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四大元素を司るヤンデレ魔導士から逃げられない〜三女・流水の魔導士編〜
written by 松平蒼太郎
  • 敬語
  • ファンタジー
  • 嫉妬
  • インモラル
  • 色仕掛け
  • ヤンデレ
  • 清楚
  • 魔導士
  • お風呂
  • 独占欲
公開日2022年12月16日 06:35 更新日2022年12月16日 06:35
文字数
1894文字(約 6分19秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
魔導士
視聴者役柄
場所
魔導士の家
あらすじ
炎を操る魔導士の女の子に火傷を負わされてから数日、男の部屋に女の子の姉が入ってきた。彼女は男の怪我を一瞬で治し、共にお風呂に入ることを提案する。自分とさほど歳が変わらない女の子とお風呂に入ることを躊躇する男だったが、彼女に押し切られてしまい、結局背中を流されることになったのだが…?
本編
(ノック)


お父様?入ってもよろしいですか?


はい、それでは失礼しますね…


(ドアを開く)


まぁ!お父様ったら、こんなに
包帯ぐるぐる巻きになって…!


妹がとんだ粗相をしでかしたみたいで…
申し訳ございません。


本来はもうちょっと穏便に済ませる
つもりだったのですが…


え?はい。元々お父様は
わたしたちと暮らす予定だったでしょう?


それを妹に迎えに行かせたのですが…


まさかこんな手荒な
真似をするとは
思いませんでした。
本当に申し訳ございません。


まずはそのお怪我を
治さないといけませんね。


少しジッとしててください。
治癒魔法をかけますので…


(治癒魔法)


これで大丈夫でしょうか?
痛いところはございませんか?


よかった…わたしの大事な
お父様が元気になって…


ではお父様。さっそくですが、
親子水入らずでお風呂に入りましょう。


はい!父親と娘がお互いの背中を
流し合う…何もおかしくありませんよね?
むしろ普通です、常識です。


いいじゃないですか。たしかに
わたしとお父様は歳がそんなに
変わりませんが…


わたしは貴方をお父様として
お慕い申し上げております。


この気持ちは何ら変わるところでは
ございません。どうかご理解ください。


さ、お父様のお背中はわたしが
流して差し上げますからね。ふふふっ♪


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お父様?力加減はいかがですか?


かしこまりました。では、
このまま続けますね…


はい?どうしてって…何がですか?


決まっています。わたしが貴方をお父様として
慕うのは、貴方がわたしに魔導士としての
正しい道を示してくださったからです。


そうです。わたしは三女でありながら、
豊富な魔力量と優れた魔力コントロール技術を
持っていました。


ですが、昔のわたしはそれを鼻にかけ、
妹や姉を見下していました。


おかげで姉妹喧嘩も絶えませんでしたが…
そこに救世主の如く現れてくださったのが
お父様です。


それもただ喧嘩を仲裁するだけでなく、
わたしの驕った気持ちを木っ端微塵に
吹き飛ばしてくれました。


はい。今でもよく覚えています。
お父様のあの言葉…


「一番大切なのは魔力量でも、それをコントロールする技術でもない。魔法を何のために、誰のために使うかだ」と…


頭を金槌で殴られた気分でしたね、あの時は…


ですが…おかげで目が覚めました。


わたしが魔導士になりたかったのは
力無き人々を守るためだって。


力を持つわたしたちこそが
魔物や妖魔の類いから、人々を
守らねばならないのだと…
そう思い出したんです。


全てはお父様、貴方のおかげです。


貴方のおかげで、わたしは
正しい道を歩むことができた。


ですから今度はわたしが
貴方に恩返しをする番です。


はい。わたしが貴方に一番にできるのは、
貴方を家族の一員として迎え入れることです。


兄…でもよかったですけれど、
やっぱり父がしっくりくると思いまして。


あの時の貴方はまるでダメな娘を
正しく叱り諭す父親のようでした。


ですから、貴方を父親として
家族の一員にしようと思ったんですけど…
ダメ、でしたか…?


ふふふっ♪ ならよかったです。


今後も尊敬と情愛の念を込めて
お父様と呼ばせていただきますね。


さ、お父様。今度は下の方を
洗って差し上げますね。
正面向いてください。


…お父様?どうされました?
そこでためらう理由は無いと思うのですが…


いえいえ、そんな…
全然気にしませんよ、
お父様のイチモツが見えることくらい…
というか、むしろウェルカムです♡


さ、早く。前を向いてください。


そんなに恥ずかしいですか?
娘に裸を見られることが…


仕方ありませんね…それっ!


(水のローブで縛り上げる)


いかがです?わたし特製の
水魔法で作り上げたロープは…


では正面失礼しますね……は?


あ、いえ、すみません。
少々変な声が…ゴホゴホ…


その焼印…もしかして妹の…


ふふふっ…あの子ったらいい度胸ですね。


姉を差し置いて、お父様を独占しようなどと…
あとでお仕置きしてあげなくては…


とりあえずはその焼印、消させて
いただきますね。失礼致します…


(焼印の箇所に手を触れる)


これで妹との契約は
解除されました。


はい。奴隷の印である焼印が
消えたということは、お父様は
晴れて自由の身ということ。


いえいえ。火属性の焼印を消すなど、
水属性の魔導士のわたしからすれば
赤子の手をひねるも同然。


と、いうわけでお父様…
今からわたしと一戦致しましょう♡


「へっ?」ではありません。
今からヤるのは父と娘の合法的な
スキンシップ。何もおかしなこと
ではないでしょう?


いいえ、待ちません♡


わたし、お父様にこうしてお触りできるのを
楽しみにしてましたから♡


それにお風呂場は水魔法を得意とする
わたしの独壇場。お父様に抵抗する術など
ございません。どうかお覚悟を。


お父様の元気になってるムスコも
わたしがキレイキレイしてあげますからね♡
うふふっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
四大元素を司るヤンデレ魔導士から逃げられない〜三女・流水の魔導士編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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