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幼なじみの女の子を連れて星を見に行く話
written by 松平蒼太郎
  • 甘々
  • 純愛
  • 幼なじみ
  • 両思い
  • 恋愛
  • 告白
  • 天体観測
公開日2022年10月14日 20:50 更新日2022年10月14日 20:50
文字数
999文字(約 3分20秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼なじみ
視聴者役柄
幼なじみ
場所
女性宅→星の見える山
あらすじ
【あらすじ】
幼なじみの女の子に密かに恋心を寄せていたあなた。でも、彼女が家族の都合で引っ越すことを人づてに聞いてしまい、その気持ちを伝えるべく、彼女の家を訪ねる。そして彼女に星を見に行こうと誘い出して…

【登場人物】
・女性…10代半ば~20歳位の女の子
・男性…女の子と同い年くらい。

※本作はフリー台本作家アヲイ様の「【女性向け全年齢】幼なじみの男の子と星を見に行く話」(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16462050)を女性視点から書いたものになります。ご本人様の許可のもと、執筆いたしております。
本編
[女性の家]

(ドアがノックされて開く)


あ、いらっしゃい。
どうしたの、こんな時間に?


え…あ、ごめん。
言ってなかったね、引っ越しすること…


ううん、いいよ。祝いの品なんて。


あれ?でもそれじゃあ何しに来たの?


あ、星を一緒に?


うん…たしかに空、晴れてるね。
星はよく見えるかも。


あ…でもメイクしてない。


え、ええっ!今すぐ⁉︎
もう、強引だなぁ!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


[星が綺麗な山の上]


(足早な足音)


星が見えるのって、この辺なの?


うん…暗いから足元、気をつけてね。


(男性、木の根に躓いて転びかける)


ちょっ、大丈夫⁉︎ 言ってるそばから…!


いや、気をつけるけどさぁ…
自分が一番気をつけてよ?


え?うん…一応大丈夫、だけど…
でもちょっと、歩くペース落として
もらえると嬉しいかな。


手?繋ぐのは別にいいけど……


え、やっぱナシって…
もう、どっちなの?


(2人、しばらく黙って歩く)


ん?……あ、ホントだ。
あそこ、なんか広いね。


でもわたし、運動不足で
そんな走れないんだけど…


そう?じゃあわたしの
ペースでいくね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(荒い息)


ちょ…君、足速すぎ…
もうちょっと、手加減して…


え…何?あ……


(女性、星が綺麗で息を飲む)


う、うん…ホントに綺麗。
プラネタリウムみたい…


あ、あはは…そうだね、
プラネタリウムより綺麗だね。


うん…来て良かった。
連れて来てくれてありがとね。


あ、うん…でも寝転んだら
服が汚れるし…


え……ちょ、わわっ!


(男性、女性の上半身を片手で優しく押し倒す)


ご、強引だなぁ…
でも力強いね…


え、何?どうかした?


何でもない?ならいいけど…


(お互いしばらく黙る)


え、何?なんか言った?


ううん、寝てないよ。なんで?


ん?伝えてないこと?


いいよ、聞くよ。言ってみて。


え……好き?わたしのことが…?


(女性、泣き出す)


…ッ、バカ!バカバカ!
何で今そういうこと言うの⁉︎


(女性がポカポカ男性の肩を叩く)


わたしも君のこと、
ずっと前から好きだった!


そうだよ…わたしだって、君に
迷惑かけたくないから、
引っ越しのこと黙ってたの。


君への気持ちが大したことない
わけない!むしろ、
すごく大きかったんだから…!


ダサくないよ、別に…ていうか、逆。
君の方から告白してきてくれて、
嬉しかったよ。


…ん?作らないよ、彼氏なんて。
君が寂しがり屋なのも知ってるし。
約束する。


君こそ勝手に、わたし以外に
彼女作らないでね?


そう…ありがとう。
その言葉、信じるね。


うん…いいよ。
またここに星を見に来よう。


ん…分かった。
そっち、寄るね…


…するならちゃんと
シてよ?ンッ…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
幼なじみの女の子を連れて星を見に行く話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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