今回はヤンデレの妹ちゃん。ちょっと刺激つよめー。

前の投稿からひと月くらいたっちゃってましたね。忙しかったのでしょうがないですよね。
というのは嘘で、ゲームにハマってました。

「スンスン…、スンスン…、この匂い…お兄ちゃん？」

「お兄ちゃんだ！やっと、お兄ちゃんが帰ってきた！」

ガチャッ

「お帰りお兄ちゃん！」

「お兄ちゃん、早く！早くあれ頂戴！あれ！」

「あれと言えばあれだよ！お兄ちゃんの甘くて美味しい血だよ！」

「帰ってきたばかりで疲れてるからまた後で…？」

「ダ、ダメだよお兄ちゃん。そういってお兄ちゃん一昨日も昨日も今朝も血くれなかったじゃん。」

「もう、６日も飲めてないんだよ？私限界だよ！」

「ねぇ、お願い！お兄ちゃんの血、頂戴！」

「ねぇ、ねぇってば！」

「頂戴！血ちょうだ」

「キャッ！」

「え、お兄ちゃん…？どこ行くの？」

「嘘だよね？お兄ちゃん？お兄ちゃん！？」



「お兄ちゃん、お風呂気持ちよかった？」

「うんよかった、リラックスできたんだね。よかった。よかった。」

「それでお兄ちゃん、そろそろ…、血、飲みたいんだけど…。」

「なんで…？ちょっとでいいんだよ？ほら、このカッターでちょっと傷つけて、そこから出る血を…。」

「どうしても…ダメ？」

「そっか…ダメ…なんだ…。」

「お兄ちゃん、変わっちゃったね。」

「昔は私のことを第一に考えてくれて、私が血を飲みたいって言ったら、どんな時でもくれたのに。」

「お兄ちゃん…なんでくれなくなっちゃったの…？これまでずっと飲ましてくれてたじゃん。」

「………？」

「…なんで…？なんでそんなこと言うの…？お兄ちゃんはそんな意地悪なこと言わないよ…？」

「あなたはお兄ちゃんじゃない…。私の知ってる大好きなお兄ちゃんじゃない！」

「…え？」

「私がお兄ちゃんに求めてるのは血だけ…？」

「違う！そんなことない…！私が好きなのは正真正銘お兄ちゃんだよ！」

「血だけが目当てなんてそんなわけない！」

「私はお兄ちゃんが大好きなんだ！絶対に血だけが好きなんじゃない！」

「思い当たる節なんてない！」

「ない！ない！ない！ない！ない！ない！ない！ない！！」

「私に近寄るな！」

「いやッ！やめて！離して！」

「離しておにいちゃ」

グサッ！

「え？お、お兄ちゃん…？」

「それ…お兄ちゃん…お腹…血が…。」

「ア、アハ。アハハ。アハハハハ…。刺しちゃった…。お兄ちゃんを刺しちゃった…。」

「あぁ…。血が、お兄ちゃんの血がこんなにいっぱい…。」

「…。」

「……ペロ。」

「！？」

「ん、んあぁぁ…、こ、これぇ…。」

「ペロペロ…、これだよぉ…。んはぁ…幸せぇ…。」

「お兄ちゃんが私の中に入ってきてるぅ…。」

「あぁ、もっと、もっと飲みたい…！」

「ペロペロ…ペロペロ…。」

「わかった…、今やっとわかったよお兄ちゃん…。私はこうしてお兄ちゃんの血を飲むことで大好きなお兄ちゃんの味を感じ、お兄ちゃんを私の体に感じたかったんだよぉ。」

「ペロペロ…ペロペロ…。」

「あぁ…、美味しい…。お兄ちゃんが私の中に入ってきてるぅ…。さいこぉ…。」


「あぁ、お腹いっぱいだよお兄ちゃん…。」

「全身にお兄ちゃんを感じる。すっごく気分がいい！気持ちがいいよ！」

「…って、あれぇ？寝ちゃってるの？もー、しょうがないなぁお兄ちゃんったら。」

「まぁ、明日は休みだから遅くまで寝てていいよ。」

「でも、布団かぶらないと風邪ひくよ？」

「よいしょ、よいっしょ。」

「ふぅ、どう？お兄ちゃん気持ちいい？」

「うん、気持ちよさそうに寝てるね。」

「お兄ちゃん…。」

「私も隣…いいよね？」

「おじゃまします。」

「ンフフ、お兄ちゃん、お布団あったかいね。」

「スンスン…。あぁ…、お兄ちゃんに包まれてる。いい匂いだなぁ…。幸せだなぁ…。」

「お兄ちゃん、大好き…！」

「これからもずっと一緒だよ、お兄ちゃん。」



「あ、いつの間にか寝ちゃってた…。」

「んー、よく寝たー。」

「久しぶりだなー。こんなすがすがしい朝は。」

「あ、お兄ちゃん朝だよ、おきて。」

「お兄ちゃん、お兄ちゃん。」

「もー、寝坊助さん。」

「起きて、起きてー。」

「…あれ？お兄ちゃん？」

「どうしたの？」

「ねぇ、起きてよお兄ちゃん。」

「お兄ちゃん？お兄ちゃん！？」

「う、うそ！？お兄ちゃん！？」

「なんで起きないのお兄ちゃん！」

「起きてよ！ねぇ！」

「ねぇ！ねぇってば！」

「うそ…。お兄ちゃん…！」

「うぅ…なんで、こんなことに…。」

「こんなの望んでないよぉ…。」

「ねぇ、お兄ちゃん起きてよ。私、お兄ちゃんがいないと生きていけないよ。これからどうすればいいの…。」

「ぐす…。」

「ごめんね、お兄ちゃん。ごめんね、ごめんね…。」





「今行くよ…。」

・台本（ゆるボイ！）
【男性向け】お兄ちゃんの血が大好きな狂ったヤンデレ妹
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ころもパジャマ