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お姉ちゃんとの微妙な関係
written by 藤碕いちる
  • ラブラブ
  • 甘々
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1033文字(約 3分27秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
場所
指定なし
あらすじ
昔からお姉ちゃんが好きなアナタ。実はお姉ちゃんもアナタが好き。
そんな二人の関係が変わる時。こんなちょっと嫉妬したシチュエーションなのかもしれません。
本編
珍しく浮かない顔してるわね。どうしたの?
何かあった?


なんでもないって... そうは見えないんだけど...

ちょっとごめんね。おでこ触るわよ?

うーん。熱はなさそうだけど...
ちゃんと計った方がいいかしらね。

君は、小さい頃からよく熱出してたし...
顔真っ赤にして、可愛かったのよね。


あら?本当よ?
潤んだ目で「僕、お姉ちゃんと一緒に遊びたいの」なんて言われたら、守りたくなっちゃうじゃない。
一緒に寝て、私が熱を出しちゃうのもいつものパターンだったわよね。

いつからか、誰かさんが添い寝すらさせてくれなくなっちゃったけど...
お姉ちゃんは寂しいんだけどなぁ...

もっと甘えてくれていいのに。


(ゴソゴソと部屋をあさる音)

確かこの辺に体温計... やっぱりあった。

心配だから、熱はかって?
ほら、体温計。

大丈夫じゃなくて、測って。
お姉ちゃんを安心させて。ね?

(体温計の音)

計り終わった?
隠してないで、お姉ちゃんに見せて。
困る事なんてないでしょ?


表示消して渡すなんて、素直じゃないなぁ。

でも、こういうのって前回の値が残ってるモノなのよね。
残念でした。

熱は無い、か。よかった~


「大丈夫」って言われても...
全然大丈夫そうに見えないのよねぇ...

お腹痛い?寒気がする?


違うの?あとは...
そうだ。お腹空いちゃったとか?

もう、いい時間だし... お夜食でも作る?


お夜食は要らないの?


そう。それじゃあ... お姉ちゃんに言えないことでもあるの?


ふふふ。顔を背けたってことはあたりね。

ほら、こっちを向いて。
どうしたの?顔真っ赤じゃない。


顔が違い?

あら、ごめんなさい。
もう大きくなったんだから、弟だってこんなことしちゃいけないわよね?

それで、私のことでしょ。違う?


さっきの人? ああ、あの人のこと?
なぁに。のぞき見してたの?

大学の先輩。夜遅いからって、車で送ってくれたの。


本当にそれだけ?って...
私が疑われているの?

君が思っているほど、悪い人じゃないと思うけど?


なに?大声出して。
嘘か本当かは確かにわからないわね。
君は、彼と話したことすら無いんだもの。


私がとられてしまいそうで嫌だ?
君のお姉ちゃんであることには、変わりないわよ?

とられる、とられないって...

もしかして...お姉ちゃんをからかってるの?


からかってなんかいないって...
それじゃあ...

(突然、弟からキスをする)

(「こういう意味で好き!」と言われて、弟を引き留めて)
ちょっと待って!本当に?嘘じゃ無いわよね?

嬉しい... 私もあなたがずっと好きだったのよ。
こういう意味でね。(リップ音)

ねぇ、後悔しない?

しないんだったら、君に全部あげる。(リップ音)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
お姉ちゃんとの微妙な関係
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
藤碕いちる
ライター情報
藤碕綾いちるです。ご覧いただきありがとうございます。
全年齢に特化した台本師だったはずなのですが、
最近はR18のシチュエーション台本も書いております。

泣いたり、ほのぼのしたり。
優しい時間をお送りできるように頑張っています。

珍しいテイストの台本が多いと思いますので、
気になったものは是非物語としてでも読んでやって下さい。


「碕」の字が珍しいのは些細なこだわりです。
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