- 甘々
- 姉
- 告白
公開日2022年07月19日 19:05
更新日2022年07月19日 19:05
文字数
1553文字(約 5分11秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
何年も一緒に暮らしてきた義姉は、弟のあなたに好意を抱いていた。
そんな告白と葛藤のお話。
//:読み方・効果音の指示
[]:場面
お姉ちゃん(演者役):弟くん(聞き手役)の義理の姉。訳あって、弟くんの家の養子になった。
[@家]
そんな告白と葛藤のお話。
//:読み方・効果音の指示
[]:場面
お姉ちゃん(演者役):弟くん(聞き手役)の義理の姉。訳あって、弟くんの家の養子になった。
[@家]
本編
弟くーん、お姉ちゃんお風呂出たよ~!
え、バスタオル……?
あっ、いっけない。
弟くんに前も言われてたのに、お姉ちゃん、またバスタオル姿でリビングまで来ちゃった。
ごめんね、弟くんも男の子だもん、そりゃ、お姉ちゃんのこと気にしちゃうよね。
その……やっぱり、お姉ちゃんのこと、女として見ちゃう……?
だって、今あんまりお姉ちゃんと目が合わせてくれないじゃん。
身体見ちゃうと意識しちゃうからって、申し訳なく思ってるんじゃないかなーって。
あっ……
だったらお姉ちゃん、バスタオルのままはよくないよね!
早く服着てくるね!
//間
ごめんねー、お待たせ。
お風呂……の前に、ちょっといいかな。
お姉ちゃん、弟くんに大事な話がしたいの。
……あのね。
私は弟くんのこと、男として見てるよ?
確かに、初めて会った時から、こうして一人の立派な男性になるまで、その成長を同じ屋根の下で見てきた。
あの頃の幼さとか、私のことをちゃんとお姉ちゃんとして甘えてくれる喜びとか、たまにはケンカとか……。
だけど、もう君も私を見下ろす身長なんだもんね。
ふふっ、かっこいい。
私はね、そんな弟くんの成長を見て、さりげない優しさだって、頼れる男らしさだって、たくさん見て、感じてきてるの。
あと、ちょっぴり強がっちゃう負けず嫌いなところとか?
んふふっ、いいんだよ、可愛げは少しくらいあった方が。
これは、お姉ちゃんの勝手な想像だけど、お家の中で見せる弟くんの姿って、きっと演じてたりしない素の弟くんなんだろうなって思うの。
弟くんは、自然体で優しくて男らしくて、ちょっぴり可愛いんだって。
私は、そんな弟くんが好きになっちゃったんだ。
で、でも……やっぱり葛藤はするというか……だって、姉弟ではあるし……
いくらお姉ちゃんと弟くんの血が繋がってなくて……その、結婚は出来る関係だって言ってもだよ?
少なくとも、形の上では姉弟だし、親がどう思うかとか、全く問題がないわけじゃなくて。
と、というか、一番肝心なものを忘れてた。
弟くんは、どう思うのかな……?
だって、最初は他人だったかもしれないけど、十何年と私のことをお姉ちゃんだと思ってきたでしょ?
そんなお姉ちゃんから好きって言われて、素直に気持ちを受け取ってもらえるとは私も思ってないよ。
でも、いくら弟くんが私のことをお姉ちゃん以上の関係と思ってくれなくても……
私は弟くんのことが、好き。
これが、私の気持ち。
……ふふっ、こんなこと思っちゃうお姉ちゃんで、ごめんね?
えっ、ダメじゃ、ない?
それって、弟くんも、お姉ちゃんのこと……
……わからない?
そっか、優しいんだね。
でも、そんな気がした。
弟くんは優しいから、お姉ちゃんの気持ちに向き合って、だけど、無理して合わせたりもしないように、自分の気持ちを確かめたいんだよね。
そんな弟くんが好きなの。
だから、ぎゅーって、してもいい?
これは、男女としてなのか、姉弟としてなのかはわからないけど……
とにかく、弟くんを感じたい。
弟くんの優しさが欲しくなっちゃったの。
……ぎゅーっ。
//抱き合う
やっぱり、落ち着くんだ。
十何年も一緒にいるんだもん。
弟くんのことはよく知ってる。
弟くんのにおいも、弟くんの体温も。
多分、こうやってずっと一緒に暮らしてきたからこそ、弟くんの全部をわかるし、弟くんも、お姉ちゃんの全部、わかるでしょ?
そんな、信用できて安心できる唯一の男性が、私には弟くんなんだって、気付いちゃったんだ。
ふふっ、弟くん。
離してって言わないと、お姉ちゃん、ずっと弟くんのこと抱き締めちゃうよ?
お姉ちゃんはそれでもいいんだけどね?
