです。
神とは信仰がなければ存在することはできません。ですがその信仰にも質があります。悪人に祀られる神には碌なものがいませんから。
そういった意味でもあなたの魂は素晴らしいものです。あなたの身が朽ち果てたとしても魂は私の手元に置いておきたいくらい。
まぁ、そうするんですけどね。
え?あなたを殺すのかって?
やだなぁ、そんなことするわけないじゃないですか。
そんなことをしたら折角の魂が汚れちゃうじゃないですか。
あなたには幸せに人生を終えていただかないと。
その為に私があなたの望みを叶えてあげます。
まず今年願ったことからいきましょうか。
確か、恋人がほしい、でしたよね?
私がその恋人になりましょう。いえ、もう既になっていましたね。
あなたがおみくじを御神木へ結んだあの瞬間、あの時から私たちは夫婦です。お互いの同意の下で結んだんですからね、ふふっ。
如何です?この姿。あなた好みの女性でしょう?気に入っていただけました?って聞くまでもなかったですね。
チラチラと目線が私の身体全身を隈なく見ていますもんねぇ…
いいんですよぉ、もっと見ても。この後全部見ることになるんですから。
どういう意味かって…それを私に言わせるんですかぁ?
そういうのは男の人からリードしてもらわないと…ねぇ?
期待してますよ、あ・な・た、ふふふっ。
顔赤くしちゃって、かわいいなぁ、もう。
これからあなたの身の回りのお世話は全部私がしてあげますから…
あなたが天寿を全うするその日まで…
自分好みの女性が一生付き添う、これほど幸せなことはないでしょう?
あぁ一応言っておきますけど…浮気はダメですよ?
もしも万が一にも神である私を置いて他の女に目移りするようなことがあったら…
どうなってしまうんでしょうね、ふふふっ。
大丈夫…全て私に任せて…身を委ねて…そうすれば順風満帆な人生を送れますから…
その顔、御神木へ結ばなければこんなことには、という顔ですね…
おみくじにも書いてあったでしょう?
「他人の舌先に惑わされるな」「よく見定めよ」って
あぁ、その顔ぞくぞくしちゃう…かわいい…
もう我慢できない…完全に堕としてしまいましょう…身も心も…
私無しでは生きていけないように…徹底的に…
これからよろしくお願いしますね、あ・な・た、ふふっ。
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