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ヤンデレな魔剣に愛され過ぎて道具をただの道具として見られない〜姉御・カラドボルグ編〜
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • ファンタジー
  • 人外 / モンスター
  • ヤンデレ
  • ボーイッシュ
  • お姉さん
  • 魔剣
  • 擬人化
  • 王子様系
公開日2022年01月17日 11:53 更新日2022年01月17日 11:53
文字数
1100文字(約 3分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
魔剣
視聴者役柄
人間
場所
地上
本編
よっと……

(お姫様抱っこ)

危ないところだったな、青年。大丈夫か?

ふふっ…なに、礼はいらんさ。

君の剣として、当然のことをしたまでだよ。

しかし、君も無茶をする。

巨人族の群れにたった一人で挑むとは…

ふふっ…そうだな。

無駄口を叩くのはこの辺にしておこうか。

一応聞くが…まだやれるね?

うん、ならよし。

わたしをきちんと使いこなせれば、巨人族など塵も同然。

奴らに目に物を見せてやろう…行くよ、青年。



お疲れ様。やはり君の剣を扱う才能は素晴らしいな。

いや、剣というよりわたしを扱う才能がある、といった方が正確かな?

うん。稲妻の魔剣たるわたしを素手で持てる時点で、君は十分非凡だよ。

手のひら、見せてもらっていいかな?

…うん、全く問題ない。

君がわたしに適合してきた、ということで間違いないね。

あぁ…最初の頃は、わたしを持つたびに火傷していただろう?

それが無くなったということは、つまりはそういうことだ。

君とわたしは、相性バッチリなのかもしれないね。

おや、それは自意識過剰というものだ…

…と言いたいところだが、今回は君が正解。

わたしも君のことが好きだよ。

でなきゃ、あの場面で助けたりはしない。

ふふ、そうか。そう言うと思ったよ。

構わないよ。今はそれで。

君がわたしを道具としてしか見ていないのは、知っているからね。

今の君は自分の目的を果たすことしか頭にない。

そのための有用な道具がわたしというわけだ。

ふふ、もっとガッつかれると思った?

わたしは君を確実に手に入れたいんでね。

わたしを見てもらうためには、まず君の心を占めている邪魔者を消さないと。

そう。神々と悪魔に魂を売った君の元親友たちだよ。

うん、知ってるよ。彼らを倒すのは容易じゃない。

正確には、その取り巻きが手強いらしいね。

ま、誰が相手だろうと、わたしの敵じゃないけど。

(壁ドン)

ふふ、君あろうものが油断したね。

わたしのリーチが長いことは、先刻承知済みだろう?

なに、現状は受け入れているが、君を手に入れるための努力は怠らないさ。

君が目的を果たしたときにはおそらく、わたしたち剣の間で君の奪り合いが起こるだろう。

だから今のうちに、意識してもらおうと思ってね。

おいで…遠慮しなくていい。

君に抱かれるなら、本望だからね。

…そっちから来ないなら、こちらから行こうか。

(抱いてキス)

君は戦いの時以外は隙だらけだな。

そういうところも可愛いんだが…ふふっ♪

ん、そうだな…

君は今一度、自分の立場を考えてみるといい。

そうすれば、なぜわたしたちに好意を寄せられているか、分かるかもしれないね。

悪いが、明確な答えは教えられない。

それは君自身で見つけるんだ。いいね?

まぁ小難しい話は置いておいて…

今はわたしだけを見てくれれば、それでいいから…ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレな魔剣に愛され過ぎて道具をただの道具として見られない〜姉御・カラドボルグ編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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