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失敗続きのメイドにお仕置きするはずが、逆に自分がお仕置きされることに!?【ダメメイドによるお仕置きレッスン】
written by タナカジロー
  • ギャグ
  • おねショタ
  • 拘束
  • メイド
  • ショタ
  • お姉さん
  • 天然
公開日2022年10月15日 16:22 更新日2022年10月15日 16:22
文字数
2545文字(約 8分29秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ダメなメイド
視聴者役柄
良家の子息(坊ちゃま)
場所
坊ちゃまの部屋
あらすじ
「わたくしが本当の『おしおき』を教えて差し上げます。」

初めて自分に専属でつくことになったメイド。どこかクールな印象なのに、なぜかメイドとしての能力は壊滅的にダメ。家の方針で「メイドの不始末は、主人が直接の仕置きをもって片をつける」事となっており、あなたはそのメイドにお仕置きをするのですが。

「それではおしおきになりません。」

なぜかダメ出しを受けてしまい、彼女から、お仕置きの何たるかを学ぶ羽目に・・・
本編
【ドアを開ける音。ガチャッ】

坊ちゃま。お呼びになりましたか。

はい。メイドたるもの、ご主人様のお呼び出しには、いついかなる時でも迅速に対応する様、厳しく申しつけられております。

たとえ声に出さずとも、坊ちゃまがわたくしを求めたとき、わたくしもまた、坊ちゃまを求めているのです。


それはそうと、おはようございます。本日もいい天気ですね。

こんな朝にはペパーミントの紅茶はいかがでしょう、気分が穏やかになりますよ。

大丈夫ですか?かしこまりました。それで、ご用は。


はい。坊ちゃまの今日のお召し物ですね。

丁度今、アイロンがけをしていたところで・・・ハッ!

いけない!坊ちゃま、お下がりください!


【燃え盛る炎の音。消化器噴射の音。FO】


はい、その通りです。坊ちゃまにアイロンをかけたての暖かいお召し物を着て頂こうと準備していたのですが、あまりの熱さに服が耐えられなかったようで・・・炎が燃え盛ったところで急遽、消化器による鎮火に踏み切った次第でございます。

いえ、坊ちゃま。アイロンに非はございません。全てはこの私が、アイロンをかけながら吸っていたタバコをうっかり置き忘れていたのが悪いのです。

そりゃそうだろう、と。はい、返す言葉もございません。

この度の不始末、お仕置きをもって清算するしかございません。

坊ちゃまのお父上である旦那様から、「メイドの不始末は、主人が直接の仕置きをもって片をつける」と、厳しく決められているのですから。

わたくしは坊ちゃまの初めてのお付きのメイド。主人の手を煩わせるようで大変心苦しいのですが・・・わたくしも心を決めました。


【衣擦れの音】


何をしてるか?ですか、もう、言わせないで下さい。坊ちゃまがお仕置きをしやすいように、具体的にはお尻を叩きやすいように、タイツを脱いでいるのでございます。


【尻を勢いよく叩く音】


さあ、坊ちゃま。この不出来なメイドにお仕置きを!さぁ!さぁさぁ!


ああ、どんなお仕置きをしてくれ・・・されてしまうのでしょう!

もう、脚もがくがくと、おしりもプルプルと震えております。

ああ、どんな、どんな恐ろしいお仕置きが・・・


【ぺちん、と軽い音】


・・・ん?

坊ちゃま、今のは何でしょう。

一瞬、坊ちゃまの手がわたくしのお尻に触れた様な気がするのですが。

そういうことは夜にお相手させて頂きますから、今は早くお仕置きを!


え。今ので、終わり?


な、なぜですか坊ちゃま!

わたくしがどんな悪事をすればそんな所業を!

せっかくわたくしに訪れたお仕置きのチャンスを、こんな無下にするなんて!

恐ろしい。なんと恐ろしいお仕置き・・・ここまで裏をかかれるなんて。


え?今のがお仕置き?


