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冷たい彼女にサプライズしようとしたら
written by USIQUI
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公開日2022年01月17日 23:40 更新日2022年01月17日 23:40
文字数
2432文字(約 8分7秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
自宅
あらすじ
〜設定〜
あなた
彼女より年下の大学生。
バイトをしてどうにか彼女の助けになりたいと頑張っている。その理由は、一足先に社会人になった彼女がブラック企業に務めていると知って、どうにかしたいと思っているから。

年上彼女
以前は優しく仲が良かった。
度重なる上司の圧力に耐えられず、ストレス発散の一環であなたに当たってしまう。
冷たくしてしまっているのはわかっているので、言いすぎると謝る。
本編
「ただいま〜。はぁ・・・疲れた。何よ上司のあの態度、ホントない。入社したところがブラック企業だったなんて思ってもいなかった・・・」

「ってあれ、アイツどこ行ったんだろ。・・・あっ、いたいた。またご飯作らず寝てるし。こっちは苦労して働いてるっていうのにこいつと来たら・・・」

「あ〜・・・そう考えたら腹立ってきた・・・」

「・・・おい!起きろ!」

(強引に起こす)

「・・・ご飯。早く作って。私、見ての通りすっっっごい疲れてんの。そんなぐーたら寝てないで少しは彼女をいたわる姿勢見せたら?」

「チッ・・・またそれ。意味わかんないし、何が君のために色々準備してるーよ。最近アンタそれさえ言えばどうにかなるとか思ってんじゃないの?」

「・・・今は言えないけど絶対喜ぶことだからって・・・はぁ、なんか一気にどうでも良くなった。もうご飯作んなくていいよ、アタシ寝るから。あ、アンタはリビングのソファで寝てよね。じゃ。」

〜次の日の朝〜

「・・・んん・・・何よ・・・まだもう少し寝かせてよ・・・・・・」

「あぁ〜・・・うるさいな〜・・・アンタはいいわよね、どれだけ寝ても寝足りないあの感覚も知らないんだから。・・・あ〜あ。アンタみたいなやつよりもっと、私を気遣ってくれる優しいイケメンと付き合えばよかったな。」

「・・・何よ、なんか文句でもあんの?・・・お出かけ?あぁ、そんな約束してたっけ。それ、キャンセルね。外出たくないし。なんなら1人で出かけてくればいいじゃん。そうすれば、少しは疲れてる人の気持ちわかるんじゃない?笑」

「・・・なんでそんな顔すんのよ。はぁ〜、もう寝るからさ、早く行ってきてよ、ほら。」

〜数時間後〜

「あっ、やっと帰ってきた・・・ねぇ、こんな時間に帰ってくるなら電話の1本くらい寄越し・・・な、何よその目。・・・はぁ?もう今日は話しかけないでって・・・意味わかんない。」

「どこまで自己中な事言えば気が済むわけ?少しは私の気持ちとか思いとか考えてよ・・・アンタよりアタシは大変なの。それをアンタみたいな年下のバイトくんに分かってもらおうなんて方が無理な話だろうけど。」

「あぁ、こうなるならほんとにアンタ以外の男の人と付き合えばよかったな。実際、アンタよりかっこいい人にも告白されてたし?」

「アンタより良い奴なんて五万といたのよ。それでもアンタを選んだアタシに感謝して・・・ごめん、これは言い過ぎか。」

「あ・・・泣かないで・・・いやそこまで言いたかった訳じゃなくて・・・カッとなって言っただけで本心じゃ・・・」

「・・・え?今日が何の日か・・・って、今日は・・・」

「あっ・・・」

「も、もしかして・・・今日がアタシとアンタが付き合い初めて3年目の記念日だって覚えてて・・・そんな・・・」

「じゃ、じゃあ・・・今日お出かけに行くよう前から誘ってくれてたのも記念日のお祝いのため・・・?ちょ、ちょっとこっち向いてよ・・・目逸らさないで・・・?」

「あっ!ちょっと!待って!ごめんなさい!ごめんなさい!今日の事忘れてたくせに自分勝手な事言っちゃったの謝るから!あなたが準備してくれてた事を全部台無しにさせちゃったのも・・・!お願い!話を聞いて・・・」

(扉が閉まる)

「あぁ・・・!あぁぁ・・・!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・・・・!アタシが全部悪いんだ・・・アタシが仕事の疲れとか苛立ちをあの子にぶつけてストレス発散して・・・」

「ははっ・・・あははははは・・・大好きだった人に嫌われちゃった・・・もう、戻ってなんか来ないんだ・・・自分で幸せを粉々にしちゃった・・・」

「もう・・・アタシに生きてる価値なんて無いよね・・・仕事だってもう行きたくなかったし・・・いっそ死んじゃえば楽になれるかな・・・」

「うぅ・・・グスッ・・・ごめんね、君との3年間・・・すっごく楽しかったよ・・・」

ガチャッ...

「・・・!なんで戻って・・・いやっ!離して!アタシにはもう何も残ってないの!お願いだから楽にさせてよ!」

「っ!?」

(抱きつかれる)

「なんで・・・?なんでそんな事するの・・・?アタシは君に何もしてあげられなかった・・・アタシから君に告白してOK貰ったのにあんな言い方したり、鬱憤を晴らすための道具みたいに扱ったりしたんだよ・・・?」

「アタシ、君に迷惑しかかけて無い・・・アタシが社会人になるから君は働かなくていいって言っても、少しでも役に立ちたいってバイトを頑張ってくれてたのにそれもけなしたりして・・・やっぱり、君の隣にいる資格なんて無いんだよ・・・だから・・・」

「えっ・・・?プレゼント・・・?これ、私が欲しいって言ってたネックレス・・・覚えててくれたの・・・?それとこれ、この封筒・・・開けてみてって・・・」

「・・・これ、アタシが最初に行きたいと思って志望したとこの・・・えっ!?ここで働いてる親戚に頼み込んで一緒に入社できるようにしてもらったって・・・なんでそんな・・・!」

「・・・そっか、君にも分かってたんだ・・・あたしの働いてるとこがブラックだったの・・・そのためにずっと動き回って寝ちゃうほど・・・」

(泣きだす)

「グスッ・・・ごめんなさい・・・私のためにやってくれてたことだったのに勘違いして何度も責めてた・・・今更謝っても許してもらえはしないよね・・・それは分かってる。」

「え・・・許してくれるの?嫌いになってたらここまでしてないって・・・ずるいよ。そんなこと言われたらもっと君のこと好きになっちゃうよ・・・」

「・・・もう絶対に君に当たったりしない。何があっても君が嫌な気持ちになることをしないって約束する。だから・・・アタシとこれからもずっと一緒にいてくれませんか?」

「ふふっ・・・ありがと。なんか改めてこう言っちゃうとなんか恥ずかしいね。・・・今からでも遅いかな、一緒にイチャイチャしたいな。2人が付き合って3年目の記念に思い出作りしよ?・・・いっぱい愛してね、これから先も、ず〜っと。」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
冷たい彼女にサプライズしようとしたら
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
USIQUI
ライター情報
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