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傭兵さんの憂鬱な仕事
written by 霜月鷹
  • 傭兵
  • クール
  • サボり
公開日2021年10月16日 03:49 更新日2021年10月16日 03:49
文字数
820文字(約 2分44秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
フリーの傭兵
視聴者役柄
組織の司令官
場所
とある組織の基地
あらすじ
私に手紙?わざわざ届けてくれてありがとう、拝見させてもらうわ。
えっと……
『お金は支払うから、二日以内に添付した住所まで来てくれ』
仕事の依頼、なのよね……?
金額は……けっこう魅力的ね。
依頼主は──はぁ、この人が相手なら仕方ないか。
とりあえず、私は暫くるするから、後の事は任せるわ。
えぇ、久しぶりに私個人への依頼……面倒な気配しかしないけどね。
(とある傭兵が偶然残していた音声記録)
本編
(廊下に響く足音)
そこの君、ちょっと良いかい……?
あの、執務室が何処にあるのか……君に時間があるなら、悪いけど案内してもらいたいんだ。
ここの指令に会わなければいけないんだが、その……私、こういった広い建物を歩くのは苦手なんだ。
私の専門は屋外での作戦遂行、地形図と違って地図を見るのはどうも苦手でね。
「指令ならすぐ傍に居る」……本当か?
(探るような声音)
君と私以外に人の気配はないが……まさかとは思うが、君がそうだとは言わないだろうな?
あんな不躾な依頼をしてくる奴が君みたいな、無害そのものみたいな優しい顔をしてる訳──
どうしてそんなに複雑な顔をしてるんだ?
「不躾なのは謝る」
(驚きを隠せず、喋るテンポが少し早くなる)
という事は、君がここの指令……なのか?
あんな無茶な作戦立案をしたり、司令官なのに最前線で指揮を執ったり、時には自分が兵士として矢面に立ったりしてるっていう……それが君なのか?
「そこまで知れ渡ってるんですね」って、当たり前だろう!?
普通はそんな事してたら否が応でも噂になるし、そんな奴が目の前に居る図書館に引き籠って本を漁ってそうな奴だって分かれば驚きもするさ!

(咳払い)……失礼、あまりにもイメージとかけ離れてたので、つい驚いてしまった。

(少し冷静になり、喋るテンポも元に戻る)
それじゃあ、いつまでもこんな迷路のような場所に居るのは御免だから、この場で要件を済ませても良いか?
言われた通り、これから暫くの間はお前のボディーガードを務める。
契約金にも文句はないし、金銭以外の条件にも合意する……契約書だ、今ここでサインを頼む。
ありがとう、これで契約は成立だ。
料金分は働かせてもらうけど、出来るなら私が働く機会が訪れない事を願うわ。

(気怠そうな声音)
……さっそくで悪いんだけど、今日は少しサボらせてもらっても良いかしら?
やっぱり私、今日くらいは何処か広い場所でぼんやりしてたいわ。
オススメのお店とかあれば教えて……面倒な上官への言い訳用として、今日は私が奢ってあげるから。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
傭兵さんの憂鬱な仕事
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
もし宜しければ、使用実績の方もお願いします…!
有償販売利用の条件
有償・無償問わず演者側キャラクターの性別変更、罰ゲーム等への使用は御遠慮願います。
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霜月鷹 の投稿台本(最大10件)