・・・はああああ~~~(クソデカため息)


坊ちゃま。坊ちゃまは大変お優しい。

今までわたくしがどんなことをしでかしても、笑って許してくださいました。

食後の皿を下げようとしてうっかり机をひっくり返した時も、庭の掃除をしている時にうっかり排水管を壊しても、うっかり来客のカバンに紅茶を全部流し込んでしまった時も、全部笑って許してくださいました。


笑ってはいなかった?失礼、思い出補正が・・・


え?もしかしてわざとやっているのでは、ですって・・・?

坊ちゃま!わたくしを、そんな卑劣なゲス野郎だとは思わないで頂きたい!

けっして、わざと不始末をしでかしているわけではありません!

正真正銘、本気で失敗しているのです!


まぁ、今はそれは置いておいて。
いえ、置きます。
置きます。
置きました。もう触っちゃだめです。バーリア。


しかし、笑って許されるのもここまで、仏の顔も三度までと申します。
はい、三度どころじゃないはもう言っちゃダメです、ルール違反です、ブー。


ここで坊ちゃまがしっかりお仕置きしないと、もうマジで私を止められはしないのですよ。

さぁ坊ちゃま、先程のようなおふざけではなく、本気の、ガチのお仕置きをわたくしめに!

そう言われてもよくわからない・・・確かにそれもそうですね。わたくしのようなお仕置きマイスターでもないと、中々わたくしのようなダメメイドを相手には・・・


ピコーン。ひらめきました。


まず、わたくしめが坊ちゃまにお仕置きをさせて頂きましょう。


坊ちゃまはそれを受けて、お仕置きの何たるかを学び、わたくしに真のお仕置きを与える。

なんということでしょう。これ以上の回答は導き出せそうにありません。

さあ坊ちゃま、早速、わたくしのお仕置きを受けて頂きますよ。

とりあえず、尻を出してください。


おかしい?いいえ、何もおかしなことはございません。

え?ただお仕置きの仕方を教えてくれればいい?ですって?


・・・はああああ~~~(クソデカため息)

お仕置きとは、その身に刻まれて初めてその意味を知ることができるもの。お仕置きを受けたことのない優秀な坊ちゃまにはまだ、お仕置きの真の意味が理解できていないのです。


メイドになって幾星霜、わたくしはこれまで数えきれない失敗を犯し、お仕置きを受け続け、解雇の末の行き倒れのところ、坊ちゃまのお父上に拾って頂きました。

そして今もなお失敗を続け、むしろ最早、逆にお仕置きを求めてやまないこのわたくしが、責任をもって、坊ちゃまをお仕置き界の帝王にしてご覧にいれましょう。


む、逃げようとしていますね。逃がしませんよ。シュバッ。

ザザッ。ガシッ。さあ、背後をとりましたよ。これでもう逃げることはできません。

おとなしく、わたくしのお仕置きを受けるのです。


【囁き】
時に坊ちゃま。一口にお仕置きと言っても、いろんな種類がございます。

精神的に追い詰めるもの、肉体的に痛みを伴うもの、そして

エッチなお仕置き、というものも・・・

快楽によるお仕置きは時に、単なる痛みや羞恥を超えて、お仕置きされたものの心を、淫らに支配してしまうのです・・・


あら、お顔が真っ赤。

これはいけません、さぁ、ベッドに横になりましょう。

はーい、そのまま、身体を楽にしてくださいねー・・・


【カチャッ、カチャッ】


大丈夫です。何も問題はありません。ちょっと四肢をベッドに固定させていただいただけですから。

よし、いくら暴れても外れないようですね。これで準備は万端です。

さあ、坊ちゃま。わたくしめにお仕置きをするために、わたくしのお仕置きを、受けてもらいますよ。



げへへへへ・・・
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
失敗続きのメイドにお仕置きするはずが、逆に自分がお仕置きされることに!?【ダメメイドによるお仕置きレッスン】
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
タナカジロー
ライター情報
pixivにあげていたものを移動中です。

オリジナルのボイス台本を書いています。女性1人読みの男性向けが多いです。

SSとしても読めるものを目指しています。

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