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約束と眠気と君の...
written by 藤碕いちる
  • 添い寝
  • カップル
  • 恋人同士
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1115文字(約 3分43秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
指定なし
あらすじ
今日のために徹夜してまで仕事を終わらせた彼女。一生懸命頑張っていたのに眠気が勝ってしまったよう。
彼のベッドの上でゴロゴロしているうちに、なんで一生懸命頑張っていたのかも忘れてしまったようで...
ちょっと抜けている彼女とベッドでお昼寝しましょう。ちゃんと彼女は思い出すことはできるのでしょうか。
本編
ん?何?

面倒くさいから、嫌。

なにも言ってないけど... その笑顔、散臭いんだもん。
今日は面倒なことはお断り。

君のニオイで幸せになってるんだから、邪魔しないでよ...

いいでしょ。君のベッドって、無駄にお金かけてるから、寝心地最高だし。
やっぱり良いマットは、違うよねぇ...

毛布もふかふかで気持ちいいし。
なにより君のニオイがするから、落ち着くしね。

うーん。幸せ。

(眠そうにあくびをして)ってことで、おやすみ~



(突然思いついたように)あ、一緒に寝る?
抱き枕あった方が、寝やすいし。いい夢見られそうじゃない?


「人を抱き枕扱いするな」って... 眠いんだから、いいじゃない。
たまには、ギューッて抱きしめさせてよ。
減るもんじゃないし。

(ベッドから手を伸ばして、彼をベッドへ引きずり込む)

ほら。こっち。私の隣。


(SE:お布団のガザゴソ音)


(文句を言う彼に)聞こえない~


はぁ。第二の癒やし到着。
むぎゅーってしていい?

するけど。

ギュー。

やっぱり、君って温かいよね。
なんでだろ。落ち着く~

もうちょっとだけ、こうしていさせて?

(呆れたにお終いと言われ、引き剥がされて)
いいじゃん。もうちょっとハグしてたって...

確かにぃ。もうちょっとが、もうちょっとじゃなくなることもあるけど...
いいじゃん。好きなんだし。
そういうことしたくなるのは、むしろフツーでしょ?

ムラムラしなかったら、それはそれで悲しいかも。

私は君のこと、ちゃんと好きだよ?
だから、いつだってイチャイチャしてもいいのに。


あ-もう。うるさい。
目が覚めたら、文句言わずに付き合ってもらうから。
それで、君の大好きな私の声でささやいてあげる。
どう?いい考えじゃない?

え- それも嫌?
いいじゃん。それで。面倒くさい。

(彼に「なんの日だか覚えてる?」と聞かれて)
今日?なんの日?
君も、も誕生日じゃないし...

ヒントちょうだい。

曜日?

違うの?もっと大切な日?

私が一生懸命用意してたって...
私、なんか忘れてる?


えっと... 昨日徹夜して仕事してた、とこまでは覚えてる... でしょ。
それで、色々用意して...
疲れたから、君ん家来て... ゴロゴロしてて...

用意?

えっと...


(正解を思い出して) ごめん。忘れてた。
今日、付き合い始めて1年目の記念日じゃない!

用意してきたのに忘れてた...
ケーキも頼んどいたのに...
昨日の徹夜は、今日、君といるためだったじゃん...

ごめん。でも、ちょっとだけ寝させて?
起きたら、もうちょっと頭回ってると思うから。


うん。ごめんね?

ごめんついでに、もう一回むぎゅーてさせて?

ギュー。
君の成分はちょっと足りないけど...
今はこれぐらいで、満足。

適当な時間に起こして?
そうしたら、ケーキ取りに行って、お祝いしたら、夜はね?

色々用意したから、楽しみにしてて?

ごめん。本当にもう無理みたい…
(大きなあくびをして)おやすみ...
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
約束と眠気と君の...
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
藤碕いちる
ライター情報
藤碕綾いちるです。ご覧いただきありがとうございます。
全年齢に特化した台本師だったはずなのですが、
最近はR18のシチュエーション台本も書いております。

泣いたり、ほのぼのしたり。
優しい時間をお送りできるように頑張っています。

珍しいテイストの台本が多いと思いますので、
気になったものは是非物語としてでも読んでやって下さい。


「碕」の字が珍しいのは些細なこだわりです。
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