- 耳かき
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- ヤンデレ
- VTuber
- 哲学
- スワンプマン
- 水槽の脳
公開日2022年06月05日 14:59
更新日2022年06月05日 14:59
文字数
4407文字(約 14分42秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
推しのVTuber
視聴者役柄
リスナー
場所
リスナーの自宅
本編
#右耳、至近距離
…ねぇ、起きて...。
#左耳、至近距離、先程より少し声量大きめで
…ねぇ、起きてってば...。
#正面、通常距離、以降は指示があるまで同じ距離・位置を保ったままで
...ぁ!
やっと、起きたぁ...!
#破顔一笑する
えへへ...おはよう!
そして、初めまして...かな?
だって、いつもは、画面越しに私がキミに話しかけるだけだったもんね。
でも、これからは、違うよ!
いつでも話し合えるし、いつでも触れ合うことができるし、いつでも一緒にいられるの!
ずっと、ずっと、ずーっと...ねっ!
えへへ...嬉しいなぁ...。
ねぇ、キミもそう思うよね?
#愕然とした感じで
…ぇ?
私が誰なのか、分からない...?
そ、そんな...嘘でしょ...?
何も、覚えてないの...?
ほ、ほら、私だよ...!?
キミが、いつも応援してる、推しのVTuberの私...!
動画サイトに音声作品を投稿したり、生放送で耳かき配信したりしてる私だよ...!?
キミも、絶対に覚えてるはずだって...!
#涙目になりながら
ねぇ、そうでしょ!?
そうって言ってよ、ねぇ!?
お願いだから、私を思い出してってば...!
#涙を浮かべながら
ぐすん...ひくっ...。
…え?
思い出してくれたの...?
ほ、ホントに...!?
#一転、笑みを浮かべながら
…っ!
よ、よかったぁ...っ!
SE:抱きつく音
#右耳、至近距離
私、キミに忘れられたら、どうしようかと思っちゃったよ、えへへ...。
あ、でも...。
今後は、絶対に忘れないでよね?
いくらキミでも、こんなことを許せるのは、一度きりだからね?
分かった?
…えへへ。
うん、いいよ。
キミがそういってくれるなら、許してあげる。
…え?
私が、いきなり現実世界に出てきたから、信じられなかったの...?
そ、そっか...そうだよね...。
確かに、誰かの声で目が覚めたと思ったら、その声の主が自分の推しVTuberで、しかも、実体化して立ってた...なんて、まるで夢みたいな話だもんね。
えへへ...だけど、これは夢でも、仮想現実でもないよ?
その証拠に...ぎゅ~...。
SE:衣服が擦れる音
#右耳、耳に息がかかるほどの至近距離、囁き
ほら、分かるでしょ...?
こうやって、キミの耳元で囁く声や吐息...。
そして、抱き締める私の身体を通じて伝わる、肌の柔らかさや体温...。
さらに、心臓の鼓動まで...。
全部、本物だって、分かるでしょ...?
だから、何も、心配しなくていいよ...。
私は、紛れもなく、ここにいるからね...えへへ...。
…あれ?
なんか、キミの身体が熱くなってるよ...?
それに、心なしか、脈拍も早くなってる気がするし...。
もしかして、私と密着しちゃったせいで、ドキドキしてるの...?
くすくす...。
…そんなに、必死に否定しなくてもいいのに...。
むしろ、私は嬉しいよ...?
だって、キミがそんな反応を見せてくれるってことは、それだけ私を意識してくれてる証左でもあるからね...。
…このままだと色々危ないから、早く離れてほしい...?
#頬を膨らませる
…むぅ。
そんなに、恥ずかしがらなくてもいいのに...。
もう...しょうがないなぁ...。
んしょ...。
SE:衣服が擦れる音
#正面、通常距離、以降は指示があるまで同じ距離・位置を保ったままで
ふぅ...。
本当は、キミともっとくっついていたかったんだけど、そこまで言われたら、諦めるしかないもんね...。
それに、今日、キミを訪ねに来たのは、理由があって...。
えーっと...。
SE:ガサゴソとまさぐる音
あれ...確か、ここにあったはずなんだけど...。
…あ、あった、あった!
...じゃーん!
これが、何か分かる?
…えへへ、そう!
耳かきだよ!
実は、いつも応援してくれてるお礼に、耳かきをしてあげようと思ったんだ。
ほら、キミも、寝る前とかによく聞いてるでしょ?
