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お姉さんな氷結の魔人はお気に入りの人形が欲しい
written by 松平蒼太郎
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  • 人外 / モンスター
公開日2022年11月06日 17:24 更新日2022年11月06日 17:24
文字数
1823文字(約 6分5秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
魔人
視聴者役柄
勇者代行
場所
ファンタジー世界
あらすじ
勇者代行として魔物と戦っていた貴方は、魔人の女に目をつけられ、戦いを挑まれる。しかし、敵であるはずの彼女はなぜか貴方に気さくに話しかけてきて…?
本編
ふぅん…君が噂の勇者代行くん?
はじめまして。少し君に興味があって
声をかけたのだけれど。


わたし?わたしは魔人。
属性は見ての通り、氷。
触れるもの、何でも凍らせられるわよ。


えぇ。本職の勇者より強いと聞いて
ちょっとお声がけさせてもらったわ。
相手、してくれる?


ありがとう。それじゃあ遠慮なく…うふふ♪


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


へぇ…噂通り、お強いこと。
勇者代行とは思えないわね。
本職の勇者にならないの?


面倒くさい?面白いわね、君。
報酬が良いからやってるの?魔物退治…


そう…金目的か。正直ね。
だったら、今ここでわたしを
倒したらもっと報酬が貰えるってこと?


あら、そう。
賞金首になってたんだ、わたし。
それはとても光栄ね。


って、ちょっと。どこ行くの?
まだ決着はついてないわよ。


(ため息)


君、ホントにめんどくさがりね…
代行とはいえ、とても勇者とは
思えない態度ね…


ま、いいわ。また今度遊びましょう。
それじゃあね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あら、勇者代行くん。
また凍らされにきた?


って、何…その嫌そうな顔。
わたしと会えて嬉しくない?


失礼ね。そんな面倒くさい
女じゃないわよ、わたし。
ちょっと可愛がってあげようと
しただけじゃない。


ダメよ、逃げちゃあ…
せっかく来たんだから
また遊びましょ?ね?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ふぅ…いいわね。
君との戦いは…
とても手応えがある。


ちょっと〜?地べたに座り込む
なんて、わたしのこと舐めてるのかしら?


もぅ…まぁいいわ。わたしも
疲れたし、ちょっと休憩しましょ。
隣、失礼するわね。よいしょ…


(隣に座る)


いいじゃない。そんな
つれないこと言わないでよ。
何度も死闘を繰り広げた仲じゃない。


あら、二回だけ?
そうだったような気がするわね。ふふふ♪


寒い?まぁ仕方ないわね。
わたし、自分では冷気抑えられないもの。


ところで君、そんなにやる気がないのに
どうしてそこそこ強いのかしら?


ふぅん…よかったわね。
魔物と戦う才能に恵まれて。
本職の勇者になればいいのに。


はいはい、知ってるわよ。
面倒くさいんでしょ。


ん?そういえば君…
さっき使ってた剣、
ボロボロだったけど
新しいモノに替えないの?


ケチなのね。早く新しいモノに
替えるか、修理するかしないと
命取りになるわよ?


そうねぇ…なら、ここで氷漬けになる?
わたし専用のお人形さんとか。
君、顔は整ってる方だし。


そ、残念。まぁ気が向いたらいつでも言ってね。
きちんと氷漬けにしてあげるから♡


さ、わたしはそろそろ帰らないと。
魔王様に怒られちゃう。


また遊びながら、お話ししましょ。
それじゃあね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


君、どういうつもり?
わたし以外の魔人に捕まるなんて…
わたし、ちょっとオコなんだけど?


疲れたところを捕まったって…バカ?
君、本当に勇者としてのやる気あるの?


あぁ、そうだったわね…
君、ダウナー系勇者くんだったもんね…


どうするの?魔王様に降伏する?
それともこのまま処刑されちゃう?


脱走…?本気?
できると思ってるの?
わたしが目の前にいるのに?


ふふっ…あはは!
本当に面白いわね、君…!
ちょっと好きになりそう♪


ねぇ…もしよかったら
わたしが外に出してあげましょうか?


罠じゃないわよ。
そこは信じてもらうしかないのだけれど…
どうする?


あら、意外とすんなり頷くのね。
さっきまで罠だって疑ってたのに。


分かったわ。だけど一つだけ
条件を提示させてもらうわね。


えぇ。簡単な話よ。
わたしと契約しましょう。
わたしの眷属として。


あら、ダメよ。
もう条件は提示しちゃったし…
君もここから出たいでしょう?


わたしはいいわよ。別にわたし、
魔王様に忠誠を誓ってるわけじゃないもの。
たまたま魔族側だから引っ付いてただけ。


それより…君を氷のお人形として
愛でてた方が面白そうだし♪


だから…わたしと一緒に来なさい。
これは命令よ。負け犬くん。


ちょっとこの鉄格子、邪魔ね…えいっ。


(檻を壊す)


さ、手早く契約を完了させましょう。
ほら、こっち来て…ンッ…


(キス)


ふふっ…これで君はわたしのモノ。


そうだ。最後にこれ、嵌めてあげるわね。
手、出して?


(指輪を嵌める)


はい、指輪。これで名実ともに
君はわたしの眷属で、お人形。


んー…とりあえず大丈夫そうね。
もう反抗する様子は無さそう。


あーあ…でもちょっと残念。
君ともっと熱いバトルを繰り広げた末に
君を手に入れるっていう、王道的展開を
期待してたのに…


ま、いいか。彼がお気に入りの
人形であることに変わりないんだし。


これからよろしくね…
元勇者で、負け犬のお人形くん♡ ふふふっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
お姉さんな氷結の魔人はお気に入りの人形が欲しい
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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