- 嫉妬
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- 妹
- ヤンデレ
- メンヘラ
- 兄
- 看病
- ミュンヒハウゼン
- 症候群
公開日2021年08月05日 19:00
更新日2021年08月25日 02:03
文字数
1932文字(約 6分27秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
妹
視聴者役柄
兄
場所
現代
あらすじ
ある日、彼女と共にデートを楽しんでいた兄(視聴者)は、妹(演者)からの電話により、急遽帰宅することになった。
しかし、今回が初めてではなく、以前から、デートに出かける度に、妹が体調を崩して兄が家に戻る...というパターンが続いていた。
そんな繰り返しに辟易していた兄は、今日が最後とばかりに、妹の待つ家へと、向かうのであったーーー。
しかし、今回が初めてではなく、以前から、デートに出かける度に、妹が体調を崩して兄が家に戻る...というパターンが続いていた。
そんな繰り返しに辟易していた兄は、今日が最後とばかりに、妹の待つ家へと、向かうのであったーーー。
本編
SE:ドアの開閉音
#弱々しい声で
あ、お兄ちゃん...。
ご、ごめんね...。
彼女さんとのデート中なのに、急に、また呼び出したりしちゃって...。
...体の具合?
#お茶を濁すような感じで
え、えーと...まだ、調子悪いかな...。
だから、良くなるまで、側にいて欲しいんだけど...。
#上目遣いで
ダ、ダメ...?
(兄が承諾する)
...え?
ホントに、いいの...?
#笑みを溢す
え、えへへ...よかったぁ...。
じゃあ、久しぶりに、手、握ってくれない?
そうすれば、もっと早く、治る気がするから...。
SE:衣服が擦れる音
#正面、至近距離、囁き
んっ...ふぅ...。
えへへ...こうやって、お兄ちゃんに手を握られると、なんだか、昔を思い出しちゃうね...。
ほら...小さい頃の私って、身体が弱いせいで、よく体調を崩してたでしょ...?
だから、その度に、お母さんが看護してくれたんだけど、お母さんがいない時は、お兄ちゃんが面倒を見てくれたんだよね...。
で、いつからかは忘れちゃったけど、私が寝る時は、お兄ちゃんが手を握ってくれるようになって...。
結局、私が中学生になって、病弱体質を克服した後も、お兄ちゃんに手を握られながら寝るのが、日課になっちゃったんだよね...えへへ...。
#一転して暗い口調になる
...でも...。
高校生になってからかなぁ...。
いきなり、お兄ちゃんが、兄妹でこんなことしちゃいけないって言い出して...。
それ以来、一度もしてくれなくなっちゃったんだよね...。
...ねぇ、お兄ちゃん...。
どうしてなの...?
妹と手を繋いで寝ることって、そんなに変なことなの...?
...妹離れしないといけないから、って...。
そんなことする必要ないよ...。
だって、私達、兄妹なんだよ...?
なのに、大人になったら、離れ離れにならなきゃいけないなんて...。
そんなの、どう考えてもおかしいよ...。
...え?
彼女が待ってるから、もう行かないといけない...?
SE:衣服が擦れる音
#正面、通常距離、強い口調で
ま、待ってよ、お兄ちゃん...!
私、まだ、体調よくないんだよ...!?
ほ、ほら...!
#わざとらしく咳き込む
けほ...けほ...けほ...っ。
#苦しそうな演技を見せつける
はぁ...はぁ...ね、ね...?
なんか、風邪っぽいし、今日はデートなんか中止して、私と一緒に...。
#苦しそうな演技がスッと止み、呆然とした表情で
...え?
仮病は、もう止めろ、って...。
#震え声で
な、何、言ってるの...?
私は、仮病なんか...。
SE:兄が薬剤が入った白い紙袋を取り出す音
#驚きで目を見開く
っ...!?
そ、その仮病用の薬が入った紙袋、どうやって見つけたの...!?
絶対に見つからない所に、隠しておいたはずなのに...っ!
#開き直って本音をぶちまける
っ...!
だ、だって、しょうがないじゃん...!
ずっと、ずっと、お兄ちゃんが好きで、結婚までしたいと思ってたのに、あの女が横入りしてきたんだよ!?
そんなの、許せるわけないじゃん!
だから、こうやって、お兄ちゃんとあの女を引き離して、別れされるつもりだったのに、どうして、お兄ちゃんがそれを邪魔しようとするの!?