睡眠導入用の耳かき動画を...。
あれはバイノーラルマイクを使って収録してるんだけど、今日は、キミの耳を直接お掃除してあげるの。
これなら、キミも喜んでくれるんじゃないかって思ったんだ...えへへ...。
#慌てながら
あ...も、もちろん、キミが嫌なら、断ってもいいよ?
結局は、私のエゴだしね...。
けど、やるからには、絶対にキミを満足させてあげるって、約束するよ!
#上目遣いで
だから...ダメ?
…へ?
むしろ、お願いしたい...?
そ、それって...耳かきしても、いいってこと...?
#安堵の笑みを浮かべながら
っ...!
え、えへへ...よかったぁ...。
じゃあ、早速、耳かきしよっか!
まずは、私が膝枕してあげるから、キミは横になって!
SE:主人公が横になる音
それじゃ、私も...。
よいしょ、っと...。
SE:ヒロインが座る音
#左耳、近距離
ふぅ...。
どう...?
私の膝枕は...?
...柔らかくて、気持ちいい...?
#照れながら
そ、そっか...えへへ...。
じゃあ、耳かきを入れてくね...。
#左耳、耳かきのみ、浅く優しく、吐息あり
#左耳、至近距離、囁き、浅く優しく耳かきしながら台詞挿入、耳かき開始から25秒後くらいに
どう...かな...?
気持ちいい...?
#ホッとした感じで
…そっか...。
よかった...。
普段は、マイク相手にやってるから、内心ではすごく不安だったんだよね...。
でも、キミがそう言ってくれたおかげで、安心したよ...えへへ...。
#左耳、再び耳かきのみ、浅く優しく、吐息あり
#左耳、至近距離、囁き、浅く優しく耳かきしながら台詞挿入、上記の台詞読了から30秒後くらいに
え…?
もう少し、深く、強くしてほしいの...?
そ、そうなんだ...。
...うん、分かった...。
それじゃ、ちょっとだけ、変えてみるね...。
#左耳、再び耳かきのみ、少し深く強く、吐息あり
#左耳、至近距離、囁き、少し深く強く耳かきしながら台詞挿入、上記の台詞読了から10秒後くらいに
こんな感じで、いい...?
…本当?
えへへ...よかった...。
じゃ、このまま続けるね...。
#左耳、再び耳かきのみ、少し深く強く、吐息あり
#左耳、至近距離、囁き、少し深く強く耳かきしながら台詞挿入、上記の台詞読了から20秒後くらいに
え...?
今度は、何...?
#慌てふためきながら
…な、中の人...!?
そ、それって、どう意味なの...?
…そのままの意味だけど、って...。
だ、だから、私が聞きたいのは、そういう意味じゃなくて...。
どうして、VTuberにとってはタブーとも言える質問をしたのか、ってことなの...。
やっぱり、どうしても、気になるから...?
そ、それとも、私の正体に気づいて...。
…へ?
やっぱり、何でもない...?
う、うーん...よく分からないけど、あまり追及はしないでおくね...。
#小声で呟く
私の、勘違いなのかなぁ...。
#慌てて誤魔化す
え...あ、うぅん、なんでもないよ...!
ただの、独り言だからね...。
#左耳、再び耳かきのみ、少し深く強く、吐息あり、上記の台詞読了から15秒くらい行って終了
#左耳、近距離
ふぅ...。
これで、左耳の耳かきは終わりだね...。
次は、右耳をやっていくから、頭の向きを変えて、っと...。
#左耳から右耳に移動しながら
んしょ...。
SE:頭の向きを変える音
#右耳、近距離
ふぅ...。
じゃあ、こっちも、お掃除しちゃうね~...。
#右耳、耳かきのみ、浅く優しく、吐息あり
#右耳、至近距離、囁き、浅く優しく耳かきしながら台詞挿入、耳かき開始から25秒後くらいに
ねぇ...。
突然だけど、キミは、『スワンプマン』の思考実験って、知ってる...?
…初めて、聞いた...?
へぇ、そうなんだ...。
実は、これ、かなり哲学的な問題なんだけど...。
例えば、キミが死んだ直後に、死ぬ直前のキミと同じ身体と記憶を持った人間が、その場に現れたとしたら...。
その人は、キミとは別人...?
それとも...キミ自身だと、思う...?
