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ヤンデレな長刀に愛され過ぎて道具をただの道具として見られない〜侍・物干し竿編〜
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • ファンタジー
  • 拘束
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • お姉さん
  • ボーイッシュ
  • 擬人化
公開日2022年01月28日 15:53 更新日2022年01月28日 15:53
文字数
794文字(約 2分39秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
長刀
視聴者役柄
人間
場所
冥界
本編
ふむ…ここは?

どこかの試合会場のようだが…

…なるほど、大体状況は掴めた。

要するに、冥界で御前試合をするということだな?

地上への出口を教えてもらう代わりに、あそこでふんぞり返ってる最高神とやらを楽しませればいいわけだ。

ふふっ、退屈な神が提案する余興以外の何物でもないな。

まぁいい。それでその試合に使う武器として、君はわたしをチョイスしたというわけだ。

相手は…あの男か。

冥界随一の戦士、ねぇ…あれが……ふふっ。

あぁ、いや。

あんな隙だらけの男が冥界随一などとは片腹痛いと思ってな。

一撃で終わらせることもできるが…

それじゃダメなんだろう?

了解だ。ならせいぜい、冥界の暇人どもの戯れに付き合ってやるとしよう。

一応確認だが、わたしの使い方は覚えているね?

うん、ならよし。

最後はあの技で、ド派手に決めてやるとしよう。いこうか。



見事だったな。

やはり君はわたしが見込んだ男だ。

この物干し竿を軽々と扱いこなすとは。

秘剣「燕返し」もきちんと覚えていたようで嬉しいよ。

あぁ、技は綺麗に決まっていたぞ。

冥界の最高神にも激賞されていたしな。

ふふっ、いいじゃないか。

相手の気持ちなんだし、褒美くらい貰っておけば。

…この辺りでいいか。周りに誰もいないしな。

ふふっ、遅いよ。

(押し倒す)

残念だったな。

あと一歩早くわたしを手放していれば、間に合ったのに。

わたしの速さと長さを見誤ったのが運の尽きだったな…ふふふっ。

試合直後で体の火照りが激しくてね。

君に鎮めてもらいたいと思っているんだが…

無駄だよ。刀身が長いということは、それだけ重量もあるということ。

つまり力比べで君はわたしに敵わないってことだ。

今代(こんだい)のわたしの使い手は、君以外にはあり得ないことがよく分かった。

もっとわたしを愛し、使ってくれ…

これはほんのわたしの気持ちだ。

(キス)

第二試合の準備はいいね?

うん、わたしも初めてだ。とても心が躍る。

コッチの方面でもわたしのこと、しっかり扱ってくれよ…?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレな長刀に愛され過ぎて道具をただの道具として見られない〜侍・物干し竿編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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