お兄ちゃんは、私より、あの女の方が大切だっていうの!?
違うでしょ!?
ねぇ、お兄ちゃん...っ!?
SE:兄が平手打ちする音
#茫然自失する
...ぇ?
な、なんで、私の頬を叩くの...?
今まで、お兄ちゃんが、私をぶったことなんて、なかったのに...。
わ、私が、悪いの...?
違うよね、お兄ちゃ...。
SE:ドアの開閉音
(しばしの沈黙)
#虚ろで狂った笑い声をあげる
あは、あははは...!
そっかぁ...。
私、まだ、足りてなかったんだね...。
お兄ちゃんへの、覚悟と愛の表現が...。
ふ、ふふふ...じゃあ、今から、それを証明しなきゃね...。
(しばらく間を空ける)
SE:スマホのバイブレーション音(少し流したら止まる)
#以降は電話越しで
#弱々しく苦しそうな声で
ぁ...ようやく、繋がったんだね...。
えへへ...よかったぁ...。
てっきり、お兄ちゃんに見捨てられちゃったかと思って、不安だったんだ...。
...あ、そうだ...。
実はね、お兄ちゃんが出ていった後に、ちょっと、手首を切っちゃって...。
今、出血がスゴいことになってるんだぁ...。
#無邪気な子供のように
ほら、見て見て...。
手首から流れてくる血が、服とか布団に染み込んで、真っ赤に染まっちゃってるんだよ...?
あはは...なんか、綺麗だね...。
このまま、寝るのも悪くないかも...。
...え?
救急車...?
くすくす...もう、お兄ちゃんってば...。
わざわざ、そんなことする必要ないよ...。
だって、私には、お兄ちゃんがいるからね...。
昔から、いつも、私を見守ってくれたお兄ちゃんが...。
だから、私、信じてるよ...。
きっと、お兄ちゃんが助けに来てくれる、って...。
#さらに声が弱々しくなり、苦しそうな吐息も交えながら
...あ、でも...。
なんか、眠くなってきちゃったなぁ...。
ねぇ、お兄ちゃん...。
一つだけ、お願いがあるの...。
帰ってきたら、また、手を握って欲しいんだ...。
そうすれば、もっと早く、治る気がするんだけど..。
ダ、ダメ...?
...えへへ。
そっか...。
じゃあ、私、待ってるね...。
...それじゃ、お兄ちゃん...。
...ばいばい...。
SE:ブツリと電話が切れる音
SE:ツーツーという音(そのまま、フェードアウト)
#弱々しい声で
あ、お兄ちゃん...。
ご、ごめんね...。
彼女さんとのデート中なのに、急に、また呼び出したりしちゃって...。
...体の具合?
#お茶を濁すような感じで
え、えーと...まだ、調子悪いかな...。
だから、良くなるまで、側にいて欲しいんだけど...。
#上目遣いで
ダ、ダメ...?
(兄が承諾する)
...え?
ホントに、いいの...?
#笑みを溢す
え、えへへ...よかったぁ...。
じゃあ、久しぶりに、手、握ってくれない?
そうすれば、もっと早く、治る気がするから...。
SE:衣服が擦れる音
#正面、至近距離、囁き
んっ...ふぅ...。
えへへ...こうやって、お兄ちゃんに手を握られると、なんだか、昔を思い出しちゃうね...。
ほら...小さい頃の私って、身体が弱いせいで、よく体調を崩してたでしょ...?
だから、その度に、お母さんが看護してくれたんだけど、お母さんがいない時は、お兄ちゃんが面倒を見てくれたんだよね...。
で、いつからかは忘れちゃったけど、私が寝る時は、お兄ちゃんが手を握ってくれるようになって...。
結局、私が中学生になって、病弱体質を克服した後も、お兄ちゃんに手を握られながら寝るのが、日課になっちゃったんだよね...えへへ...。
#一転して暗い口調になる
...でも...。
高校生になってからかなぁ...。
いきなり、お兄ちゃんが、兄妹でこんなことしちゃいけないって言い出して...。
それ以来、一度もしてくれなくなっちゃったんだよね...。
...ねぇ、お兄ちゃん...。
どうしてなの...?
妹と手を繋いで寝ることって、そんなに変なことなの...?
...妹離れしないといけないから、って...。
そんなことする必要ないよ...。
だって、私達、兄妹なんだよ...?
