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崇拝型ヤンデレの年下幼馴染と迎える新婚初夜
written by 松平蒼太郎
  • 純愛
  • 拘束
  • ヤンデレ
  • 後輩
  • 幼なじみ
  • 年下
  • 崇拝型
  • 許嫁
  • 結婚
  • 新婚初夜
公開日2022年12月30日 22:21 更新日2022年12月30日 22:21
文字数
1743文字(約 5分49秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
後輩
視聴者役柄
先輩
場所
あらすじ
高校を卒業した瞬間、貴方は村から抜け出すべく走っていた。都会へ行き、自由を得るために。しかし、数少ない村の出入り口は村の人間に塞がれ、残りの一つは腐れ縁の後輩が塞いでいて…?
本編
せーんぱい?そんなに
慌ててどこ行くんですか?


ふふっ…見事にわたしの
罠にかかってくれたみたいで
嬉しいです。


はい。先輩の家族・親戚・友達、
みーんなあたしの味方です。


もう先輩に逃げ場はありませんので
観念してください。


あははっ♪ まだそんなこと
言ってるんですかぁ?


先輩はあたしと
結婚するしかないんですよ…


どういう意味かは
説明しなくても
分かりますよね?


そうです。元々先輩と
わたしは許嫁なわけです。


これは家同士の付き合いで、
すでに決まってることなんです。


それは先輩も承知でしたよね?


なのになんで、今になって
逃げようとするんですか?
普通におかしいですよね?


へぇ…最初から逃げる気
満々だったんですね。
それは初耳です。


あたしですか?あたしは
最初からOKでしたよ?


はい。だって先輩のこと
好きですから。


むしろなんで先輩が
拒否するのか分かりません。


え、だってこんなに可愛い
年下の幼馴染と結婚できるんですよ?


普通に先輩、人生の勝ち組ですよね?


そこんとこ、ちゃんと理解できてます?


はぁ…これだから先輩は…


自分の恵まれた状況を
カケラも理解してないようですね。
怒りを通り越して哀れみすら覚えます。


ま、いいですけどねー…
これから分からせてあげますし♡
ふふふっ♪


さ、先輩…わたしと一緒に来てください。


もうお分かりですよね?
ここであたしに待ち伏せされてる時点で
先輩は詰みだってこと…


そうです。この村、外への出入り口が
三つしかありませんから。


二つはわたしの親族と友達が
抑えてますし…


残り一つは見ての通り、
わたしが抑えてますから。


ふふっ…わたし一人なら
無理やり突破すればワンチャン、
とか思ってます?甘いですね。


(主人公、村の人間に取り押さえられる)


ほーら…わたしに気を取られて
後ろをおろそかにするから、
捕まっちゃいましたね。残念でした。


さぁ、先輩…村をあげてのご祝儀が
ありますので、とっとと戻りますよ?


どうかご安心を…大人しくしてれば
これ以上手荒なことはしませんから。ねっ?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


はぁ…なんだかドキドキしますね、先輩…


ですよね。先輩も同じ気持ちで
いてくれてよかったです♪ 安心しました。


あー、そっちのドキドキする、ですかぁ…


つまんないですね。あまり人を失望させる
ようなこと言わないでくれます?萎えるので。


ご祝儀は済ませて、これから初夜だってのに…


なんで先輩はロマンのかけらもないことを
平気で言えるんですかねぇ…


ま、いいです。そんなどうしようもない
先輩のことも愛してあげますので。


はい。子どもの頃からの約束でしたから。
高校卒業したら、先輩と結婚するって。


都会?何言ってるんですか?
先輩はこの村でわたしと一生
幸せに暮らすんですよ?


それが村のみんなの総意でもありますし。


都会に行くとかいう夢物語は小説にでも
書いといてください。


あぁ、もう…先輩、本気でうるさいです。
いい加減黙ってください。ンッ…


(ディープキス)


ンハァ…ザマァですね、先輩。
わたしをみくびるから、痛い目見るんですよ?


先輩…わたし、先輩のこと好きですよ。
好きの前に大をつけてもいいです。


腰抜けで勉強も運動も大して
できるわけじゃないですけど…
先輩はわたしのヒーローですから。


昔、先輩を含めた友達みんなで遊んでいて、
わたしだけなぜか森深くに入り込んでしまって…


その時に一番にわたしを
見つけ出してくれたのが先輩なんです。


薄暗い森で泣いてた
わたしに手を差し伸べて、
こう言ってくれましたよね?


「お前がどこに行っても
俺が見つけてやるから」って…


だからわたしも同じです。
先輩がどこに行っても
先輩を見つけ出してみせます。


たとえ先輩が何度逃げ出そうと、
追いかけて追いかけて追いかけて、
捕まえてみせます。


先輩はわたしの光ですから…
わたしも先輩の光になるんです。


都会という暗闇の中に迷い込もうと
してる先輩を、わたしが放っておくわけ
ないじゃないですか。


先輩のこと、愛してますから…
ずーっと一緒にいましょ?ね?


…やっぱり言葉だけじゃ、
気持ちは完全には伝えられませんね。


新婚初夜ですし…これから
わたしと朝まで身体で語り明かしましょう?


無駄な抵抗はやめてくださいね…
家の周りは村の人間で固められてますから。


わたしを押し除けて、外へ逃げても
速攻で取り押さえられるのがオチですので。


諦めてわたしの旦那様になってね…
せーんぱい♡ ふふふっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
崇拝型ヤンデレの年下幼馴染と迎える新婚初夜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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