- 耳かき
- 学校/学園
- 先輩
公開日2021年07月18日 22:19
更新日2021年08月31日 21:53
文字数
1632文字(約 5分27秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
先輩
視聴者役柄
後輩
場所
旧校舎の空き教室
あらすじ
癒し部の部室を何とか確保したものの、特にできることがなく2人ともだらだらと話をしていた。
ふと先輩が癒し部設立に向けてや部室の確保等で頑張った後輩へのお礼を兼ねて癒し部として初めての活動として耳かきをすることにした。
ふと先輩が癒し部設立に向けてや部室の確保等で頑張った後輩へのお礼を兼ねて癒し部として初めての活動として耳かきをすることにした。
本編
「暇だねぇ…」
「癒し部を設立しようとしたのはいいものの君だけしか集まらなくて部員数足りなくて部活として認められないなんて…先輩は悲しいよ」
「でもまあ君には感謝しないとね。真っ先に君が入部しようとしてくれたり、君が頑張って交渉してくれたから、旧校舎の空き教室を部室として…まあ部活ではないけど…自由に使わせてもらえることになったんだから」
「君へのお礼を兼ねて、癒し部としての初の活動をしようか」
(太ももを叩く音)
「ほら、きて?」
「そんなぽかんとした顔してどうしたのかな?耳かきしてあげるからはやく頭乗せてね」
(布が擦れる音)
(右耳 耳かき開始)
「まあまあ、そんなに固くならなくても大丈夫さ…と言いたいが、緊張ではないね?耳の先まで真っ赤になっているよ?」
「君も可愛らしい部分があるじゃないか…っと、大きいのがあるね…じっとしていてくれ…」
「…よし、取れた。なかなかの大物だったね」
「しかしこんな大きな耳垢があるなんて、さてはしばらく耳かきをサボっていたね?」
「聞こえも悪くなってしまうし、耳垢なんて溜めるものじゃないよ?」
「まあ、これからは安心してくれ。部の活動の一環として私がこれから定期的に耳かきをしてあげよう」
「そこまでしなくてもいい?遠慮ならしなくてもいい、ここは癒し部だからね。」
「それに、どうしても気にするというのなら同じ分だけ返してくれればいい」
「君も癒し部の一員なんだからね。何かしらの方法で私を癒そうとしてくれたならそれでいいさ」
(右耳 耳かき終了)
「よし、綺麗になってきたね…仕上げに移ろうか」
(右耳 梵天開始)
「このふわふわのことを梵天というのだけど、君は知っているかな?」
「梵天というのはカモやアヒルなどの水鳥の羽毛で出来ていることが多いそうでね、仕上げに細かい耳垢を取るために使われるんだ。今やっているように…ね」
(右耳 梵天終了)
「よし、最後に…」
(右耳 耳ふー)
「よし、これで右耳は綺麗になったね」
「左耳もやってあげるから、反対を向いてくれるかい?」
(布が擦れる音)
「よし…いい子だね。じゃあ、はじめるよ?」
(左耳 耳かき開始)
「時に、耳かき棒が欧米の方ではあまり販売されていない、というのは知っているかい?」
「知らない…という顔だね」
「まず、こういう耳かき棒というのは乾いた耳垢を取ることに適しているんだよ。だから日本や東アジアではよく使われているんだ」
「しかし、欧米の方の人々の耳垢は湿った耳垢…というのも変だけれど、こういう耳かきが適していない。だからあまり販売されていないというわけだね」
(左耳 耳かき終了)
「さて、梵天をしようか」
(左耳 梵天開始)
「おっと、勘違いしないで欲しいんだけれど、欧米の人々が耳かきをしていないわけじゃないんだ」
「耳かき棒が適してないと言うだけで、綿棒を使ったり、お風呂上がりでティッシュを使って拭いたりしているそうだよ」
「その地域の人々に適したものが使われているというわけだね」
(左耳 梵天終了)
「…と、説明していたら綺麗になったよ」
「さて…」
(左耳 耳ふー)
「ふふっ、右耳に耳ふーをしてあげた時も思ったけれど…君、耳ふー好きだね?」
「君の疑問を当ててあげよう。どうして耳かきについて語ったのか、だね?」
「君は癒し部の一員になった。だからこれから色々勉強していくことになるわけだけれど、実技ばかりでなく知識も身につけてもらいたいんだ」
「使う道具の知識はもちろん、その行為の背景などを知って欲しい」
「なぜか分からないという顔をしているね。でも、答えはまだ教えてあげないよ。きっと君なら見つけられると信じてるからね」
「さあ、そろそろ起きて?」
(布が擦れる音)
「それと…聞きたいことがあるのだけど…」
「まあその…実は初めてだったのだけど…い、癒されかな…?」
