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スズメの女の子に協力したらなつかれて・・・
written by USIQUI
  • 告白
  • からかい
  • 嫉妬
  • 甘々
  • ラブラブ
  • 純愛
  • 切ない
  • 人外 / モンスター
  • ヤンデレ
公開日2022年01月18日 00:08 更新日2022年01月18日 00:13
文字数
1532文字(約 5分7秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
スズメの女の子
視聴者役柄
優しい男の子
場所
秘密の住処、自宅
あらすじ
この物語は、他の作品(カラス編)の世界とリンクしています。
なので、コラボ用として使っていただくことも可能です。
カラス編: https://yuruboi.com/script/3976


ー設定ー

ある日、飛ばないスズメを見たあなたは、気になって後ろをそっと付いていくことにした。
すると、外からは分からない場所にあった茂みのなかへ入っていき、そこで先程のスズメが人間の姿へ変わったのを目撃する。
どうやらスズメは飛ばなかったのではなく、飛べないらしい。
それを知ったあなたは手助けをすると提案して・・・
本編
ぐぬぬ・・・なんでどれだけ頑張っても飛べないんだろ・・・
コツが分かればすぐだって、おじいちゃん言ってたのに・・・
私・・・才能ないのかな・・・ちゅん・・・


ん?なんか後ろから視線を感じるような・・・


(とても驚いて)


ひゃあ!?にっ、人間・・・!?
じゃなかった、あなたは一体・・・?


『鳥から人間になる瞬間を見ちゃった』?
あっ・・・あぁぁ・・・!
やっちゃったぁ・・・!


い、命だけはぁ!命だけは勘弁してくださいぃ・・・!


えっ・・・?『別に食べようとしてた訳じゃない』?
で、でもおじいちゃんに・・・人間さんは私たちの存在を知ったら食べようとするから気をつけろって言われて・・・


で、でも、食べないなら・・・いい、ですけど。
というか、さっきまで私が練習してた所ずっと見てたんですか?


うぅっ、なんか恥ずかしい・・・


(呼び止められて)


あっ、はい、どうしました?
はっ?『飛ぶ練習に付き合いたい』?


えっ、えっ?
そ、そんな事してあなたに何の得が・・・
『頑張る姿を見て応援したくなった』・・・ですか。


え、えへへ。
なんかおじいちゃんが言ってた人間さんと、実際の人間さんじゃ全然違うなぁ。
特別この人が優しいのかな・・・


あっ、独り言ばかりでごめんなさい。
それじゃあ、一緒に練習よろしくお願いしますっ!
ちゅん!


ー2ヶ月後ー


コツン・・・コツン・・・コツン・・・(窓をつつく音)


(窓の外から)


ちょっとぉー?もう朝ですよー!
起きてくださーい。


もう2ヶ月もこうやって毎朝来てるのに、1回も起きてた試しがないですよねー・・・


ほらー、ちゅんちゅーん。
あなたがこの窓を開けてくれるまで鳴き続けちゃいますからねー、いいんですかー?


(窓が開く)


あ、やっと開けてくれましたー!


えへへっ、おはようございます!
それじゃあ窓からお邪魔してー・・・
よいしょっと・・・って、うわぁ!?


(転んでしまう)


アイタタタ・・・また上手く入れなかったぁ・・・
飛べるようにはなったけど、こういう動きはまだ慣れないなぁ・・・


って、あれ?
なんか床が柔らかいような・・・


あっ。


ごめんなさい!まさかあなたが下にいるなんて思ってなくて・・・
はははー・・・


ん?なんでそんなに笑うんですか?
『いつもどおりで安心した』?


むー・・・なんか腑に落ちないです。
・・・ふふっ。
まぁ確かに、いつもと変わらないのはいい事ですよね。


なんか笑ったら疲れちゃいました。
もうちょっとあなたのお腹の上でゆっくりしたいです。


(気持ちよさそうに)


・・・んー、あったかーい・・・
お日様も当たってポカポカですー・・・
あなたのいい匂いでなんだか眠くなってきまし・・・


・・・?
あれ、ちょっと待ってください・・・


すんすんっ、すんすん・・・(匂いを嗅ぐ)


(シリアスな雰囲気で)


・・・もしかしてここ最近、カラスの女の子に会ったりしませんでした?


なんで目をそらすんですか・・・?
会ったんですね?そうなんですね???


というか、この部屋中にかすかに充満してる・・・


私が知らない間に家へ招くほどの仲になってるとは・・・


まさか、あなたが浮気するなんて・・・私悲しいです。
ちゅん・・・


(ちょっとアホっぽく)


えっ?『そもそも付き合ってない』って?
あれ、そうでしたっけ。


んー、どうしよう・・・
私もカラスもあなたを狙ってるとなると・・・


はっ、そうだ!
私いいこと思いつきました!


あなたの彼女にふさわしい鳥は私か、カラスか・・・あなた自身に直接ジャッジしてもらうというのはどうでしょう?


・・・いいですよね?
はいっ、決まり!


私だって、あのカラスだって・・・あなたのこと、大大大好きなんです。
だから、あなたへの愛の強さで負けたなら、私も文句は言いません!悔しいけど・・・


こほん・・・とりあえず、決戦は一週間後・・・
それまでにあなたを虜にしてみせますよー!
ちゅんちゅん!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
スズメの女の子に協力したらなつかれて・・・
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
USIQUI
ライター情報
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