ー設定ー

小さい頃に親の再婚で姉弟になったあなたと義姉。
あなたが大学生で義姉は社会人。
ずっと昔から今まで喧嘩もなく、とても姉弟仲は良かった。
過保護なくらい自分に依存している義姉に困りつつも、実は共依存している。
ある日、お出かけに行こうと義姉に誘われて・・・

コンコン・・・(ノックする音)


弟くん？起きてる？


・・・入るよ〜。


ガチャ・・・(扉が開く)


ふふっ、ぐっすり寝ちゃってる。
ほら、起きて。
今日はお姉ちゃんと一緒にお出かけする日だよ〜。


む〜・・・全然起きない。
早く起きないと弟くんのほっぺ、つんつんしちゃうよ〜？


ふふっ、むにゃむにゃ言うだけじゃ分かんないよ〜笑
・・・は〜い、時間切れ〜。


くらえっ、ほっぺつんつん攻撃〜！


つんつんつんつん・・・
つんつんつんつんつん・・・


あっ、やっと起きた〜。
おはよ〜。


とりあえず朝ごはんはもう出来てるから、食べ終わった後に出かける準備しようね〜。


(しばらくして・・・)


え〜っと・・・
ハンカチよし、ティッシュよし、スマホも・・・よし！
うん、完璧だね。


それじゃあ早速しゅっぱ〜つ！


(街中で)


ガヤガヤ・・・(街の喧騒)


まずはどこに行こうかな・・・
ねぇ弟くん、何か見たいものとかある〜？
時間は沢山あるからどこでもいいよ〜。


『服を見に行きたい』？
ふふふ〜、お姉ちゃんに任せなさ〜い。
お姉ちゃん、ファッションには自信があるんだ〜。


だから弟くんの服選び、手伝ってあげるよ〜。
おすすめのお店がこっちにあるから行こ〜？


(お店に着いて・・・)


とうちゃ〜く。
さぁさぁ、早く入りたまえ〜！


・・・ん？どうしたの弟くん。
『女友達がいたから少し挨拶してくる』？


(暗い声で)


ふ〜ん、そっかぁ・・・
・・・いってらっしゃい。


(元に戻って)


えへへっ、気にしなくていいよ〜。
思う存分話してきてね〜。


(しばらくして・・・)


タッタッタッ・・・(走って戻ってくる音)


あっ、おかえり〜。
ちゃんとお行儀よく挨拶できた〜？
『子供扱いしないで』？
あっはは〜、ごめんごめん。


・・・ちょっと待って。


スンスン・・・スンスン・・・(匂いを嗅ぐ)


・・・・・・・・・・・・・・・・。


(暗い声で)


もしかして、さっきのお友達に触られたりした？
例えば・・・抱きつかれたりとか。


へぇ〜・・・『そんなことはされてないよ』ねぇ・・・


・・・嘘はついちゃダメだよって、いつも言って聞かせてたはずなんだけどなぁ。


まぁいいや。


(元に戻って)


とりあえずお昼にしよっか。
お姉ちゃん、美味しいお肉屋さん知ってるんだぁ。


(突然腕に抱きついて)


ほら、早く行こ？
ん？『何してるの』って？


ただ弟くんの腕にくっついてるだけだよ？
まったく〜・・・変なこと言ってないで早く歩いて〜。


(昼食を食べたあと)


はぁ〜・・・美味しかったね〜。
機会があったらまた来たいな〜、もちろん弟くんと一緒にね。


さ、次行こ〜？


(先程の女友達とばったり遭遇して)


あら・・・どうもこんにちは。
もしかして、弟くんのお友達かな〜？


私はこの子のお姉ちゃんだよ〜。
・・・と言っても義理だけどね〜。


そういえば君、さっきも弟くんとお話してたよねぇ？


(暗い声)


あれれ〜、おかしいなぁ。
さっきの場所からここまでだいぶ距離あるのにねぇ？
行く場所が2回も被るなんて、すごい偶然だなぁ。


まさかとは思うけど・・・ストーカーしてたりとか・・・ないよね？


もしそうなら・・・


(元に戻って)


・・・な〜んてね。
ちょっとふざけちゃった。


これからもうちの弟くんと仲良くしてあげてね〜。


・・・あっ、それと最後にもうひとつ。


(怖い声で)


盗聴器とか・・・そういうズルいマネはもうやめときなよ。
次はないから・・・ね？


(元に戻って)


ふふっ、それじゃあまたね〜。


ん〜？『何を話してたの』って〜？
そんなに大したことじゃないよ〜。


ただちょっと”挨拶”しただけ。


(帰宅して)


ガチャ・・・(扉が開く)


ただいま〜。
いや〜疲れたねぇ。


もうお姉ちゃんヘトヘトだよぉ・・・
優しい弟くんが肩とか揉んでくれたらなぁ・・・


・・・ふふっ、やっぱり弟くんは優しいね。
ありがと〜、弟くんのおかげでいっぱい元気になった。
さ、リビングでゆっくりしよ〜。


(リビングで)


いい服も買えたし、すっごく楽しかったし大満足・・・
なんだけど。


スンスン・・・スンスン・・・


まだあの子の匂いが弟くんに染み付いてる・・・
これじゃせっかくのいい匂いが台無し・・・


『何言ってるの』って・・・
弟くんが悪いんだよ？


あんなどこの馬の骨とも分からない女とベタベタベタベタ・・・


(震え声で)


お姉ちゃんの、お姉ちゃんだけの弟くんが汚される・・・穢されていく・・・！


・・・あぁもう我慢できない。


ドサッ・・・(押し倒す)


(荒い息の混じった甘い声で)


弟くん・・・弟くん・・・えへへっ、カワイイ。
今どういう状況か分からないって顔してるね・・・


・・・ちょっとだけお姉ちゃんのワガママに付き合ってくれる？


(優しい声で)


弟くんなら、『いいよ』って、言ってくれるよね？
ふふっ・・・いい子いい子・・・


じゃあ今からお姉ちゃん、弟くんを悪い子にしちゃうから・・・
これから先、お姉ちゃんの事しか考えられなくなっちゃおうね。
ふふふっ、あははははは・・・！

・台本（ゆるボイ！）
おっとりした義姉が実は重度なヤンデレで・・・
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
USIQUI