「…うん、それはよかった。喜んでもらえたみたいで私もすごく嬉しいよ」
「それじゃあ…次は君の番だ。私を癒してくれるのだろう?」
「ふふっ、楽しみだね」
「癒し部を設立しようとしたのはいいものの君だけしか集まらなくて部員数足りなくて部活として認められないなんて…先輩は悲しいよ」
「でもまあ君には感謝しないとね。真っ先に君が入部しようとしてくれたり、君が頑張って交渉してくれたから、旧校舎の空き教室を部室として…まあ部活ではないけど…自由に使わせてもらえることになったんだから」
「君へのお礼を兼ねて、癒し部としての初の活動をしようか」
(太ももを叩く音)
「ほら、きて?」
「そんなぽかんとした顔してどうしたのかな?耳かきしてあげるからはやく頭乗せてね」
(布が擦れる音)
(右耳 耳かき開始)
「まあまあ、そんなに固くならなくても大丈夫さ…と言いたいが、緊張ではないね?耳の先まで真っ赤になっているよ?」
「君も可愛らしい部分があるじゃないか…っと、大きいのがあるね…じっとしていてくれ…」
「…よし、取れた。なかなかの大物だったね」
「しかしこんな大きな耳垢があるなんて、さてはしばらく耳かきをサボっていたね?」
「聞こえも悪くなってしまうし、耳垢なんて溜めるものじゃないよ?」
「まあ、これからは安心してくれ。部の活動の一環として私がこれから定期的に耳かきをしてあげよう」
「そこまでしなくてもいい?遠慮ならしなくてもいい、ここは癒し部だからね。」
「それに、どうしても気にするというのなら同じ分だけ返してくれればいい」
「君も癒し部の一員なんだからね。何かしらの方法で私を癒そうとしてくれたならそれでいいさ」
(右耳 耳かき終了)
「よし、綺麗になってきたね…仕上げに移ろうか」
(右耳 梵天開始)
「このふわふわのことを梵天というのだけど、君は知っているかな?」
「梵天というのはカモやアヒルなどの水鳥の羽毛で出来ていることが多いそうでね、仕上げに細かい耳垢を取るために使われるんだ。今やっているように…ね」
(右耳 梵天終了)
「よし、最後に…」
(右耳 耳ふー)
「よし、これで右耳は綺麗になったね」
「左耳もやってあげるから、反対を向いてくれるかい?」
(布が擦れる音)
「よし…いい子だね。じゃあ、はじめるよ?」
(左耳 耳かき開始)
「時に、耳かき棒が欧米の方ではあまり販売されていない、というのは知っているかい?」
「知らない…という顔だね」
「まず、こういう耳かき棒というのは乾いた耳垢を取ることに適しているんだよ。だから日本や東アジアではよく使われているんだ」
「しかし、欧米の方の人々の耳垢は湿った耳垢…というのも変だけれど、こういう耳かきが適していない。だからあまり販売されていないというわけだね」
(左耳 耳かき終了)
「さて、梵天をしようか」
(左耳 梵天開始)
「おっと、勘違いしないで欲しいんだけれど、欧米の人々が耳かきをしていないわけじゃないんだ」
「耳かき棒が適してないと言うだけで、綿棒を使ったり、お風呂上がりでティッシュを使って拭いたりしているそうだよ」
「その地域の人々に適したものが使われているというわけだね」
(左耳 梵天終了)
「…と、説明していたら綺麗になったよ」
「さて…」
(左耳 耳ふー)
「ふふっ、右耳に耳ふーをしてあげた時も思ったけれど…君、耳ふー好きだね?」
「君の疑問を当ててあげよう。どうして耳かきについて語ったのか、だね?」
「君は癒し部の一員になった。だからこれから色々勉強していくことになるわけだけれど、実技ばかりでなく知識も身につけてもらいたいんだ」
「使う道具の知識はもちろん、その行為の背景などを知って欲しい」
「なぜか分からないという顔をしているね。でも、答えはまだ教えてあげないよ。きっと君なら見つけられると信じてるからね」
「さあ、そろそろ起きて?」
(布が擦れる音)
「それと…聞きたいことがあるのだけど…」
「まあその…実は初めてだったのだけど…い、癒されかな…?」
「…うん、それはよかった。喜んでもらえたみたいで私もすごく嬉しいよ」
「それじゃあ…次は君の番だ。私を癒してくれるのだろう?」
「ふふっ、楽しみだね」
クレジット
ライター情報
シス=リリシアと申します。普段はトピアという配信アプリで不定期で活動しております。moneepというアプリでも活動予定なのでそちらもよろしくお願いします。
台本は不定期で気が向いた時に書いているので月単位で更新がないこともあるかもしれません。
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