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なぜか突然、女悪魔に襲撃されて戦う羽目になった〜ソロモン72柱・パイモン、バティン編〜
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • ファンタジー
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  • 悪魔
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  • 戦闘
  • 襲撃
  • 誘拐
公開日2022年02月16日 20:42 更新日2022年02月16日 20:42
文字数
1230文字(約 4分6秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
2 人
演者役柄
悪魔
視聴者役柄
人間
場所
竜宮城
本編
A.パイモン B.バティン


A.さーてと…神々に愛されし御子(みこ)というのは君かしら?

B.ふーん、こんな冴えない男がねぇ…ま、ルシファー姐さんの言うことだし、間違いないんだろうけど…

A.あら、わたしたち?わたしたちは悪魔。君を地獄へ招待しに来たのよ。

B.そ。きちんと名乗るなら、あたしはバティン。で、こっちがパイモン。

A.偉大なるルシファー姉様の配下にして、ソロモン72柱の一人に数えられてるわ。よろしくね、坊や。

B.で、早速だけど…痛い目見たくなかったら、大人しくあたしたちのところに来てもらえる?

A.ふふふっ、無駄よ。君を保護してる竜宮城の主人は、海の大悪魔と外で交戦中だもの。助けは来ないと思いなさい。

B.ねー、パイモン…コイツ、やる気みたいだけど。潰す?

A.ふふっ、そうね。別に五体満足で連れてこいとの命令は受けてないしね。腕や足の一本くらい、無くなった状態でも問題はないでしょう。

B.よし…んじゃ、いっちょ暴れますか…!なんか手加減しなくてもよさそうだしね!




B.(舌打ち) コイツ、強いじゃん…!人間のくせに、神の力を使えるって、どーいうこと⁉︎

A.姉様から聞いてた通り、一筋縄ではいかないわね……ま、それもここまでだけど。

(伏兵登場)

B.あははっ!言ったでしょ?ソロモン72柱だって!

A.そういうこと。大切な交渉材料を何が何でも確保してこいっていう、姉様からのご命令なの。悪く思わないでね。

B.言っとくけど、あたしたちをその辺の下級悪魔と一緒にしないでね?これでも精鋭揃いなんだから!

A.各軍団を率いる72の長(おさ)が、君のためにガン首揃えてやってきてあげたのよ?光栄に思いなさい。

B.卑怯だとか言わないでよ?君だって十分チートなんだから。

A.悪魔の遊び方ってのを、じっくり教えてあげる…覚悟しなさい。




B.はぁはぁ…よしっ!目標確保ー!

A.はぁはぁ…ふふっ、やったわね。これで姉様のもとに堂々と帰れるわ。

B.あたしの「人や物をあっという間に運ぶ能力」のおかげだよね!

A.は?何言ってるの?わたしの巧みな作戦指揮があったからこそでしょう?しれっと手柄を独り占めしないで。

B.え、だってホントのことじゃん!最後に彼をここまで運んだのはわたしですしー!

A.あら、それはわたしの的確な案内あってのことでしょう?貴女一人だと間違いなく迷子になるわ。

B.はぁ⁉︎そんなことありませんからー!わたしだって、ルシファー姐さんの指定した場所覚えてましたしー!

A.はぁ…まぁいいわ。とにかく一番大事な目的を達成したもの。ルシファー姉様や大魔王様から、あーんなご褒美やこーんなご褒美がもらえるに違いないわ…ぐへへ♪

B.あー、いいないいな!あたしもご褒美欲しい!ルシファー姐さんから頭なでなでされたい!

A.ふふっ、それもいいわね……さ、追手が来る前に彼を早く地獄まで運びましょ。そして速やかに大魔王様とルシファー姉様にご報告するのよ。

B.だねー。まだまだお祭りは始まったばっかりだし!きひひっ♪

A.というわけで坊や…君には人質としての役割をしっかり果たしてもらうから。よろしく頼むわね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
なぜか突然、女悪魔に襲撃されて戦う羽目になった〜ソロモン72柱・パイモン、バティン編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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