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吸血鬼な恋人の眷属になりながら甘々な時間を過ごす
written by 霜月鷹
  • 甘々
  • 添い寝
  • 恋人同士
  • 人外 / モンスター
  • 吸血鬼
公開日2022年10月24日 15:05 更新日2022年10月24日 15:05
文字数
1281文字(約 4分17秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
吸血鬼
視聴者役柄
吸血鬼の恋人
場所
彼女の家
本編
はぁ……はぁ……
ごめん、血を飲むのに夢中になって……その、痛くなかった?
私、昔から興奮すると噛む力を加減できなくなっちゃって──
「全然なんともなかった」……そう、なら良かった。
でも、我慢とかはしちゃダメだよ?
君は今まで色んな事を我慢し続けてきたんだから、私の傍に居る時くらいは自分に素直な君でいてね。
それに、私だって君に痛い事は……その、あんまりしたくないから。
だから血を貰う時も、なるべく痛くしないようにしたくて──え、味の感想?
そ、そうだね……うん、君の血はね、とっても美味しかったよ。
こんなに美味しい血、生まれて初めて飲んだよ……でも美味し過ぎて、ちょっと飲み過ぎちゃったかも。
君、顔色が真っ白……本当は喋るのも大変なんじゃない?
ほら、遠慮しないで私の体に寄りかかって良いよ……うん、そのまま倒れてきちゃって大丈夫。
私は吸血鬼なんだからさ、君一人くらいなら余裕だよ♪

は~い、いらっしゃい♪

君の体、意外と軽いんだね……抱き心地も良くて、とっても素敵だよ。
私の体は……どうかな?
吸血鬼の体ってあんまり温かくないから、ちょっと変な感じがするかもね。
あぁでも、それは君も一緒か……気付いてるかな?
さっきから君の体が、どんどん人間とは別のモノに変わっていってるの。
体が冷たくなって、心臓の鼓動がどんどんゆっくりになって……それはね、君が私の眷属に変わろうとしてるの。
君が私に血を吸われてる時、心の底から私の事を想ってくれた証拠……嬉しいなぁ♪
私は吸血鬼の中じゃ平凡だからさ、吸血した相手を眷属にするにはお互いの同意……私が君を独り占めしたいな~って思って、君がそれに同意してくれないと上手くいかないの。
えっと、だからその……君、私の事を心の底から受け入れてくれたんだね。
ちょっと、そんな目で見ないでよ……恥ずかしいじゃん!
だって君は血も美味しいし、吸血鬼相手でも怖がったりしないで優しくしてくれるし……
それでさ、君の事が大好きだからこのまま独り占めしたいなぁって思いながら血を貰ってたら……なんか君、眷属になり始めて……

私達って、心の底から両想いだったんだね。
うん、私とっても嬉しいよ……君も?
そっか、それは良かった。

でもこれで、君は本当に私の眷属になっちゃうんだね。
とっても嬉しい筈なのに、なんかイマイチ実感湧かないな……ま、それはこれからいっぱい作っていけばいいもんね。
そうだ……吸血鬼の眷属になるとね、人間だった頃とは色々と勝手が変わるの。
太陽が出ている時は外を出歩けななかったり、慣れるまでは苦労する事が沢山あると思うけど……でも安心して。
眷属としての生き方は私が教えてあげるから、心配しなくて良いよ。
だから今は、ゆっくり休もう?
君はまだ貧血でクラクラしてるだろうし……それに私、君の血をいっぱい貰ったから少し眠くなってきちゃった。
飲み過ぎなのは分かってるけどさ、君の血ってちょっとズルいくらい美味しいよね……ふわぁ……ごめん、私もそろそろ限界かも。
今日はこのまま、君のこと抱き枕にしてもいいかな……?
ありがと、それじゃあ……ぎゅ~っと──これでもう、君はどこにも行けないね♪

私達、これからはず~っと一緒だね……それじゃ、おやすみなさい。
とっても美味しい血、ごちそうさまでした♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
吸血鬼な恋人の眷属になりながら甘々な時間を過ごす
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
もし宜しければ、使用実績の方もお願いします…!
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有償・無償問わず演者側キャラクターの性別変更、罰ゲーム等への使用は御遠慮願います。
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