はぁい……。
//離す
お姉ちゃんの気持ちは、わかってくれたよね?
でも、絶対に応えてくれなきゃいけないってわけじゃないよ。
弟くんには、弟くんの自由があるから。
お風呂、入るんだよね?
答えは急かさないけど、出来れば、じっくり考えて欲しいな。
……お姉ちゃん、いつまでも待つから。
え、バスタオル……?
あっ、いっけない。
弟くんに前も言われてたのに、お姉ちゃん、またバスタオル姿でリビングまで来ちゃった。
ごめんね、弟くんも男の子だもん、そりゃ、お姉ちゃんのこと気にしちゃうよね。
その……やっぱり、お姉ちゃんのこと、女として見ちゃう……?
だって、今あんまりお姉ちゃんと目が合わせてくれないじゃん。
身体見ちゃうと意識しちゃうからって、申し訳なく思ってるんじゃないかなーって。
あっ……
だったらお姉ちゃん、バスタオルのままはよくないよね!
早く服着てくるね!
//間
ごめんねー、お待たせ。
お風呂……の前に、ちょっといいかな。
お姉ちゃん、弟くんに大事な話がしたいの。
……あのね。
私は弟くんのこと、男として見てるよ?
確かに、初めて会った時から、こうして一人の立派な男性になるまで、その成長を同じ屋根の下で見てきた。
あの頃の幼さとか、私のことをちゃんとお姉ちゃんとして甘えてくれる喜びとか、たまにはケンカとか……。
だけど、もう君も私を見下ろす身長なんだもんね。
ふふっ、かっこいい。
私はね、そんな弟くんの成長を見て、さりげない優しさだって、頼れる男らしさだって、たくさん見て、感じてきてるの。
あと、ちょっぴり強がっちゃう負けず嫌いなところとか?
んふふっ、いいんだよ、可愛げは少しくらいあった方が。
これは、お姉ちゃんの勝手な想像だけど、お家の中で見せる弟くんの姿って、きっと演じてたりしない素の弟くんなんだろうなって思うの。
弟くんは、自然体で優しくて男らしくて、ちょっぴり可愛いんだって。
私は、そんな弟くんが好きになっちゃったんだ。
で、でも……やっぱり葛藤はするというか……だって、姉弟ではあるし……
いくらお姉ちゃんと弟くんの血が繋がってなくて……その、結婚は出来る関係だって言ってもだよ?
少なくとも、形の上では姉弟だし、親がどう思うかとか、全く問題がないわけじゃなくて。
と、というか、一番肝心なものを忘れてた。
弟くんは、どう思うのかな……?
だって、最初は他人だったかもしれないけど、十何年と私のことをお姉ちゃんだと思ってきたでしょ?
そんなお姉ちゃんから好きって言われて、素直に気持ちを受け取ってもらえるとは私も思ってないよ。
でも、いくら弟くんが私のことをお姉ちゃん以上の関係と思ってくれなくても……
私は弟くんのことが、好き。
これが、私の気持ち。
……ふふっ、こんなこと思っちゃうお姉ちゃんで、ごめんね?
えっ、ダメじゃ、ない?
それって、弟くんも、お姉ちゃんのこと……
……わからない?
そっか、優しいんだね。
でも、そんな気がした。
弟くんは優しいから、お姉ちゃんの気持ちに向き合って、だけど、無理して合わせたりもしないように、自分の気持ちを確かめたいんだよね。
そんな弟くんが好きなの。
だから、ぎゅーって、してもいい?
これは、男女としてなのか、姉弟としてなのかはわからないけど……
とにかく、弟くんを感じたい。
弟くんの優しさが欲しくなっちゃったの。
……ぎゅーっ。
//抱き合う
やっぱり、落ち着くんだ。
十何年も一緒にいるんだもん。
弟くんのことはよく知ってる。
弟くんのにおいも、弟くんの体温も。
多分、こうやってずっと一緒に暮らしてきたからこそ、弟くんの全部をわかるし、弟くんも、お姉ちゃんの全部、わかるでしょ?
そんな、信用できて安心できる唯一の男性が、私には弟くんなんだって、気付いちゃったんだ。
ふふっ、弟くん。
離してって言わないと、お姉ちゃん、ずっと弟くんのこと抱き締めちゃうよ?
お姉ちゃんはそれでもいいんだけどね?
はぁい……。
//離す
お姉ちゃんの気持ちは、わかってくれたよね?
でも、絶対に応えてくれなきゃいけないってわけじゃないよ。
弟くんには、弟くんの自由があるから。
お風呂、入るんだよね?
答えは急かさないけど、出来れば、じっくり考えて欲しいな。
……お姉ちゃん、いつまでも待つから。
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あまいのを中心にお話書いてます。
新参者ですが、どうかよろしくお願いします。
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