魔王様、ご機嫌よう。

うふふ、今日も絶好調ね。

地上の侵略も上手くいってるようで何よりだわ。

ふふっ、そうね。

まだまだ戦況は予断を許さないわよね。

天界から天使や神の軍勢が、本格的に介入してきたら面倒だものね。

けどそれでも心配はいらないわ。

天界の超重要人物くんも、既にこちらの手に落ちてるもの。

彼を人質に取れば、天界側とて本気を出せないはず。

そう。万が一にも、この戦に負けることはありえない。

根回ししていた地上の人間も、次々とこちら側に寝返っているし…

ええ、そうよ。

配下の悪魔たちを四方に遣わし、人間どもを色欲で堕としていってるの。

ふふふ…つくづく人間って愚かよねぇ。

あんな安っぽい色香に惑わされるんだもの。

本物の色香ってのはぁ…こういうものよ。

(耳ふー)

ね？流石の魔王様でも、これには反応せざるを得ないでしょ…

(抱き寄せられる)

きゃっ！ま、魔王様…？

え、えぇ…そうね、わたしは色欲を司る悪魔だもの…

…もちろんよ。わたしの真名(しんめい/まな)、教えてあげる。

アスモデウスっていうの。ちゃんと覚えてね。

うふふっ…それにしてもつい最近まで人間の坊やに過ぎなかったのに、こんなに凛々しくなって…

もう貴方を坊やとして可愛がれないわね…

今の貴方は地獄を統括する立派な魔王様だもの。

わたしがこんなに近くにいるのに、その冷静なお顔を少しも崩されない…

ふふ…元々わたしが貴方に恋させるつもりだったのに、いつのまにか、わたしが貴方に恋していたわ。

えぇ…愛してるわ、魔王様。

地獄を治める立場として立派になられて…とっても素敵よ。

ね、魔王様…今度は貴方が、わたしを可愛がってくれる？

(キスされる)

ンッ…はぁ…

魔王様…好き…好き好き、だーい好き♡

わたし、もう我慢できない…

魔王様…わたしとエッチ、しよ？

(押し倒される)

ふふ…わかってるわ。

貴方が手強いことくらい…

でも、わたしも色欲の悪魔の誇りにかけて、そう簡単に負けませんから♡

きて、魔王様…

わたしのこと、メチャクチャにして…ね？

・台本（ゆるボイ！）
地獄の悪魔たちによる狂宴〜色欲の大悪魔・アスモデウス編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