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ヤンデレ彼女は「徹底的」に分からせたい
written by 霜月鷹
  • 恋人同士
  • 学生
  • ヤンデレ
公開日2021年08月11日 22:04 更新日2021年12月13日 17:49
文字数
2222文字(約 7分25秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼氏の事が好き過ぎる彼女
視聴者役柄
読書中の彼氏
場所
彼女の家
本編
おーい、さっきから彼女さんを無視して何読んでるの?
ちょっと横から失礼して……君って小説とか読むんだ、なんかちょっと意外だなぁ。
誰かに勧められても「文字ばっかりの本は目が疲れる」とか言ってそうなのに、なんか君らしくないじゃん。
もしかして、何か心変わりでもあったの?
ようやく君も小説の面白さに気が付いたんだね~文字から情景を想像しながら物語を読み進めてくあの感じ!
いやぁ~ようやく分かってくれたんだね。
……おーい、ちゃんと聞いてる?
集中して本を読むのは良い事だけど、すぐ隣に君の可愛い彼女さんが居るんですけど?
というか何で彼女の家にまで来てなんで読書してるの?

「良い所だから邪魔しないで」って──あのさぁ……君の中では私よりも、こんな薄っぺらい内容の本がずっと優先度が高いっていうの?

その本なら私も読んだ事あるけど、何処かで見た事あるような表現ばっかりで新鮮さの欠片も感じない……こんなパロディの寄せ集めみたいな駄作が私よりも上なの?
違うよね?絶対に違うよね?
探せばそこら中に転がってるような量産品よりも、世界中どこを探したって君の目の前にしか居ない私の方がずっと大事だよね?
私は他のどんな物よりも君が大事だよ?世界で唯一価値のある存在……私がずっと探してた、私の心を動かしてくれるただ一人の存在。
つまらないモノで溢れかえった世界の中で、たった一つだけ私に刺激を与えてくれる愛しい存在……私は君の事をこんなに想ってるのに、君はそーんなつまらない物を優先するんだね。
私知ってるよ?
その本、同じクラスのあの子から勧められた奴でしょ……私が居るのに他の女と話すとか──本当、反吐が出るんだけど。

いやいや、恋愛感情が有ると無いとかは関係ないんだってば……私は君が私以外の人と話してるのが気に食わないの。
というか、本音を言っちゃえば君が私以外の何かを見てるのだって許せないし君が私の視界から消えるのだって我慢ならないんだからね?
今までは君の為にも我慢してあげてたのにさぁ……肝心の君がそういう私の心遣いを踏み躙るとか、本当に許せないんだけど。
本当はこんな事したくなかったんだけどな~君がそういう態度でいるなら、私だってもう我慢とかしないから。

これでよし……ビックリしちゃった?
あぁ別に答えなくても良いよ、いきなり手錠を掛けられたら普通はビックリするよねぇ~でもさぁ……これって君の自業自得なんだよ?
君は私の気持ちを踏み躙って私の事を傷付けた……本当ならこんな程度じゃ全く足りないけど、ここから先は君のお返事次第かな~?
私が手に持ってる物?わざわざ言わなくても分かると思うけど……君がとんでもない事を言い出した時に「ちょっとだけ」痛い思いをしてもらおうかな~って。
ちなみにとんでもない事っていうのはさっきみたいに私の心を遠慮なくグシャグシャって踏み躙ってくれちゃうような発言だから、その辺りしっかり私と向き合って質問に答えてね♪
それじゃあまずは……君にとって一番大切な人は誰ですか?君自身の心と向き合って、正直に答えてください。
うんうん……そうだよね、私に決まってるよね!君の彼女で誰よりも君の事を想ってる私、そんな私が一番じゃない訳ないもんね!
それでは二つ目の質問……君の彼女は誰ですか?これは考えなくても分かるよね~というか私以外の名前が出てくる方があり得ないよね?
そう、君の彼女はこの私!容姿端麗で勉強も運動も出来てこの世界で誰よりも彼氏である君の事を想ってるこの私!
良かった~もし知らない名前が出てきてたら……君、とんでもない事になってたよ?

それでは最後の質問です──君は、いったい誰のモノなのでしょうか?

……うふふ、正解♪
君は私のモノで、私だけが君の触れて良い全て……良く出来ました、全問正解です!
これなら私も安心……なんだけど、それはそれとしてお仕置きはしっかりしないとね。
何が良いかな~あんまり酷い事はしたくないし……そうだ!とりあえず君は、今日から一か月くらい私の家で監禁させてもらうね♪
彼女の家にまで来て他の女に勧められた本を読んでたのは許せないけど……別に浮気とかしてた訳じゃないから、今回はこの程度にしてあげるね。
君もそれで良いでしょ──良いよね?
宜しい、それじゃあ……物わかりの良い素敵な彼氏さんに、私からちょっとした贈り物があります。
私とお揃いのピアスなんだけど、君にも似合うと思ってこの間こっそり買っておいたんだ♪

付けるのは私がやってあげるから──とりあえずこの本は処分させてもらうね?
だって私からのプレゼントがあれば他の女に勧められた物とか要らないよねというか私以外が与える物とか君には必要ないよね?

うんうん、ちゃんという事を聞いてくれる君は大好きだよ♪
それじゃあこっちにおいで……私がこれ、付けてあげる。
君はこういうの初めてだったよね……ちょっとだけ痛いかもしれないけど、すぐに終るから我慢しててね。

ここをこうして──はい、ちゃんと出来たよ。
うん……なんか「私のモノ」って感じがしてすっごく良いじゃん♪
君とお揃い……なんかすっごいテンション上がるな~そうだ!夜になったら二人で外に散歩しに行こうよ。
君用の首輪とリードも買ってあるから、お散歩の時は手錠も外してあげる。
誰かに見られちゃったら超恥ずかしいかもしれないけど、それでも良いよね……ね、そうでしょう?
これもお仕置きの一環だと思って、大人しく私に従っちゃいなさいな♪

君が良い子にしてくれてる限り、私は君だけを愛し続けてあげるから──だから、いつまでも良い子でいてね?
私の大切な彼氏さん♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレ彼女は「徹底的」に分からせたい
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
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