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カラスの女の子を助けて家に招いたらなつかれて・・・
written by USIQUI
  • 告白
  • 嫉妬
  • 甘々
  • ラブラブ
  • 純愛
  • 切ない
  • ツンデレ
  • 人外 / モンスター
  • ボクっ娘
公開日2022年01月18日 00:11 更新日2022年01月18日 00:14
文字数
1561文字(約 5分13秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
カラスの女の子
視聴者役柄
優しい男の子
場所
ナワバリ、自宅
あらすじ
この物語は、他の作品(スズメ編)の世界とリンクしています。
なので、コラボ用として使っていただくことも可能です
スズメ編: https://yuruboi.com/script/3975

ー設定ー

スズメと出会って1ヶ月、あなたがいつものように街中を散歩していると、どこかで苦しそうな鳴き声がしたため、その声がする場所へ向かった。
すると、翼に傷を負ったカラスの女の子が座っていた。
どうやら彼女がいる場所は彼女自身のナワバリのようで、こちらを警戒している様子。
怪我をしているカラスを放っておけなかったあなたは、彼女に近付いて・・・
本編
うぅっ・・・イテテ・・・
あの子供、ボクを見るなり石を投げてくるなんて・・・


はぁ、やっぱり人間の姿で居た方がいいのかなぁ。
でも人間はキライだし・・・あんまりなりたくな・・・


っ!
だ、誰?


(威嚇して)


ボクのナワバリに入ってくるなんていい度胸だね・・・
ここに踏み入ったことを後悔させて・・・


(傷の痛みで)


うっ・・・ダメだ、思うように体が動かない・・・


(あなたが近付いてきて)


ちょっ、ちょっと・・・それ以上近づくな!
傷付いてるとはいえ、抵抗くらいなら出来るんだぞ・・・!


やっ、やめろ!触るな!
なっ、何を巻いて・・・


え?『もう大丈夫』?
それはどういう・・・


(羽ばたいてみて)


・・・!
すっ、すごい・・・
あんまり痛くない・・・


これ、お前が治してくれたのか?
・・・ありがとう。


で、でも・・・
どうせ何か見返りを要求してくるんだろ?
人間の考えることなんてたかが知れてるよ・・・


違う・・・?
じゃあ、なんでボクを助けたのさ。


『苦しそうな鳴き声が聞こえてきたからついてきただけ』?
なにそれ、理由になってないよ。


(お腹がなる)


うっ、そういえば何も食べてなかった・・・
食料のストックももうない・・・
どうしよ・・・


え?『家にご飯を食べに来ないか』って・・・
治療してもらった上にご馳走なんて・・・ほんとにいいの?


・・・仕方なくついてってあげる。あくまで仕方なくだから!
飢え死にもしたくないし。


でも、この恩はいつか必ず返すと約束する。
カラスは物覚えがいいからね。


ー1ヶ月後ー


バサッ・・・バサッ・・・(羽ばたく音)


ピンポーン


(扉が開く)


やぁ、また来ちゃった。
・・・え?手すりにとまったらダメ?
あぁごめんごめん、いつものクセで。


おじゃましてもいいかな?
ん、ありがと。


(中へ入る)


・・・君に助けて貰ってもう1ヶ月か。
やっぱり、君の家は落ち着くなぁ。
何より外と比べてあったかいからね。居心地は最高だよ。


なぁなぁ、今日は美味しそうな紅茶を持ってきたんだけど、淹れてもらえないかい?
ボクはこういうのにあまり詳しくなくてね。


ふふっ、君ならYESと言ってくれるって分かってたよ。
じゃあ、リビングで楽しみに待機しておくとしよう。


(リラックスした声で)


この部屋、よく見てみると掃除が隅々まで行き届いてるなぁ。
ホコリ1つない・・・


(なにかに気づいて)


あれっ?これは・・・


(しばらくして・・・)


お、おぉ・・・ありがとう。


ボクの見込み通りすごく美味しそうだ。


(少しの沈黙の後)


・・・な、なぁ。
この羽根ってさ、ボクのじゃ、ないよね。


この形・・・見覚えがあるんだ。


ボク以外の・・・例えば、スズメとかが、ここに来たりした?


・・・やっぱりそうか。
あのスズメも君になついたんだね。


まぁ無理もないか。
だって君、ボクたちをまるで同じ人間みたいに相手してくれるし。
そりゃなついちゃうよね、うんうん。


ましてやあのスズメのことだ、きっと懐くなんてレベルじゃないはず・・・


求愛行動とかもされたんじゃない?
過度なスキンシップとか、妙に距離が近いとか。
それはまぁ・・・ほら、君の事が好きってサインだよ。


多分人間でいう”恋人”同士になりたいんじゃないかな?


ははっ、よかったじゃないか。
人間じゃないとは言っても、見た目は可愛い女の子だろう?
種族が違っても別にいいと思うけどね。
ボクは喜んで祝福するよ、うん。
うん・・・


・・・いや、嘘をつくのはよくないな。


(甘えるように)


ねぇ、ボクとスズメ・・・
もしもどちらか1匹とつがいになるとしたら・・・
君は、どっちを選ぶ?


・・・ははっ、ごめん。
急には答えられないよね。


多分スズメも、ボクが君に近付いたことをいずれ勘づくはずさ。
彼女は鼻がいいから、匂いで・・・ね。


だから、これからの事は彼女の判断にゆだねるとするよ。


・・・とりあえず、来たるべきその時までに、君にボクの魅力を最大限知ってもらわないと。
ボクを選んで貰えるように・・・ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
カラスの女の子を助けて家に招いたらなつかれて・・・
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
USIQUI
ライター情報
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