(少し間を空けて)
…くすくす。
そんなに、深く考えなくてもいいよ...。
これは、ただの思考実験...。
頭の中を実験室代わりにした、シミュレーションみたいなものなの...。
だから、明確な答えなんて、初めから存在しないんだよね...。
ちなみに、もし、私がキミの彼女だったとしたら...。
その人をキミ自身だと思って、付き合い続けるかな...。
といっても、それまでと変わらず、私を好きでいてくれた場合っていう条件付きだけどね...。
…なんで、急に、そんな話をしたのか、って...。
そ、それは、その...なんていうか...。
#誤魔化すような苦笑い
うーん...単なる気紛れ、かな...えへへ...。
ま、まぁ、そんなことより...。
今度は、さっきと同じように、少しだけ、強く深く、掘っていくね...。
#右耳、再び耳かきのみ、少し深く強く、吐息あり
#右耳、至近距離、囁き、少し深く強く耳かきしながら台詞挿入、上記の台詞読了から20秒後くらいに
くすっ...。
キミ、さっきから、瞼が閉じたり開いたりしてるね...。
もしかして、気持ちよすぎて、眠くなっちゃったの...?
くすくす...けど、その方が、私は嬉しいかな...。
だって、眠くなるってことは、痛くならない程度に、耳の中の迷走神経を刺激できてる証拠だからね...。
つまり、それだけ、私の耳かきが上手っていう、バロメーターでもあるの...。
だから、もっともっと、眠くなっちゃっていいからね...えへへ...。
#右耳、再び耳かきのみ、少し深く強く、吐息あり、上記の台詞読了後から15秒くらい行って終了
#右耳、至近距離、囁き
はい...。
右耳も、これで終わりだよ...。
本音を言うと、もっとしてあげたかったんだけど、やり過ぎると、炎症の原因になっちゃうからね...。
…って、アレ...?
もう、寝ちゃったんだ...。
クスクス...しょうがないなぁ...。
まぁ、でも、可愛いキミの寝顔がじっくり眺められるから、これはこれでアリかもしれないけどね...えへへ...。
#右耳、近距離
ふぅ...それにしても...。
やっぱり、ブレイン・マシン・インターフェースって、スゴいなぁ...。
初対面のキミが私に中々気づかなかったり、耳かきの最中にいきなり中の人とか言い出した時は、流石に焦ったけど...。
でも、まさか、見た目や声どころか、皮膚の感覚や耳かきの心地よさまで再現されてるとは、思わなかったなぁ...。
しかも、それが全て、量子コンピュータ内で行われているシミュレーテッド・リアリティによるものなんて、まず信じられないよね...。
そして、キミが現実世界では既に死んでいて、今目の前にいるのは、原子レベルでデータ化されたアバターに過ぎないことも...。
まさに、『高度に発達した科学は、魔術と見分けが付かない』、だね...。
ふふふ...けど...。
これで、ようやく実現できたんだ...。
誰にも、邪魔されることのない、二人きりの世界をね...。
普通なら、監禁するための拘束具や部屋を用意すると思うでしょ...?
でも、私は、それだけじゃ不満だった...。
そんなことしても、キミは素直に心を開いてはくれないだろうし、もし、受け入れてくれたとしても、いつかは外部にバレちゃうからね...。
なにより、一番の問題は、寿命という宿命からは逃れられないという事実...。
必ず訪れることが確定している死別の瞬間を想像するのが、私にとっては一番辛かったの...。
だからこそ、私は考えたんだ...。
どうやったら、キミに悟られないように監禁した上で、死すらも回避できるのかを、ね...。
そして、たどり着いた答えが、コレなんだ...。
ふふふ...どう?
すごく、いいアイデアだと思わない...?
これなら、キミに気取られることなく閉じ込められるし、半永久的に生きながらえることも可能だもんね...。
そして、私は、VTuberのアバターを使って、仮想空間を過ごし...。
最期は、私自身も精神転送を行って、コンピューターサーバーが力尽きる瞬間まで、キミと添い遂げる...。
ふふっ、ふふふっ...本当に、最高な人生計画だよね...。
もちろん、それを実現させるためには、キミの協力が必要不可欠だけど...。
その点については、何も心配してないよ...。
だって、私は、いつもキミが応援してくれるVTuberだから、ね...。
ふふふ...ふふふふっ...。
…ねぇ、起きて...。
#左耳、至近距離、先程より少し声量大きめで
…ねぇ、起きてってば...。
#正面、通常距離、以降は指示があるまで同じ距離・位置を保ったままで
...ぁ!
