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何が何でも天帝の夫にしたい大天使に監禁された〜博愛のハニエル編〜
written by 松平蒼太郎
  • ファンタジー
  • 純愛
  • 癒し
  • 甘々
  • 敬語
  • 人外 / モンスター
  • 天使
  • 慰め
  • 励まし
  • 束縛
  • 軟禁
公開日2022年02月21日 18:32 更新日2022年02月21日 18:37
文字数
1108文字(約 3分42秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
天使
視聴者役柄
人間
場所
天界
本編
こんにちは。お疲れのようですね。

はい。殿下のためにお茶とお菓子をご用意しました。

それではお口を開けて…アーン♪

いかがですか?

殿下のお口に合うといいのですが…

まぁ…!本当ですか⁉︎ ありがとうございます!

うふふ♪ 殿下に喜んでもらえてよかった♪

あ、ごめんなさい。申し遅れました。

わたし、ハニエルと申します。

博愛を司る天使です。以後お見知り置きを、殿下。

はい。本日の殿下のお世話は、このハニエルが務めさせていただきます。

はい、何でしょう?

ハニエルに何なりとお申し付けください。

うふふ♪ 殿下も冗談がお上手ですね♪

外は危険がいっぱいですから、ここから出るのはダメです♪

それに、天帝陛下からのご命令でもありますし。

はい。彼をここから絶対に出さないようにと仰せでした。

万が一、殿下に何かあっては陛下が悲しみますから…

それになんといっても、殿下は陛下の婚約者ですから。

とにかく今は状況が状況ですし、ここが一番安全なんです。

どうかご理解ください、殿下。

もう…仕方ないですね。

(抱きしめる)

ギュー…天使の温もりはいかがですか?

…殿下、貴方様の身はもはや貴方様だけのものではございません。

はい。天帝陛下のみならず神々も皆、殿下の実力を認めております。

誰もが殿下を慕い、この天界になくてはならない存在であると思っております。

いいえ。言い過ぎではございません。

天界で起こった数々の危機を解決してこられたではありませんか。

え……あぁ、なるほど。

悪魔にそのようなことを唆(そそのか)されたのですね。

では、殿下にかけられている穢らわしい術は解いて差し上げますね…えいっ。

はい、これで術は解けました。もう大丈夫ですよ。

えぇ、魅了(チャーム)はもう殿下の中には存在しません。

ですが、これで皆の中から殿下への愛情が消えることはありません。

たしかに最初は、悪魔にかけられた術のおかげでモテたのかもしれません。

けど、殿下の皆を思いやる行動が、かりそめの愛情を本物の愛情へと変えたのです。

術が消えたからといって、殿下が愛されなくなるなんてことはございません。どうかご安心を。

ふふっ、はい。殿下の想いは皆に伝わってますよ。

…ですから、もう殿下を戦わせたりしません。

後のことは全てわたくしどもにお任せください。

四神をはじめとした神々も、今は殿下のために必死に戦っております。

そして我々天使も、天界を守ってくれた殿下に感謝しています。

殿下はこれ以上頑張らなくていいんです。

貴方はただ、皆の愛情を受け止めればいい…

どうかご無理はなさらず、わたしたちに守られてください。

そして陛下と結婚し、その身を落ち着けていただきたく思います。

それがわたしたち天使の総意です。

ここで一生、安泰に暮らしましょうね…殿下。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
何が何でも天帝の夫にしたい大天使に監禁された〜博愛のハニエル編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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