なのに、大人になったら、離れ離れにならなきゃいけないなんて...。
そんなの、どう考えてもおかしいよ...。
...え?
彼女が待ってるから、もう行かないといけない...?
SE:衣服が擦れる音
#正面、通常距離、強い口調で
ま、待ってよ、お兄ちゃん...!
私、まだ、体調よくないんだよ...!?
ほ、ほら...!
#わざとらしく咳き込む
けほ...けほ...けほ...っ。
#苦しそうな演技を見せつける
はぁ...はぁ...ね、ね...?
なんか、風邪っぽいし、今日はデートなんか中止して、私と一緒に...。
#苦しそうな演技がスッと止み、呆然とした表情で
...え?
仮病は、もう止めろ、って...。
#震え声で
な、何、言ってるの...?
私は、仮病なんか...。
SE:兄が薬剤が入った白い紙袋を取り出す音
#驚きで目を見開く
っ...!?
そ、その仮病用の薬が入った紙袋、どうやって見つけたの...!?
絶対に見つからない所に、隠しておいたはずなのに...っ!
#開き直って本音をぶちまける
っ...!
だ、だって、しょうがないじゃん...!
ずっと、ずっと、お兄ちゃんが好きで、結婚までしたいと思ってたのに、あの女が横入りしてきたんだよ!?
そんなの、許せるわけないじゃん!
だから、こうやって、お兄ちゃんとあの女を引き離して、別れされるつもりだったのに、どうして、お兄ちゃんがそれを邪魔しようとするの!?
お兄ちゃんは、私より、あの女の方が大切だっていうの!?
違うでしょ!?
ねぇ、お兄ちゃん...っ!?
SE:兄が平手打ちする音
#茫然自失する
...ぇ?
な、なんで、私の頬を叩くの...?
今まで、お兄ちゃんが、私をぶったことなんて、なかったのに...。
わ、私が、悪いの...?
違うよね、お兄ちゃ...。
SE:ドアの開閉音
(しばしの沈黙)
#虚ろで狂った笑い声をあげる
あは、あははは...!
そっかぁ...。
私、まだ、足りてなかったんだね...。
お兄ちゃんへの、覚悟と愛の表現が...。
ふ、ふふふ...じゃあ、今から、それを証明しなきゃね...。
(しばらく間を空ける)
SE:スマホのバイブレーション音(少し流したら止まる)
#以降は電話越しで
#弱々しく苦しそうな声で
ぁ...ようやく、繋がったんだね...。
えへへ...よかったぁ...。
てっきり、お兄ちゃんに見捨てられちゃったかと思って、不安だったんだ...。
...あ、そうだ...。
実はね、お兄ちゃんが出ていった後に、ちょっと、手首を切っちゃって...。
今、出血がスゴいことになってるんだぁ...。
#無邪気な子供のように
ほら、見て見て...。
手首から流れてくる血が、服とか布団に染み込んで、真っ赤に染まっちゃってるんだよ...?
あはは...なんか、綺麗だね...。
このまま、寝るのも悪くないかも...。
...え?
救急車...?
くすくす...もう、お兄ちゃんってば...。
わざわざ、そんなことする必要ないよ...。
だって、私には、お兄ちゃんがいるからね...。
昔から、いつも、私を見守ってくれたお兄ちゃんが...。
だから、私、信じてるよ...。
きっと、お兄ちゃんが助けに来てくれる、って...。
#さらに声が弱々しくなり、苦しそうな吐息も交えながら
...あ、でも...。
なんか、眠くなってきちゃったなぁ...。
ねぇ、お兄ちゃん...。
一つだけ、お願いがあるの...。
帰ってきたら、また、手を握って欲しいんだ...。
そうすれば、もっと早く、治る気がするんだけど..。
ダ、ダメ...?
...えへへ。
そっか...。
じゃあ、私、待ってるね...。
...それじゃ、お兄ちゃん...。
...ばいばい...。
SE:ブツリと電話が切れる音
SE:ツーツーという音(そのまま、フェードアウト)
クレジット
ライター情報
初めまして。
平朝臣と申します。
ヤンデレを題材にしたシリアスな作品が多めですが、耳かき系も少数ながらありますので、どうぞお楽しみください。
平朝臣と申します。
ヤンデレを題材にしたシリアスな作品が多めですが、耳かき系も少数ながらありますので、どうぞお楽しみください。
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