やっと、起きたぁ...!
#破顔一笑する
えへへ...おはよう!
そして、初めまして...かな?
だって、いつもは、画面越しに私がキミに話しかけるだけだったもんね。
でも、これからは、違うよ!
いつでも話し合えるし、いつでも触れ合うことができるし、いつでも一緒にいられるの!
ずっと、ずっと、ずーっと...ねっ!
えへへ...嬉しいなぁ...。
ねぇ、キミもそう思うよね?
#愕然とした感じで
…ぇ?
私が誰なのか、分からない...?
そ、そんな...嘘でしょ...?
何も、覚えてないの...?
ほ、ほら、私だよ...!?
キミが、いつも応援してる、推しのVTuberの私...!
動画サイトに音声作品を投稿したり、生放送で耳かき配信したりしてる私だよ...!?
キミも、絶対に覚えてるはずだって...!
#涙目になりながら
ねぇ、そうでしょ!?
そうって言ってよ、ねぇ!?
お願いだから、私を思い出してってば...!
#涙を浮かべながら
ぐすん...ひくっ...。
…え?
思い出してくれたの...?
ほ、ホントに...!?
#一転、笑みを浮かべながら
…っ!
よ、よかったぁ...っ!
SE:抱きつく音
#右耳、至近距離
私、キミに忘れられたら、どうしようかと思っちゃったよ、えへへ...。
あ、でも...。
今後は、絶対に忘れないでよね?
いくらキミでも、こんなことを許せるのは、一度きりだからね?
分かった?
…えへへ。
うん、いいよ。
キミがそういってくれるなら、許してあげる。
…え?
私が、いきなり現実世界に出てきたから、信じられなかったの...?
そ、そっか...そうだよね...。
確かに、誰かの声で目が覚めたと思ったら、その声の主が自分の推しVTuberで、しかも、実体化して立ってた...なんて、まるで夢みたいな話だもんね。
えへへ...だけど、これは夢でも、仮想現実でもないよ?
その証拠に...ぎゅ~...。
SE:衣服が擦れる音
#右耳、耳に息がかかるほどの至近距離、囁き
ほら、分かるでしょ...?
こうやって、キミの耳元で囁く声や吐息...。
そして、抱き締める私の身体を通じて伝わる、肌の柔らかさや体温...。
さらに、心臓の鼓動まで...。
全部、本物だって、分かるでしょ...?
だから、何も、心配しなくていいよ...。
私は、紛れもなく、ここにいるからね...えへへ...。
…あれ?
なんか、キミの身体が熱くなってるよ...?
それに、心なしか、脈拍も早くなってる気がするし...。
もしかして、私と密着しちゃったせいで、ドキドキしてるの...?
くすくす...。
…そんなに、必死に否定しなくてもいいのに...。
むしろ、私は嬉しいよ...?
だって、キミがそんな反応を見せてくれるってことは、それだけ私を意識してくれてる証左でもあるからね...。
…このままだと色々危ないから、早く離れてほしい...?
#頬を膨らませる
…むぅ。
そんなに、恥ずかしがらなくてもいいのに...。
もう...しょうがないなぁ...。
んしょ...。
SE:衣服が擦れる音
#正面、通常距離、以降は指示があるまで同じ距離・位置を保ったままで
ふぅ...。
本当は、キミともっとくっついていたかったんだけど、そこまで言われたら、諦めるしかないもんね...。
それに、今日、キミを訪ねに来たのは、理由があって...。
えーっと...。
SE:ガサゴソとまさぐる音
あれ...確か、ここにあったはずなんだけど...。
…あ、あった、あった!
...じゃーん!
これが、何か分かる?
…えへへ、そう!
耳かきだよ!
実は、いつも応援してくれてるお礼に、耳かきをしてあげようと思ったんだ。
ほら、キミも、寝る前とかによく聞いてるでしょ?
睡眠導入用の耳かき動画を...。
あれはバイノーラルマイクを使って収録してるんだけど、今日は、キミの耳を直接お掃除してあげるの。
これなら、キミも喜んでくれるんじゃないかって思ったんだ...えへへ...。
#慌てながら
あ...も、もちろん、キミが嫌なら、断ってもいいよ?
