ある日、事務所で仕事をしていると、一人の担当アイドルに話があると言われて、人気のないところに連れ出された。話しているうちに様子がおかしくなった彼女に、いきなりスタンガンで襲いかかられて…？

あ、あの…マネージャーさん。
少しお話が…


は、はい…ここじゃなんですので、
少し移動しても大丈夫ですか…？


ありがとうございます。
それじゃあ、あちらの方へ…


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すみません…お時間
取らせちゃって…


は、はい…その、
質問なんですけど…


マネージャーさんの
受け持ってる担当アイドルの子、
いるじゃないですか。
その子とつ、付き合ってるんですか？


あ、えっと、すみません。
言葉足らずでしたね。


すごく明るくて
派手で友達が多そうな、あの子です。


は、はい…その子と
こ、交際してるんですか…？


で、ですよね…
そんなわけありませんよね…あはは…


ごめんなさい。
早とちりしちゃって。


でも事務所で
そういう噂が流れてた
から気になって…


はい…マネージャーさんの
口から真実を聞きたくて
こうしてお時間いただきました。


でも大丈夫ならよかったです。
マネージャーさんは誰のモノ
でもないんですよね？


よかった…なら、
今ここで力づくで
奪っても問題ありませんね？


もう…避けないでください。
ちゃんとスタンガン
当てられないじゃないですか。


ふふふ…マネージャーさん。
わたし、マネージャーさんの
ことが好きです。


いきなりこんなこと言われても
困りますよね。
ましてやこんな地味女に…


わたし、この事務所の
アイドルの中では、一番地味で
目立たなくて、影の薄い
存在なんですけど…


そんなわたしをマネージャーさんが
引き上げてくれた。アイドルとして
押し上げてくれた。


可愛くなりたい、
みんなから認められたい
っていう、わたしの
願いを叶えてくれた。


だから…そんな素敵な
マネージャーさんを
どうしても欲しくなっちゃって…


はい。一人の女として貴方のことを
愛してます。


これがアイドルとしてあるまじき
言動なのは分かってます。


それでも…この気持ちに
ずっと蓋をしておくのは
無理みたいでした。


あんなに明るくて可愛い子が
本気でアタックしたら、
マネージャーさんは絶対
そっちに行っちゃう…


だから…フリーなうちに
手に入れるんです。
マネージャーさんのこと。


マネージャーさん…
わたしから逃げないでください。


そもそも逃げられませんよね？
後ろは壁なんですから。


わたし、地味ですけど
マネージャーさんのためなら
いくらでも可愛くなりますよ？


マネージャーさんのためなら
どんな服だって着るし、
どんなメイクだってしてみせる。


男の人を魅了する方法は
他ならぬマネージャーさんから
教わりましたから。


マネージャーさんも一人の
男の人ですし…それが
通じないなんてこと、
ありませんよね？


さ、マネージャーさん…
観念して、わたしの愛を
受け取ってください。


ふふ…そう言うと
思ってました。


さすがマネージャーさんです。
お仕事熱心ですね。
そんなところも素敵です。


でも…今はわたしのことだけ
考えてくれないと困ります。


わたしはマネージャーさんのこと
しか考えてませんから。


ふふ…そのキリッとした顔も素敵♡


覚悟してくださいね…マネージャーさん♡


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あーあ…逃げられちゃった。残念。
ちょっと直球で攻めすぎたかな？


ま、いいや。マネージャーさんは
仕事に私情は持ち込まない主義だし、
周りに言いふらす心配もないでしょ。


けど…いつか必ず
貴方のことを手に入れて
みせますからね…？うふふっ♪

・台本（ゆるボイ！）
根暗なヤンデレアイドルに襲いかかられた(物理)
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