〜設定〜
あなた(レガリア)
アニメや漫画が好きなオタク。
自分と趣味が同じなクラスメイトと意思疎通し、仲良くなる。
クラスメイトの厨二病な行動には、困りながらもしっかりと付き合っている。
レガリアという二つ名は、なんとなくそれっぽいからという理由でつけられたもの。


クラスメイト
アニメや漫画が好きなオタク。
あなたと会話する時はいつも一人称が『我』になる。
実は普通の喋り方がノーマルで、厨二病な話し方は演技。
演技力が高く、特に悪役っぽい演技をするのがとても上手い。

(厨二病モードで)
おっ、来たか、我が相棒レガリアよ！
先日言っていた進軍の件だが・・・


2人で下界へ大遠征をしに行くぞ！
我らが下界の様子を探り、あわよくば次の儀式の触媒を見つけ出すという算段だ！


どうだ？すごいだろ、もっと褒めてもいいんだぞ！


えっ・・・『どういうことか分からなかった』って？いや、だから下界に遠征に・・・


(通常モードで)
あーっ！デート！2人で街までデートに行こうって言ってるの！
こうやって言うのが恥ずかしいからわざわざそれっぽく変換したのに・・・


(厨二病モードで)
それで？来るのか？来ないのか？どっちなんだ！
・・・来る？ホント！？


(はしゃいでしまったのに気づいて)
あっ・・・こほんっ。


よし、そうと決まれば出発だ！


〜街にて〜


(無邪気に)
わぁ〜・・・噂通り美味しそう・・・
これも、これも！


おい！まずはこのカフェ・・・じゃなかった。酒場の様子から見ていこうではないか！


(店内へ)


(通常モードで)
中もすごいオシャレで素敵・・・お店の制服も可愛いなぁ・・・


(店員に声をかけられる)


あ、店員さん。はい、2人です。
こっちの席でいいですか？ありがとうございます！
・・・えーっと、注文は〜・・・これと、これで。
君は？何頼むの？


(オーダーして)


・・・だそうです。はい、お願いします！


(厨二病モードで)
あぁ、楽しみだ・・・前々から気にはなっていたが、一人で来るにはだいぶ勇気のいる場所であったが故、貴様にも着いてきてもらった甲斐があったというものだ。


・・・なんだ、何か変なことでもあったか？


はぁ？何をそんなに驚く必要がある？
『店員にならああいう対応ができるのか』って？


・・・私にだって、場をわきまえようとする気持ちくらいあるぞ？
逆にあの場でこんな会話をしようものなら・・・


(身震いして)
うぅっ、考えただけで寒気が・・・
とにかく、貴様以外の人間にはこの姿は見せるべきではないんだ！・・・それくらいも分からぬとは、貴様もまだまだだな。


なんだ？そんなムスッとして。
我らはあくまで様子を見に来ているだけ・・・
そのような顔では我らの真の目的を感づかれてしまうやもしれん。
ほら、貴様も早く食べてこれから先の為の体力を養うのだ。


(しばらくして・・・)


んん〜・・・！美味であったな、あのショートケーキは。
また様子見くらいになら来てもよいかもしれんな。
貴様もそう思うよな・・・って、まだそんな顔をしているのか？


我にはなぜ貴様がそんな顔をしているのかさっぱり分からん。
もしや・・・あの場の雰囲気に[[rb:気圧 > けお]]されたか？
ふふふっ、まだ貴様も幼稚という事だn・・・


(あなたが帰ろうとする様子を見て)


あ、おい！何処に行く！『家に帰る』って・・・
ま、まだ時間があるでは無いか！いつもならそんなことは言わないはずなのに・・・
やはり貴様、何かおかしいぞ！？
まさかどこかの呪術師に呪いをかけられたのか！？そうなんだな！？


えっ・・・ちょっと待て、『もう付き合ってられない』って・・・
そんなこと急に言われても・・・あっ、ちょっと！待て！待ってくれ！


〜２日後〜


(扉が開く)


・・・！
き、貴様！昨日はなぜ来なかったんだ！
一人で・・・ずっと待ってたんだぞ・・・


ま、まぁ、今日は来てくれたし。許してやらんことも・・・
へ？・・・『もう付き合ってられない』？ちょ、それはどういう・・・


『厨二病”ごっこ”だったとは思ってなかった』・・・


『騙された気分だ』・・・


ち、違っ・・・！違う・・・別に騙してたつもりじゃ・・・
ただ貴様とこうやって遊んでると・・・2人きりの世界に浸れるような気がして、楽しかったからやってただけで・・・


た、頼む・・・少し話を・・・


(通常モードで)
お願い・・・行かないで・・・！金輪際こんな遊びしないって約束するから・・・！
普通の女の子として君と接するって誓うから・・・！
お願い・・・私から離れていこうとしないでよぉ・・・！


(泣き出す)
グスッ・・・ごめんなさい・・・
私の変な妄想に付き合わせちゃった事は本当に反省してます・・・
え・・・『なんで厨二病ごっこなんてしてたのか』・・・ですか？


それは・・・私が周りの人達と馴染めない中で、君一人が私の趣味を分かってくれて・・・
こんな私でも仲良い人ができたんだって嬉しくなって・・・
でも、仲良くなった人とどうやって話せばいいのか分からなくて、漫画のキャラみたいな喋り方をしてたら段々と楽しくなってきちゃって・・・それで・・・


君もおふざけだって思って最初はノッてくれてたでしょ？
・・・だから、2人で好きなものを思いっきり楽しめる場所が作りたいなって勝手に1人で考えて・・・あんな事しちゃってた。


・・・ごめんなさい、私の独りよがりな行動で君の大切な時間を奪ってしまって・・・
もう君と話す事もやめるから、君も私の事を忘れて幸せに・・・


(驚いて)
え・・・？『厨二病ごっことしてじゃなく、普通の恋人同士としてなら、もっとお互い仲良くなれるはず』って・・・


そ、それってつまり・・・？わ、私と・・・君が・・・付き合うってこと・・・？
でも、それじゃあ君の迷惑になっちゃうんじゃ・・・


え！？『前から好きで、もっと普通に話してみたかった』！？
そ、それじゃあ・・・私たち、ずっと前から両思いだったの・・・？
その・・・わ、私も君のことが・・・ずっとずっと好き、だったから・・・
えへへっ・・・
こうやって伝えることになったのは意外だけど、すごく嬉しいな。


じゃあさ、私の事・・・許してくれるの？
うん、もう厨二病ごっこはしない。
君と、ずーっと一緒にいたいから。
その為なら私、君の望むどんな人にもなってみせる。
漫画のキャラみたいな演技が出来てたんだもん、それくらい余裕だよ。


『ありのままの姿でいてほしい』？
ふふっ、君がそう言ってくれるなら、そうする。


これからも私と色んな冒険をしようね。見たこともないものだって、体験したことのない事だって、2人なら乗り越えられるよ。
・・・だって君は、私の1番の相棒・・・いや、世界一の彼氏なんだから、ね？

・台本（ゆるボイ！）
厨二病のクラスメイトをわからせたら素直になった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
USIQUI