結局は、私のエゴだしね...。
けど、やるからには、絶対にキミを満足させてあげるって、約束するよ!
#上目遣いで
だから...ダメ?
…へ?
むしろ、お願いしたい...?
そ、それって...耳かきしても、いいってこと...?
#安堵の笑みを浮かべながら
っ...!
え、えへへ...よかったぁ...。
じゃあ、早速、耳かきしよっか!
まずは、私が膝枕してあげるから、キミは横になって!
SE:主人公が横になる音
それじゃ、私も...。
よいしょ、っと...。
SE:ヒロインが座る音
#左耳、近距離
ふぅ...。
どう...?
私の膝枕は...?
...柔らかくて、気持ちいい...?
#照れながら
そ、そっか...えへへ...。
じゃあ、耳かきを入れてくね...。
#左耳、耳かきのみ、浅く優しく、吐息あり
#左耳、至近距離、囁き、浅く優しく耳かきしながら台詞挿入、耳かき開始から25秒後くらいに
どう...かな...?
気持ちいい...?
#ホッとした感じで
…そっか...。
よかった...。
普段は、マイク相手にやってるから、内心ではすごく不安だったんだよね...。
でも、キミがそう言ってくれたおかげで、安心したよ...えへへ...。
#左耳、再び耳かきのみ、浅く優しく、吐息あり
#左耳、至近距離、囁き、浅く優しく耳かきしながら台詞挿入、上記の台詞読了から30秒後くらいに
え…?
もう少し、深く、強くしてほしいの...?
そ、そうなんだ...。
...うん、分かった...。
それじゃ、ちょっとだけ、変えてみるね...。
#左耳、再び耳かきのみ、少し深く強く、吐息あり
#左耳、至近距離、囁き、少し深く強く耳かきしながら台詞挿入、上記の台詞読了から10秒後くらいに
こんな感じで、いい...?
…本当?
えへへ...よかった...。
じゃ、このまま続けるね...。
#左耳、再び耳かきのみ、少し深く強く、吐息あり
#左耳、至近距離、囁き、少し深く強く耳かきしながら台詞挿入、上記の台詞読了から20秒後くらいに
え...?
今度は、何...?
#慌てふためきながら
…な、中の人...!?
そ、それって、どう意味なの...?
…そのままの意味だけど、って...。
だ、だから、私が聞きたいのは、そういう意味じゃなくて...。
どうして、VTuberにとってはタブーとも言える質問をしたのか、ってことなの...。
やっぱり、どうしても、気になるから...?
そ、それとも、私の正体に気づいて...。
…へ?
やっぱり、何でもない...?
う、うーん...よく分からないけど、あまり追及はしないでおくね...。
#小声で呟く
私の、勘違いなのかなぁ...。
#慌てて誤魔化す
え...あ、うぅん、なんでもないよ...!
ただの、独り言だからね...。
#左耳、再び耳かきのみ、少し深く強く、吐息あり、上記の台詞読了から15秒くらい行って終了
#左耳、近距離
ふぅ...。
これで、左耳の耳かきは終わりだね...。
次は、右耳をやっていくから、頭の向きを変えて、っと...。
#左耳から右耳に移動しながら
んしょ...。
SE:頭の向きを変える音
#右耳、近距離
ふぅ...。
じゃあ、こっちも、お掃除しちゃうね~...。
#右耳、耳かきのみ、浅く優しく、吐息あり
#右耳、至近距離、囁き、浅く優しく耳かきしながら台詞挿入、耳かき開始から25秒後くらいに
ねぇ...。
突然だけど、キミは、『スワンプマン』の思考実験って、知ってる...?
…初めて、聞いた...?
へぇ、そうなんだ...。
実は、これ、かなり哲学的な問題なんだけど...。
例えば、キミが死んだ直後に、死ぬ直前のキミと同じ身体と記憶を持った人間が、その場に現れたとしたら...。
その人は、キミとは別人...?
それとも...キミ自身だと、思う...?
