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ヤンデレな魔剣に愛され過ぎて道具をただの道具と見られない〜相棒・ダーインスレイヴ〜
written by 松平蒼太郎
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  • 魔剣
  • 擬人化
公開日2022年01月20日 11:44 更新日2022年01月20日 11:44
文字数
978文字(約 3分16秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
魔剣
視聴者役柄
人間
場所
地獄(魔王城付近)
本編
大丈夫?手、貸そうか?

…自分から言い出しといてなんだけど、本当にいいの?

わたしは魔剣、ダーインスレイヴ。

魔神の呪いがかかってる剣で、振るうと貴方にも災いが降りかかる。

それでも構わない?

そう…わかった。

では、これからそこの悪魔たちを一掃する。

まかせて。一人残らず葬るから…



平気?息、あがってるけど…

そう…貴方は頑張り屋さんだ。

大罪の悪魔には逃げられたけど…他はそうはいかない。

もちろん。残りは滅ぼす。一匹残らず。

ただ、貴方の身体がわたしについてこれるか、心配なだけ。

了解。じゃあ、追跡を続ける。ついてきて。



少し休もう。疲れたでしょ?

うん…魔王城の本丸まであと少し。

わたし?わたしは疲れない。剣だから。

…ううん、別に。ただ心配だから貴方を見てるだけ。

うん、心配。わたしを使ったら、死ぬかもしれないから。

…正直に言う。

貴方にはわたしを使ってほしいけど、使ってほしくない。

貴方のこと、好きだから。

もっとわたしを使って、愛してほしい。

だけど、貴方には死んでほしくない。

死んだら愛してもらえなくなる。それは嫌だ。

うん…どうしていいか分からない。

…本当に?今はわたしが、必要?

そう、なんだ…ふふっ。

…?なに?驚いた顔して…

笑った?わたしが?

信じられない…見間違いじゃないの?

そっか…笑ったんだ、わたし…

多分、貴方のおかげ。

そう。道具としてだけじゃなく、人としても見てくれたから。

わたしみたいな呪われた剣でも、貴方の役に立てるんだって分かって、すごく嬉しい。

うん…その、お願いがあるんだけど、いい…?

わたしとキスしてほしい…ダメ?

(キス)

…ありがとう。これでわたしたち、ずっと一緒だね。

呪い…そうだよ。

貴方はこれでわたしから離れられない。

呪印…その腕についてるのがそう。

わたしと貴方の、永遠に共にいるという証(あかし)。

わたしは貴方と一緒に生きたい。

わたしのこと、もっと愛してほしい。

わたしのことを受け入れられるのは、貴方だけだと思うから…

この戦いが終わったら、わたしと結婚しよう。

…今、他の女のこと考えてた?

誤魔化しても無駄。わたしには分かる。

なんでって…決まってる。

わたしは貴方のパートナーだから。

(抱きしめる)

わたしと誓いを結んだからには、わたしのことだけ考えて。

他の女のことなんて考えちゃヤダよ…?

そう、だね…わたしは呪われた魔剣。

呪ってでも、貴方のことを手に入れたい。

今は素直にそう思える。

これからよろしくね…

わたしだけの、旦那様…♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレな魔剣に愛され過ぎて道具をただの道具と見られない〜相棒・ダーインスレイヴ〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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