- 甘々
- 恋人同士
- 幼なじみ
公開日2022年06月18日 19:16
更新日2022年06月18日 19:16
文字数
1728文字(約 5分46秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
幼馴染から自然と恋人になった二人だが、何にも恋人らしいことを出来ていない。
そんなちょっとした不満を解消しようとするお話。
//:読み方・効果音の指示
[]:場面
女性(演者役):男性(聞き手役)と幼馴染から事実上の恋人になった。
そんなちょっとした不満を解消しようとするお話。
//:読み方・効果音の指示
[]:場面
女性(演者役):男性(聞き手役)と幼馴染から事実上の恋人になった。
本編
あの……急に変なこと聞くけど、深く考えないで素直に答えて欲しいな。
私たちの関係って何なんだろう。
もう、恋人?
//喜んで
そっか。
もう、恋人……そうだね。
私もそう思ってるよ。
何で聞いたのって、君も感じてると思うけど、私たちって恋人らしいことしてなくない?
予定が合えば一緒に過ごすけど、キス、だとか、ハグだとか、そういうの最近全然してないでしょ。
あ、いや……したいって言ってるわけじゃなくて……
私からこんな話切り出してるんだから、欲求不満みたいに見えるかもしれないけど、違うの違うの。
単純に君から私はどう思われてるのかなって気になっただけで。
もちろん、嬉しいよ。
漠然と一緒に過ごしてる時間にも、恋人と時間を共にするっていう大きな意味があった。
何より、私の好きな君もまた私を好きで、私たちの気持ちが通っていることが。
だけどさ、君も、覚えてるよね?
ほら、私たちって……キスは、したことあるじゃない。
あの頃……周りの進んだカップルはもうキスとかしちゃうんだって、クラスで聞いた噂を意識して。
二人とも、そういうことを考えちゃうお年頃で、お互いにするなら君と私とでって考えるくらい、既にただの幼馴染じゃない関係って感じだったし。
成り行きでしちゃったようなところもあるけど、あの時、私は……よかったよ?
だけど、あれからお互いのことより一層特別って意識するようにはなったって感じても、キスみたいなスキンシップは逆に減っていったよね。
私は、君への気持ちがおっきくなってるし、あの時よりも今の方が君のことを好きって言えるんだ。
なのに、なんでか、そういうことは出来ないの。
君も、だよね。
お似合いなのかな。
だからと言って、君に不満があるわけではないし、一緒にいられるだけで十分幸せなんだよ。
えっ? ……本当は?
ど、どうしたの、私のこと見透かしてるみたいに……
多分、同じだから?
そうなの……?
で、でも、君がそう言うあたり、私も同じだって気がする。
本当は……本当は……君と、あの時みたいにキスとか、甘酸っぱいことがしたい。
っていうか、同じってことは、君も、したいんだよね?
……そっか。
やっぱり私たち、お似合いなんだね。
でも、不思議だと思わない?
あの時は、お互いに相手はどう思ってるのか不安だったと思うの。
それなのに、キスとか、大胆なことは出来てしまったんだ。
今は出来ないのに、だよ?
好きになればなるほど、何もできないなんて。
いや、好きだからこそ、なのかな。
君と一緒にいて、キスしたいなって思う時は、君は嫌じゃないかなとか、はしたないと思われたくないとか、今なのかなとか、色々と余計なことが浮かんできちゃうんだ。
特に、キスって、人によっては大事な時にしたいものだし、特別な愛情表現をむやみにしたくないって君が思ってても不思議じゃないから……
だけど、本当はそんなこと、全くなかったんだね。
ふふっ、人を好きになるのも難しいね。
相手の気持ちを気にして、自分の印象を気にして、考えてたら何にも仕掛けられない。
でもさ、だったらなんで、私たちは私たちのことを恋人だと思ってたんだろうね。
お互いのはっきりとした気持ちはわからないのに、お互いに想い合ってるってことは通じてるなんてさ。
いや、お互い、わかってはいたのかな。
でも、相手からはっきりと形にしてもらえなくて、自分から形にするのが怖かったんだと思う。
それもそうだよね。
ただ「好き」っていう一言が言えない私たちなんだもん。
一緒にいて、自然に手繋ぐくらいはするのに、それが限界なんだよ。
私たち、相手を思う優しさを覚えて、自分の気持ちを堂々と形にする大事さを忘れてしまったから。
ねえ、たまにはさ、そんな窮屈な恥じらい忘れて、お互いにわがまま言ってみない?
ずっと、心の中では求めていながら出来てなかったこと、してみない?
