腹部にかかる圧力でうっすらと意識を取り戻した。首筋に当たる生暖かい熱を帯びた呼気と纏わりつくような不気味な視線に耐えかねて目を開けると、一人の女性がこちらを覗き込んでいた......

[演者は “夜這いしている感” を大事に　※大きな声などは演技に取り入れないなど......]


[残念そうに]
あれ、起きちゃいましたか


こんばんは、あなた

あっ

こんな夜遅くに大声を出したらダメですよ

近所迷惑になってしまいます

[赤子をあやすような優しい声色で]
だから、お口はチャック

しー......

うん、お利口さんですね

よしよし

あなたの寝顔、すっごく可愛いかったですよ

食べちゃいたいくらい

それに

ほっぺたを指でチョンってしたら

体がもぞもぞと動くのも、たまらなく愛おしくて......

おっと、勘違いしないでくださいね

私はあなたの寝顔を見に来たわけではありません

私がここにいる本当の目的は、もっと別のものです

わかりますか？

…...そう

[色気たっぷりの囁き声]
夜、這、い

準備しておいた合鍵を使って

あなたのお部屋にこっそり侵入

そのままぐっすり眠っているあなたを......

ふふふっ

想像するだけで興奮してしまいます

特におへその下あたりが

キュンキュンとうずいて.....

ふふふふふっ


[残念そうに]
でも

あなたが起きてしまったら

作戦は失敗ですね......

今日は出直すとしましょうか


なーんてね

あなたが起きたくらいで

私がこの機会を見逃すわけないじゃないですか

あなたがいけないんですよ？

私がどれだけアピールしても

あなたは私を求めてくれないから

もう我慢が出来なくなってしまいました


ああもう、ダメ

早く、早く

早くあなたが欲しいです

さあ、夜はまだまだこれから

今夜は私と一緒に

眠れない夜にしましょうね？

[囁き声]
愛していますよ

・台本（ゆるボイ！）
お姉さんと眠れない夜を過ごすことになってしまった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
羽衣ロロモン