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サバサバ系の同級生女子にアピールされまくって、絶賛困惑中なんだが
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • 学校/学園
  • 純愛
  • 片思い
  • 同級生
  • 学生
  • 友達
  • 放課後
  • 帰り道
  • サバサバ系
公開日2022年03月26日 14:41 更新日2022年03月26日 14:41
文字数
1094文字(約 3分39秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
同級生
視聴者役柄
同級生
場所
学校→通学路
本編
よっす。部活、お疲れさん。一緒に帰ろ。

ん?あぁ、髪型?

見ての通り変えたけど…なんで?

え?だって君がこないだ言ったんじゃん。茶髪のポニテが最高だって。

そう、君が言ったから変えた。なんか問題ある?

じゃ、いいじゃん。早く帰ろ。日ィ暮れるちゃうよ。




…でさー、その時友達が……って聞いてる?人の話。

なんか上の空だけど…なんかあった?

あたし?あたしがどうしたの?

はぁ?それ、今さら聞く?てか、前にも言ったじゃん。

あたし、君のことが好きだから。

放課後に正門で待ってんのも、髪型変えたのも、そーいうこと。分かった?

で、あたしが君を好きなのは、文化祭やら体育祭やら、諸々の学校行事で世話になったから。

好きになるよ、そんなことぐらいで。

君にとっては些細なことでも、あたしにとっては大きなことだから。

そうだな…君は他の男子と違って、口だけじゃなくて、行動も伴ってる。

そ、中身があるってこと。

あと、自分の意見を押し付けてこないとこも高ポイントかな。あたし的には。

君を好きな理由、こんなんでいい?納得した?

えー、まだあんの?なに?

あぁ、それは…まぁなんていうか、君の行動見れば分かるし。

今の感じだと、あたしのことは異性として意識はしてるけど、付き合うまでは考えてないってところかな。

いや、心読んでるっていうか、あたしへの態度見たらそういうの、なんとなく分かるじゃん?

今は微妙に距離取られてるから、その分こっちから攻めてこうかなって。

だから…手、繋ごうよ。せっかくだしさ。

ありがと。優しいんだ。

これを君の方から手を繋ぎたくなるようにすれば、あたしの勝ちってわけ。

あるよ、勝ち負け。

君を惚れさせたらあたしの勝ち。

先に君があたし以外の誰かに堕とされたら、あたしの負け。

そ。恋愛は競争だから。好きな人は先に取らないと。

バーカ、甘いね。その考え、恋愛初心者だよ。

自分はモテないって思ってても案外、見てる人は見てるよ。本人が気づいてないだけ。

その点、あたしは分かりやすいでしょ?こうやってしっかりアピールしてるし。

あ、今のは照れた。これで君の彼女にまた一歩近づいたね。

ふふふっ♪ はいはい、そういうことにしといてあげる。

そうだ。今週の土日、大会あったよね?

じゃあ応援行く。弁当も作ってこようか?

え……あぁ、いや。あっさり頷いたからなんか意外だなって……今までなら遠回しに断ってたのに。

とりあえず了解。作って適当なタイミングで渡すね。

渡されてるとこ他の人に見られるのが嫌なら、朝、君の家の前で渡すけど?

オッケー。じゃあまた具体的な時間はそっちから連絡して。

連絡しなかったら、勝手に押しかけるから。よろしく。

じゃ、あたしこっちだから。じゃーね。バイバイ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
サバサバ系の同級生女子にアピールされまくって、絶賛困惑中なんだが
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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