いい? よかった。
って、そういう前置きがなければ何にも言葉に出来ないんだもん。
傷付け合うよりはいいけど、私たち、どうしようもないね。
正直、ちょっともどかしかった。
青春みたいな思い切りも大事なんだね。
じゃあ、私から先に言わせてもらうね。
……大好きだよ。 君のこと。
この気持ち、キスしたら伝わるかな。
あ、すっごい恥ずかしがってる。
でも、このドキドキが二人の愛、なんだろうね。
そ、それじゃあ……
目、閉じてくれる?
私たちの関係って何なんだろう。
もう、恋人?
//喜んで
そっか。
もう、恋人……そうだね。
私もそう思ってるよ。
何で聞いたのって、君も感じてると思うけど、私たちって恋人らしいことしてなくない?
予定が合えば一緒に過ごすけど、キス、だとか、ハグだとか、そういうの最近全然してないでしょ。
あ、いや……したいって言ってるわけじゃなくて……
私からこんな話切り出してるんだから、欲求不満みたいに見えるかもしれないけど、違うの違うの。
単純に君から私はどう思われてるのかなって気になっただけで。
もちろん、嬉しいよ。
漠然と一緒に過ごしてる時間にも、恋人と時間を共にするっていう大きな意味があった。
何より、私の好きな君もまた私を好きで、私たちの気持ちが通っていることが。
だけどさ、君も、覚えてるよね?
ほら、私たちって……キスは、したことあるじゃない。
あの頃……周りの進んだカップルはもうキスとかしちゃうんだって、クラスで聞いた噂を意識して。
二人とも、そういうことを考えちゃうお年頃で、お互いにするなら君と私とでって考えるくらい、既にただの幼馴染じゃない関係って感じだったし。
成り行きでしちゃったようなところもあるけど、あの時、私は……よかったよ?
だけど、あれからお互いのことより一層特別って意識するようにはなったって感じても、キスみたいなスキンシップは逆に減っていったよね。
私は、君への気持ちがおっきくなってるし、あの時よりも今の方が君のことを好きって言えるんだ。
なのに、なんでか、そういうことは出来ないの。
君も、だよね。
お似合いなのかな。
だからと言って、君に不満があるわけではないし、一緒にいられるだけで十分幸せなんだよ。
えっ? ……本当は?
ど、どうしたの、私のこと見透かしてるみたいに……
多分、同じだから?
そうなの……?
で、でも、君がそう言うあたり、私も同じだって気がする。
本当は……本当は……君と、あの時みたいにキスとか、甘酸っぱいことがしたい。
っていうか、同じってことは、君も、したいんだよね?
……そっか。
やっぱり私たち、お似合いなんだね。
でも、不思議だと思わない?
あの時は、お互いに相手はどう思ってるのか不安だったと思うの。
それなのに、キスとか、大胆なことは出来てしまったんだ。
今は出来ないのに、だよ?
好きになればなるほど、何もできないなんて。
いや、好きだからこそ、なのかな。
君と一緒にいて、キスしたいなって思う時は、君は嫌じゃないかなとか、はしたないと思われたくないとか、今なのかなとか、色々と余計なことが浮かんできちゃうんだ。
特に、キスって、人によっては大事な時にしたいものだし、特別な愛情表現をむやみにしたくないって君が思ってても不思議じゃないから……
だけど、本当はそんなこと、全くなかったんだね。
ふふっ、人を好きになるのも難しいね。
相手の気持ちを気にして、自分の印象を気にして、考えてたら何にも仕掛けられない。
でもさ、だったらなんで、私たちは私たちのことを恋人だと思ってたんだろうね。
お互いのはっきりとした気持ちはわからないのに、お互いに想い合ってるってことは通じてるなんてさ。
いや、お互い、わかってはいたのかな。
でも、相手からはっきりと形にしてもらえなくて、自分から形にするのが怖かったんだと思う。
それもそうだよね。
ただ「好き」っていう一言が言えない私たちなんだもん。
一緒にいて、自然に手繋ぐくらいはするのに、それが限界なんだよ。
私たち、相手を思う優しさを覚えて、自分の気持ちを堂々と形にする大事さを忘れてしまったから。
ねえ、たまにはさ、そんな窮屈な恥じらい忘れて、お互いにわがまま言ってみない?
ずっと、心の中では求めていながら出来てなかったこと、してみない?
いい? よかった。
って、そういう前置きがなければ何にも言葉に出来ないんだもん。
傷付け合うよりはいいけど、私たち、どうしようもないね。
正直、ちょっともどかしかった。
青春みたいな思い切りも大事なんだね。
じゃあ、私から先に言わせてもらうね。
……大好きだよ。 君のこと。
この気持ち、キスしたら伝わるかな。
あ、すっごい恥ずかしがってる。
でも、このドキドキが二人の愛、なんだろうね。
そ、それじゃあ……
目、閉じてくれる?
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新参者ですが、どうかよろしくお願いします。
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