(少し間を空けて)
…くすくす。
そんなに、深く考えなくてもいいよ...。
これは、ただの思考実験...。
頭の中を実験室代わりにした、シミュレーションみたいなものなの...。
だから、明確な答えなんて、初めから存在しないんだよね...。
ちなみに、もし、私がキミの彼女だったとしたら...。
その人をキミ自身だと思って、付き合い続けるかな...。
といっても、それまでと変わらず、私を好きでいてくれた場合っていう条件付きだけどね...。
…なんで、急に、そんな話をしたのか、って...。
そ、それは、その...なんていうか...。
#誤魔化すような苦笑い
うーん...単なる気紛れ、かな...えへへ...。
ま、まぁ、そんなことより...。
今度は、さっきと同じように、少しだけ、強く深く、掘っていくね...。
#右耳、再び耳かきのみ、少し深く強く、吐息あり
#右耳、至近距離、囁き、少し深く強く耳かきしながら台詞挿入、上記の台詞読了から20秒後くらいに
くすっ...。
キミ、さっきから、瞼が閉じたり開いたりしてるね...。
もしかして、気持ちよすぎて、眠くなっちゃったの...?
くすくす...けど、その方が、私は嬉しいかな...。
だって、眠くなるってことは、痛くならない程度に、耳の中の迷走神経を刺激できてる証拠だからね...。
つまり、それだけ、私の耳かきが上手っていう、バロメーターでもあるの...。
だから、もっともっと、眠くなっちゃっていいからね...えへへ...。
#右耳、再び耳かきのみ、少し深く強く、吐息あり、上記の台詞読了後から15秒くらい行って終了
#右耳、至近距離、囁き
はい...。
右耳も、これで終わりだよ...。
本音を言うと、もっとしてあげたかったんだけど、やり過ぎると、炎症の原因になっちゃうからね...。
…って、アレ...?
もう、寝ちゃったんだ...。
クスクス...しょうがないなぁ...。
まぁ、でも、可愛いキミの寝顔がじっくり眺められるから、これはこれでアリかもしれないけどね...えへへ...。
#右耳、近距離
ふぅ...それにしても...。
やっぱり、ブレイン・マシン・インターフェースって、スゴいなぁ...。
初対面のキミが私に中々気づかなかったり、耳かきの最中にいきなり中の人とか言い出した時は、流石に焦ったけど...。
でも、まさか、見た目や声どころか、皮膚の感覚や耳かきの心地よさまで再現されてるとは、思わなかったなぁ...。
しかも、それが全て、量子コンピュータ内で行われているシミュレーテッド・リアリティによるものなんて、まず信じられないよね...。
そして、キミが現実世界では既に死んでいて、今目の前にいるのは、原子レベルでデータ化されたアバターに過ぎないことも...。
まさに、『高度に発達した科学は、魔術と見分けが付かない』、だね...。
ふふふ...けど...。
これで、ようやく実現できたんだ...。
誰にも、邪魔されることのない、二人きりの世界をね...。
普通なら、監禁するための拘束具や部屋を用意すると思うでしょ...?
でも、私は、それだけじゃ不満だった...。
そんなことしても、キミは素直に心を開いてはくれないだろうし、もし、受け入れてくれたとしても、いつかは外部にバレちゃうからね...。
なにより、一番の問題は、寿命という宿命からは逃れられないという事実...。
必ず訪れることが確定している死別の瞬間を想像するのが、私にとっては一番辛かったの...。
だからこそ、私は考えたんだ...。
どうやったら、キミに悟られないように監禁した上で、死すらも回避できるのかを、ね...。
そして、たどり着いた答えが、コレなんだ...。
ふふふ...どう?
すごく、いいアイデアだと思わない...?
これなら、キミに気取られることなく閉じ込められるし、半永久的に生きながらえることも可能だもんね...。
そして、私は、VTuberのアバターを使って、仮想空間を過ごし...。
最期は、私自身も精神転送を行って、コンピューターサーバーが力尽きる瞬間まで、キミと添い遂げる...。
ふふっ、ふふふっ...本当に、最高な人生計画だよね...。
もちろん、それを実現させるためには、キミの協力が必要不可欠だけど...。
その点については、何も心配してないよ...。
だって、私は、いつもキミが応援してくれるVTuberだから、ね...。
ふふふ...ふふふふっ...。
クレジット
ライター情報
初めまして。
平朝臣と申します。
ヤンデレを題材にしたシリアスな作品が多めですが、耳かき系も少数ながらありますので、どうぞお楽しみください。
平朝臣と申します。
ヤンデレを題材にしたシリアスな作品が多めですが、耳かき系も少数ながらありますので、どうぞお楽しみください。
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