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眠れない遠距離彼女から電話がかかってきた
written by 松平蒼太郎
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  • 通話
公開日2021年11月22日 04:07 更新日2021年11月22日 04:07
文字数
1056文字(約 3分32秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
自宅
本編
あー、もしもし?

うん、あたし。なんか眠れなくてさ…

ごめんね、こんな時間に電話かけちゃって。

ふふっ、そっか。ありがと。

君のそういう優しいところ、好きだよ。

あはは、照れてる〜。可愛い〜。

ごめんごめん。冗談だから切らないで。

ん?…えっと、それはまぁそうなんだけど…

ほら、やっぱりカレカノって言っても、相手に何やってもいいわけじゃないでしょ?

そこは節度を弁えてっていうか、お互い程よい距離感でいようっていうか…

そうそう、それそれ。バランスの取れた関係みたいな。

そう考えるとあたしたち、遠距離でも結構上手くやってきたと思わない?

うん。たまに喧嘩はするけど、基本的に大きな揉め事も起こらないし、直接会ってデートしたらなんだかんだ楽しいし。

うん…たしかにそれもあるね。

家のこととか職場のこととかで困った時はお互い、アドバイスし合ったり…とかね。

あれ?もしかしてあたしたち、世間でいう理想のカップルってやつじゃない?

あはは、だよねー。君もそう思う?

え?うーん…言われてみればそうかも。

遠距離だからこそ、うまくいってる部分が大きいみたいな。

そう、だね……

それは実際に同棲してみないと分かんないよね。

同じ屋根の下で暮らすことで、お互いの悪いところも良いところも、今よりもっと見えてくるだろうし…

え?あたし?あたしは君と同棲したいよ。

だって好きだもん、君のこと。

好きな人と一緒にいたいってのは普通じゃない?

そこで照れられると、あたしも恥ずいんだけど…

君はどう?あたしとは同棲したくない?

そっか、良かった。

そこで無理って言われたらどうしようかと思った。

ふふっ、そうだね。

結局、何事もやってみなくちゃ分かんないもんね。

うん…お互いお金貯めてどっか家借りて、一緒に住めるといいね。

あー、そっか。まず実家出る許可もらわないとなぁ…

君の方はどう?出れそう?

ふーん、お母さんがちょっと過保護気味…

そっか、それは大変だね。

やっぱりお母さんは息子がいくつになっても可愛いものなのかな。

え、あたし?あたしは…

家出る許可は簡単に出ると思うけど、お金がちょっと…

うん…今の会社、正直給料低いし。

あたしは転職も視野に入れないとダメかぁ。

職場は家から近いんだけどね。チャリで15分くらい。

あー、まぁ君は気にしなくていいよ。あたしの問題だし。

ふふっ、ありがと。気にかけてくれるだけで嬉しいよ。

またおいおい詰めていこっか、同棲の話は。

あ、おっきいあくび。もう眠い?

そっか。ごめんね、夜遅くに話に付き合ってもらって。

えっ…もー、その切り返しはちょっと不意打ち。ズルい。

ん…あたしも好きだよ。おやすみなさい…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
眠れない遠距離彼女から電話がかかってきた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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